変態と変身で変化する日常

『――何故、ヒトは人なのか。いったい人間を人たらしめるものは何なのか。例えば、人がヒトではない精神性や姿形になったとしたら。ソレは人とは違う別の“何か”に成ってしまうとでもいうのだろうか……？』

……こんな風に“少年”には物心付いた時からか、他人には余り理解できない。“ある執着”があった。その執着とは“変身萌え”という稀な性癖……訂正、趣味の事である。

――このお話は、そんな変わり者という意味で“変態”な少年。彼がある時、それまで現実には存在しないと決め付けていた……実際に何かに“変身”する能力、呪い、運命に難儀する少女達と邂逅した事によって起因する。

少年が過ごしていた平凡で普通の日常が、ある日の出来事を境に非日常へ“変化”して行く。それは奇しくも彼にとって望ましい出会いであり、現実。しかし、現実ならば苦労や困難を抱えた者も居る。そんな彼女達を放って置けなかった。だから彼は、彼女達との関わりの中で自分達が共にどう、より良く日常を変えられるのかを探し求め始める。これは、そんな少しばかり“変”な物語。

※この作品にはテーマ的に、人間が別の何かに“変わる・変身・変化・変異・変態する”といった描写が存在します。そういった物に抵抗があったり、不快感を感じたり、生理的に受け付けないような方は念の為にご注意下さいね？

※【カクヨム】さんでも同時投稿しています。

※内容を別作品【trans‐Strands】として書き直します。こちらの作品は完結扱いにします。