日常
ところにより増減します。
ほーん。
【試練】ねぇ……。
面白そうやん。
あ、紹介が遅れたな、俺は千草薫っちゅうもんや。
千草家の当主でそこそこの一般家庭や。
やくざか何かかと思うたか?
残念外れや。
ただの一般家庭に生まれた現在実家通いの大学生や。
バイトはまだしたことあらへん。
小学校からそのままズルズルと上がってきた何の特徴もない大学生やで。
さて、さっきの話がホンマなら三日後はおもろいことになってるでぇ。
変わるならここやな。
この三日間【試練】とやらの対策でもしよか。
あのGMとやらが言うたもんは録音した中に入ってるはずや。
先ずは情報精査やな。
一般人にできることは限られてくるけどな。
「薫!!入るで!?」
おとんやわ。
「なんや!?」
「今の見たか!?空のやつ!!ゲームとか言うとったやつ!!」
「そんなに興奮せんでも見とったよ。信じるん?」
「信じるも何もあれがホンマやったら大変やんか!!おとんはちょっとスーパーに今日の晩御飯の食材買ってくるからじっとしてるんやで!!」
買い物行くんかいな。
「何でじっとせなあかんねん。俺ちょっと行きたいとこあんねんけど」
「どこや!」
「ホームセンター」
「ほな、お金あげるから買えるもんはよ買ってはよ帰って来ぃ」
「あ、ありがとう」
俺もう大学生やねんけど、まあええか。
貰えるもんは貰っとこ。
「おかんにも挨拶してから行くねんで!」
「分かっとる」
俺のおかんは俺を生んだ後、直ぐに息を引き取った。
だから出かける前は必ずお仏壇に「まんまんちゃん、あん」せなあかん。
「おかん、ちょっと出てくる。ホームセンターに行ってきます」
「おかん、今日の晩御飯買ってくるわ。行ってきます」
これがいつもの日常。