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虚空の空を、見続けるということ  作者: 林檎蜜柑
日常編
10/13

なんでもない日常(2)(第8編の後)

「お前らは将来結婚するんだぞ。分かってるのか」

「はい………?」

「はい………?」

 俺と律が困惑していた。

「それが実相寺の血統としての「家」を守るということだ。わかったか。私は行き遅れるから、お前らに先を譲ってやる。わかったか」

「………」

「………」

 俺と律の会話は断絶した。


 漫この空気を察知したのか、

「おい、早速電気屋に行くぞ」

 と言い出した。

 漫は8K80インチテレビに夢中になっている。

 こんなでかいテレビいらんだろうに。

「何が悲しぅてこんなデカいテレビでゲームせないかんの?」

「大きさは大正義!」

「いいよな金もちは」

 テレビを物欲しそうに漫が見ているので、放っておいて漫使用PCを見繕っていた。

 別に大学生が使うであろうOFFICEなら10数万で快適な仕様ができるだろう。だからPC売り場に行って、見繕ってきた。

「おい、漫、もう一つの仕事を君は忘れているようだね。テレビにばっかりはしゃいで。PCはどうするんだい」

「うい」

「インチ数で大体大きさは決まるし、10~15万程度出せば問題なくOFFICE系のソフトは快適に使えると思う。テレビは通販で買っても設置は難しいので店で買ってもしょうがないけど、PCは通販で買った方が安いと思う」

「じゃあそうするよ」

 とりあえずテレビの購入だけして(80インチ、8K)PCの発注は俺の仕事になった。

 俺にもなにか買ってくれませんかねぇ………

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