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名も無き世界 VRMMO編  作者: 有加田 慧条
序章、或いは始まりのハジマリ
2/26

アバター制作

一週間開けるつもりでしたが、心が「神は言っている……。二日連続で投稿するべきだと……」という電波を拾ったので、気まぐれで投稿します。

 さてと、これからアバターを創りましょうか。

優花に聞いたところによると、VR機器のチュートリアルをやっておくと楽だよー。

とのことで実際にヘルメット状のVR機器をかぶってやってみたが、いきなり真っ白な空間に放り出されたので少しあわてた。

まあ、すぐに頭の中で集中してウィンドウを出すことを覚えたおかげでパニックにはならなかったが下手すると一生のトラウマになるんじゃないだろうか。

そして、念じるとウィンドウが出せることを覚えた俺は、早速背景を変えたりして遊んでみた。結局『大図書館』というのに決めたが、とても落ち着いた空間だった。

やっぱりいいよね図書館。


アバターを創るには、スキャンが必要ですと女性のものっぽい合成音で言われたので、十五分ほどの間動かずに目の前にある人の形をしたホログラムに肉付けされるのを見ていた。

そして、やっとスキャンが終わると、本名とアバターのネームを入力してくださいとのこと。

ちなみに背景は図書館ではなく、自分の部屋がVR機器のプラスチック部分を通して見えている。

本名のところにはもちろん白石裕也と入力。

そして名前のところには少し迷ったが エデン と入力した。本当はその後の8文字ほど付いていたのだが文字数の限界が10文字だったのでやめました。

通るかどうかが不安だったが幸い先にこの名前を使っている人はいなかったらしく、すんなりと通った。

ちなみに性別は、スキャンされた体のなかの顔の部分だけを切り取ったもので決定されるらしく、ネカマプレイは不可能らしい。

そして、自分の種族を決めてくださいといわれたので見てみると、最初は五つの種族からスタートするらしい。


身の回りのβ二人の話によると、それぞれの種族からは特殊な条件をクリアすると上位種族へと変われるらしいが、βではそれぞれの種族からはひとつしか上派生は存在せず、さらに条件が相当厳しいせいでひとつの種族からはたった五人くらいずつしかいなかったらしい。ちなみにヒューマンに上位種はまだ見つかっていないそうだ。それに、外見も変わらないし、取れるスキルが少しだけ増えて、よりそれぞれの種族の特徴が少しだけ特化される程度で、ゲームバランスを壊すほどではないらしい。



始まりの種族

『ヒューマン』:特に長所が無いが、特化したステータスがあがりやすい。


『エルフ』:森の種族。魔法に特化している。その反面、接近戦は苦手。


上位種は ハイエルフ らしい


『ドラゴニュート』:ドラゴンの血を引く者。接近戦に特化している。魔法は苦手。


 上位種は ヒューマニュードラゴン らしい


『ドワーフ』:洞窟の小人族。生産に特化している。戦闘は苦手。魔法は生産系のものならすべて使える。

 

上位種は ドワーフロード らしい

 

『獣人種』さまざまな動物の血を引く者。スピードが高く、半面防御が弱い。魔法も使える。


上位種は ケットシー らしい



ちなみに獣人族は、どの生き物でも自由に選べるらしい。

この中から何を選ぶかといわれれば、獣人族かヒューマンだ。

生産系の行動はするつもりはないからドワーフはなしで、魔法を扱うことはいいのだが、前線で戦いたいからエルフはアウト。

だからといって盾持ちの多い(優花談)ドラゴニューとはいやだ。

となると消去法で獣人族かヒューマンになるのだが、あらかじめやりたいことは決まっている。

スピードアタッカーで、雷系魔法使いをやりたい。

魔法には種類があって、公式ホームページによると、魔法は土・火・水・雷・風・氷・光・闇・ヒール、エンチャント、無属性の十一つによって構成されている。

その中でも、最も早いのは雷で次点が風。となればスピードアタッカーの俺がやることはきまっている。

なので全体的な魔法が使える獣人族よりも、ヒューマンにしたほうがいいと思ったのだ。


ちなみに、最初のポイントはAGIにすべて割り振ると決めている。

これらの理由から、迷わずヒューマンを選択する。


ステータスとスキルを決めてください。という合成音とともに二つにウィンドウが出現する。


エデン ヒューマン Lv1

HP:70

MP:35

STR:10

VIT:10

DEX:10

AGI:10

INT:10

残りポイント:15


スキル1:

