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ラクがしたい冒険者~誰か俺を養って~  作者: あさまえいじ
第一章
16/50

第15話

本日2話目です。よろしくお願いします。

テオが戦っている。やっぱりテオはは凄い。

さっきまでよりもずっと速い。

テオがクビを狙いながらも、脇腹や足にも攻撃していく。

俺とは手数が違う。

それに何より、表情が違う。楽しそうだ。


やっぱり誰かが戦ってくれているのはいい。

とてもラクだ。

でも、楽しそうだ。俺も参加したいな。

でもテオに任せてほしいと言われたから、任せよう。

テオに養ってもらっているうちに俺も回復しよう。

みんなが頑張っているうちはみんなに頼ろう。


side テオ

「ハッ!」

俺は双剣でブラッディーベアに斬りかかる。

何度も何度も、斬りかかる。

キッドに啖呵を切った。任せろと。

なら、責任を果たそう。


S級冒険者になって3年。

3年の間は命がけで戦うことがなかった。

その前は、ずっと命がけだった。

3年の間で「俺」は「私」になった。

かつての仲間とは違う場所にきてしまった。

それでも、俺は冒険者。

危険な状態になることを承知の上で、あえて行う、バカ者だ。

笑えてくるな。ああ、楽しい。

命を懸ける、全力で困難に挑む、新しい仲間ができた気がする。

そうだ、これが終わったらキッドをパーティに誘おう。

あいつとなら、また、面白可笑しく笑えそうだ!

まだ、倒れてくれるなよ、ブラッディーベア。

キッドを口説くセリフを考える時間をくれよ。


俺はまた笑いながら、斬りかかっていく。


side out


sideロイ

キッドから頼まれて大きな岩を探している。

キッドはこっちだと言っていたが、どこにあるんだ。

森の中で4人バラバラで探している。

本来、森の中では固まっている必要がある。

突然の襲撃を想定する必要がある。

でも、今はそんな心配はない。

ブラッディーベアに襲われるか、怯えて森から出てしまった結果、森は静かなものだ。

一部騒音があるが、逆にどこにいるかわかる。

早く探さないと。


「ロイ、こっちだ」

「見つけたか。」

俺はアランに呼ばれ、そちらに向かった。


「これだ、この岩だ。」

デカイな。全体の大きさはブラッディーベアよりも大きい。

でも、この岩、デカイが平べったい。これなら、


「おい、ロイこっちにもあるぞ。」

俺はイザークに呼ばれ、そちらを見に行った。


「どうした、イザーク。」

「あれだ。」

イザークが差した方向を見た。

な、さっきよりもデカイ岩がある。

キッドはどちらのことを言ったんだ?


