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いよいよ
すいません、短かったので、存在を忘れてました!
「お兄ちゃん。後一分だからねー。広場の噴水のそばだよー」
「わかってる。朝から五十回は聞いた。お前こそ遅れるなよ」
「ふっふっふ。βテスターの私なら広場を端から端まで一回のジャンプで―――」
「分かってる。それよりも、後三十秒だぞ。」
「あ、やばっ!」
【名も無き世界】が始まるのは、子供の健康を気づかってか、8月1日の午前7時からになっているが、優花は朝二時に起きて、(自分が起きるついでに叩き起こされたようだ)ゲームの中での打ち合わせをうるさいほどしてきた。ちなみに、スキルなどに関してはダイブしてから、とのこと。
「さあ、これからだな。【名も無き世界】」
俺は別にこのゲームで攻略組みになれなくてもいい。俺がしたいのは
「やっぱりゲームだ。楽しまないとな」
楽しんでこそのゲームだ。
「ゲームスタート。【名も無き世界】へダイブ。」
こうして三万人のプレイヤーが【名も無き世界】へとダイブし、世界で推定12万人がVRの世界へと飛び込んだ。
ありがとうです!