スキル2:

スキル3:

スキル4:

スキル5:

スキル6:



ものの見事に平均的なアバターができたぞ…

ちなみに


STR=筋力=攻撃力、武器等を使った防御力等に反映される。

VIT=生命力=HP・耐久等に反映される。

DEX=器用さ=MP消費量・クリティカル・生産成功率等に反映される。

AGI=俊敏性=武器を振り下ろす早さ、移動速度等に反映される。攻撃力にも反映できるが、早さが乗っていないとだめなために使いこなすにはかなりのプレイヤースキルが必要。

INT=知力=MP・魔法能力等に反映される

EXP=経験値


というようなかんじだ。

最初から決めていたとおり、すべてAGIに振る。少ししたら他のステータスにも振るつもりだが、Lv3くらいまではAGI特化で行くつもりだ。

ちなみにAGIだけ詳しいのは事前に公式サイトを見ておいたからだ。


そしてスキルのウィンドウに目を向ける。

そこにはだいたい五百を超えるスキルが載っていた。スキルの多さに目がくらむが、その中に自分が応募したスキルも載っていたので嬉しかった。

この世界のスキルは、一定以上の熟練度になると、スキルが増えたり、威力が上がったり、消費MPが下がったりする。そして、ほとんどのスキルには上位スキルというものが存在し、一定以上の熟練度になると、二つ以上のスキルが合成されたり、より上位のスキルに進化したりするのだ。なのでここに書いてあるスキルは全体の半分も無いかも知れない。

ちなみに俺が応募をして当選したのは『舞』と『状態異常対抗(レジスト)』というスキルだ。

『舞』は、一定の確率でパーティーメンバーにHP回復:MP回復:状態異常回復の中からひとつと、ステータス強化が付いてくる強力なスキルだ。

『状態異常レジスト(対抗)』はその名のとおり一定時間、状態異常を一定の確率で無効化するものだ。


まずは武器系のスキルだな。このスキルをセットしておかないと、セットされていない武器のスキルは使えない。

前記どおりに、『片手剣』を選びスキル1のところにセットする。

そして『雷系統魔法』のスキルを2にセットする。

そして、『雷系魔力』というスキルを3セットする。魔法の属性に対応する魔力が無いと、魔法が使えないので、ほとんどのプレイヤーが手にしているのは総合魔力というスキルだろう。

総合魔力があれば、すべての系統魔法と魔法剣を使うことができる。魔法剣とは、属性を持った特別な剣のことだそうだ。そして、系統魔力というのはひとつの属性に特化していて、魔法の効果が一・五倍になるらしい。そのかわり、他の魔法を使う時にかなりのハンデがあるそうだ。

そして4には、直から勧められた『武術』をセットする。これがあれば、殴る蹴るといった攻撃に対してダメージの上昇、スキルが発生する。

そして5には、悩んだが『武器防御』を入れる。通常の防御では半分はダメージが通るが、これで、武器で敵の攻撃を防いだときに、ダメージを半減、うまくいけばノーダメージにできる。

そして、スキル6には、『気配』というスキルを取る。これは、隠蔽と索敵のセットらしい。

これがあるだけで、ソロでの生存率が跳ね上がるだろう。


後はアバターの姿を変更するだけだが、特に思うことも無かったので眼の色を黒色に変えて、天然パーマーに時々なる髪をまっすぐにして終わらせた。


次はいつになるかわかりませんが、遅くとも来週の月曜には投稿します。

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