とある貧乳の独り言
巨乳に憧れる時期が私にもありました。
走っては、揺れ。
歩いては、揺れ。
下からの眺めは桃源郷。
天使の力を借りて寄せて上げても届かない、認めたくはないけれど世間では貧乳枠の憧れの巨乳。
そんな貧乳が憧れの巨乳に伝えたい事を書きます。
涼しい店内で優雅にコーヒーを飲む私の隣の席に座った、叱って欲しい系の美人二人組。
大きすぎない上品な巨乳の一人がポツリと「夏になると汗をかくんだよね…。」と憂い顔で呟きました。
そこから始まる巨乳だからこその悩みが、近くの席に座る私にも聞こえてしまい、恥じらいながら下乳の汗を拭くなど経験せずに墓に入るであろう自分には、ハンカチをギリリッと噛み締めたいほど羨ましいと思いながら、見なければいいのについつい己の乳を見た当時の私。
おのれ!おのれ巨乳め!!目の保養です!ありがとうございます!!!っと家に帰ってから叫びました。
そんな私でしたが、歳を重ねる毎に気付いたのです。
あ、これ見てる方が幸せじゃね?
例えば、もし美少女や美少年になれたとしてもウキウキするのは最初だけで、ぶっちゃけ面倒だと思う自分がいるんですよね。それは巨乳にも当てはまるのではと真面目に考えた訳ですよ。
しかもですよ。
ナルシストになる為には、努力と根性と自己愛が必要で、更に持続しなくてはならないのですよ。
そう考えると、うっかり巨乳になれたとしても自分の乳でパインパイーンって楽しむ時間より、巨乳によっておこる大変さの方が多いのでは?と。
もうこれは見て楽しむしかないでしょ!!
少し話は変わりますが、太ももの絶対領域とか屈んだ時に見える胸チラとか最高ですよね。
ちなみに恥じらいがあるとポイント高いです。
見せるつもりのなんてないのに見えてしまった瞬間の「やだ…」って恥じらいの顔とか堪らんですよ。
堂々と見なさいよ的なものも嫌いじゃないですけど、慎みがあってこそのチラリズム。譲れない。
階段を上る時に鞄や手で後ろを隠す人がいるじゃないですか。あれ逆にエロいんですよ。押さえつける事で見えなかった部分がチラッて見えちゃうんですよ。
堂々としてる人にはチラチラと気を使いながらガッツリ見ますけど。ちょっと惜しい感じなんです。
自分にも同じものかあると分かっていても、自分には「萌え」を感じないのです。
いつの間にかチラリズムの話になってしまったので、本題に戻ります。
巨乳…浪漫が詰まった魅惑の果実
実際に巨乳の人には「気持ち悪い事言いやがって」と眉をひそめられるんでしょうけど、ご褒美なので動じませんよ。罵られても構わない。
エロい目で見てますけど、尊敬も憧れもしているし実際に害はありません。ちょっと両手はワキワキしてますけど怖くないですよ。
本音を言えば肩が凝ったら揉んであげたいし、重くて辛いなら下から優しく支えてあげたい。
でも現実はお触り禁止を守ります。
そうそう貧乳の独り言にはなりますが一言だけ。
大変な事も沢山あると思いますが、皆様のおかげで生きる喜びを感じている人もいるのです。
隠さず堂々と、けれど恥じらいも持ちつつ過ごしてください。