「どうする、キッドはどちらを考えていったのか分からない。」

「なら、両方使おう。」

「アラン!」


俺はアランが言う両方使うという意味が分からなかった。

「どういう意味だ。」

「平べったい石を土台にして、こっちの岩を上から落とす。」

「そ、そうか」

俺はアランの案を理解した。

土台にブラッディーベアを乗せ、大岩を落とす。


さっき、キッドはブラッディーベアを倒し、全重量を用いて、丸太の芯で押しつぶそうとした。

でも、地面が緩くて、地面にめり込んだ。

衝撃が地面に逃げたんだ。

それで、頭を砕けなかった。


でも岩の硬さで下を固定して、上からこの大岩で落とす。

それで、ブラッディーベアを倒す。


でも、どうやってこれを落とすか。

俺が頭を抱えていると、

「ロイ、急いで罠を作るよ。」

ウィルが簡単そうに言ってくる。

「罠といっても、…」

「この岩を落とすだけだよ。それだけ。いつもやっていることだよ。」


いつも罠を仕掛けることを担当しているウィルが言ってのける。


「イザーク、縄やツタを集めてくれ。アラン落とす場所を設定するから、上から確認してくれ。」

「あいよ。」

「わかった。」


ウィルの指示でアランとイザークが動く。

そうだ。今、やることはこの場所でブラッディーベアを迎え撃つこと。

キッドやテオさんがブラッディーベアと戦っている。

俺達じゃブラッディーベアを倒せない。

少しなら、もたせることができた。でも、あれ以上は無理だ。

ならここで倒す。それしかない。


待ってろ。キッド。


side out


テオが戦っている。

俺はそれを眺めている。

うん、全快ではないけど、かなりいけそうだ。

でも、ロイ達に任せてる、岩使えるかな。

あの平べったいのに押さえつけて、頭を丸太で叩く。

問題はどうやって押さえておくか、だな。

テオ、ロイ、アラン、イザーク、ウィルの誰も抑えられない。

俺しかないかな。

でも、そうしたら、頭を潰せない。

どうしようかな。


あっ、空に炎が上がった。

ロイ達の準備ができたようだな。

あそこまでブラッディーベアを持っていくか。


俺は立ち上がり、丸太を持った。

さて、何度目かわからないが、ブラッディーベア、また飛んでもらうぞ。


side テオ

俺は笑いながら斬っていると、キッドが立ちが上がった。

なんだよ、もっと楽しませろ。


「テオ、用意ができた。ブラッディーベアにはまた飛んでもらう。」

「あ、ああ、わかった。」


俺は少し冷静になりながら、答えた。


キッドは丸太を構え、腰だめの姿勢を突進の構えを整えた。

ブラッディーベアも学習したのか、キッドが構えると、顎を守るように両手で防御の姿勢を取り出した。


「ハッ!」


キッドは突進した。さっきよりも低くそして速い。


グウォォォ


キッドの丸太はブラッディーベアの腹を直撃した。

キッドはそのまま、森の奥までブラッディーベアを押していった。


side out


うおおおお!!

重いい。殴り飛ばすよりも相当力がいる。


イザークが誘導している。この先か、もう少しだ。

平べったい岩がある、ロイとウィルが見えた。

その前に坂ができている。

丸太で積み立てられている

平べったい岩を乗せることが持ち上げるしかないと思っていたが、

このまま載せろということか。よし。


俺がブラッディーベアを岩に乗せた後、離れろという声が聞こえ、その場を離れた。


side ロイ

できた。後はキッドたちに知らせるだけだ。

「ウィル、合図を。」

「ああ。任せて。いけ、炎よ。」


ウィルが空に炎を放った。


イザークは誘導役として、待機している。

アランも配置についている。

ウィルは作業を終えて、満足げだ。


これだけのものを短時間で作り上げた。

岩の吊り上げ、土の盛り上げと丸太の組み上げを合わせて岩の上への押し上げる坂、この両方はこなした。

後はキッドを待とう。いつでもこい。キッド。


グウォォォ


ブラッディーベアの叫び声が聞こえてきた。


きた!


キッドが、ブラッディーベアを、俺達が作った処刑台に上げに来る。

「アラン準備だ」

「おう!」


グウォォォォォォォォォォォ


かなり近くに聞こえる。

イザークが合図を出している。すぐ近くだ。

きた!


キッドがブラッディーベアを運んできた。

「キッドこのまま、上へ!」

「大地よ、押し上げよ!」

ウィルが少し大地を押し上げて、キッドをサポートしている。


ドザァァァァァ


やった。

キッドがブラッディーベアを処刑台に押し上げた。

「キッド離れろ!」

「ああ。」


キッドが離れ、アランが岩を落とした。

大岩がブラッディーベアを押しつぶした。


side out


平べったい岩がブラッディーベアを抑え、大岩で押しつぶた。

俺は平べったい岩を見つけて、大岩も見つけた。

でも両方を使えないから、平べったい岩の上で、丸太で叩くしか考えていなかった。

やはりすごいな、ロイは、アランは、イザークは、ウィルは本当にすごい。


でも押しつぶしても、まだ生きている。

一つ目のクビの傷はテオがやってくれた。

二つ目の押しつぶしはロイ達がやってくれた。

最後の仕上げだ。

俺はブラッディーベアの口に丸太を突っ込んだ。

そして双剣を両方取り出し、身動きをとれないブラッディーベアのクビの傷を広げていく。


ウウウウウウウウウウウウウ


ブラッディーベアの声が出ない。

ブラッディーベアの血が出る。


どれくらい、経ったか、テオも参加して傷を広げていく。

血が出る量がどんどん多くなる。

そして遂にブラッディーベアが力尽きた。


ありがとうございました。

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