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詩集「キマグレタン」  作者: 維酉
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エニウェア

雨は

どんなものにも

降るときは降る

トタン屋根を容赦なく打ち付けたり

安いビニル傘をバタバタと鳴らしたり

バスの天井でダンスすることも

あるときはある


どこか知らない場所

たとえば世界の西の果て

雨は

降るときは降るから

そこでもきっと

最果てでもきっと


いま

あたしの肩を

黒い斑点でもつけながら

濡らしていくみたいに

雨は降る

今日もどこかで

雨は降る

降っていてほしい

なにか平等に降り注ぐものが

この世界には

ひとつくらい

あるにはあってほしい

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