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名も無き世界 VRMMO編  作者: 有加田 慧条
序章、或いは始まりのハジマリ
6/26

雷獣戦 ≪受注≫

驚愕の事実が、後書きで明らかに!!

今のうちに誤謝ってきますすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんっ!!!!

買い物が終わり、直から、

「エデン、俺はこれからクエストを受けに行くけど、お前はどうする」

「分かった。一緒に行こう」

と言われ、クエストを受注しに行った。


クエストはどの町のもある【冒険者ギルド】のNPCから受けることができる。

ザ・ギルドとでもいうような、酒場と一緒になったような場所だ。

「っと、悪い。クエストに珍しいのがあったから一日くらい抜けていいか?」

「おい。無責任かこのヤロー」

「大丈夫だって。お前も小さいクエストを受けてみたらどうだ。一日くらいすぐにたつぞ」

とかいいながらクエストを受注していってしまう直。

無責任にもほどがあるだろ。

しょうがないのでクエストをとりあえず受けることにした。

受付の女のヒューマンに話しかける。

「クエストを受けたいんだが、どうすればいい?」

「レベルは1Lvですね。そこのボードから受けたいクエストを見つけてきてください」


右の壁に掛けてある、数十枚の紙が止められているボードを指し示す受付嬢(美人)。

この世界のNPCはかなり高度なAIを持っているために、話しかければ人と話すのとほとんど違いがない会話を楽しむことができる。さらに言えば、一部のクエストボスにもAI機能があるらしい。


ボードを眺めていて、気になったクエスト『雷獣討伐』があったので、聞いてみる。

「この1Lv限定クエストというのはなんだ?」

「そのままの意味です。レベルが1の人のみが受けられるクエストですよ」

「何でこんなにこのクエストの報奨がいいんだ?他のクエストは千フルもあればいいほうだよな。このクエストは三万フルなんだ?」

「それは、直接受けて試してみるといいでしょう。思わぬ出来事があるかもしれませんよ」

「面白そうだな。じゃあそのクエストを受ける」

「わかりました。がんばってください」

「ちなみに、失敗したらどうなるんだ?」

「クエストにもよりますが、このクエストは特に何もありませんね」

「わかった、ならいい」



場所は変わって町の中央の転移門前。

青い円盤らしきのもが縦になっておいてある【ゲート】と呼ばれる光の中に入っていけばそれまでにいったことのある町や、受注しているクエストの場所にいけるようになっている。

一応【ラン草原】に直接通じている門は北南西東に一箇所ずつあるが、町の中心にある一番近い出口である【ゲート】を使うことにした。

とりあえず青い円盤の中に入ってみる。するとあたりが真っ青に染まり、一瞬の浮遊感の後どこか透明な場所に着地した。VRのチュートリアルを受けたほうがいいと言う事にはこんな意味があったのかと思いながら、いつの間にか出現していたウィンドウを操作する。

俺が行ったことのある場所は【始まりの町】しかないため、俺は始まりの町からいけるフィールドの【ラン草原】しか表示されていないと思ったが、そうではなかった。

【ラン草原】の奥に【雷の神殿】というものが出現していて、その目の前に転移できるようだ。


その場所に転移した俺は、かなりきれいな景色に驚いた。

周りを見渡すと、真っ青な空に見渡す限りの草原、ところどころに生えている背の高い木。

今の現実世界ではまず見ることのできない景色に感心しながら、『気配』スキルを使う。

効果範囲ぎりぎりにノンアクティブモンスターの『ホワイトラピッド』がいるのを確認しながら後ろを向く。

そこには崖があり、さらにその中に埋まるようにして神殿が建っていた。

いったいいつから放置されたのかは知らないが、ヨーロッパ風の神殿はところどころ崩れていたりツタが巻きついていたりしている。

とりあえず中に入ってみることにした俺は、ゆっくりと神殿の中を進んでいく。

神殿の中は幅五メートルほどの通路一つのみで、周りの壁はツタで覆われている。

薄暗い通路を進んでいくと、巨大な扉があった。


いかにもな扉からは、かなりのプレッシャーを感じたので、アイテムを装備しなおす。

服の左右についているポケットにポーションを二本差し込みながら、『気配』を使ってみる。

やはり扉の奥には何かいるらしかったが、それだけしか掴めなかった。


もう一度アイテムの整理をした俺は、巨大な扉を開けた。


実は直と春香は恋人同士でしたが、明らかに描写のせいで勘違いさせてますよね………?

一話を少し直しておきました。

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