鬼ごっこ~目撃~
地球が真っ二つに割れてしまったこの世僕は地球に要らない【ゴミ】と言われてしまい地球とその惑星とのはざまに存在する孤島に連れてこられたそこは無人島かと思いきやかわいいかわいいアンドロイドが13人住んでいた彼女たち僕は彼女たちを全員殺さない限りこの孤島から出ることはできないらしい彼女たちは【13人のアリス】と呼ばれているらしい。
俺、戎野原虎は、鬼ごっこをしている。
「はぁ…はぁ…何してんだ俺・・・・」
そう言いながらさっきまで走ってアリスたちを探していたのをやめ木にもたれかかる木の上を誰かが通りかかるのが見えた。
バサッ!!バサッ!!
「うわっ!!毛虫いっぱい落ちてきやがった!!」
誰かが通った衝撃で木の上から毛虫が虎の服の上に落ちてきた。
「あんまり好きじゃないんだよこうー「うにょっ」っとした生物俺ダメなんだよ~それより!!今誰か通ったぞ」
そう独り言をつぶやきながら木の上を走る何かを必死で虎は追いかけた。
「【うにょうにょ】のお返ししてやる!!」
そう、言いながら全部の自分の力を振り絞り木の上に何かに向かって飛んだ。
普通の人間ならこの無人島に生えている5~6mほど木の頂上に一瞬で辿り着くハズなどないのに虎は辿り着いてしまった。
そんな自分の自分の力に唖然とするしかなかった・・・・・・・。
「えっ・・・・・・まじかよ」
すると、そこには13人のアリスの一人が呆然と立っていた。
「・・・・・・うそ」
その隙を狙って虎はその呆然と立っている13人のアリスの一人を捕まえた。
「つ~かまえた~!!」
捕まえたアリスは逃れようともがいていた。
「ん~っ!!離せっ!!」
虎に捕まえられもがいていたアリスは諦めると虎が喋り出した。
「俺は戎野原虎だ。君は?」
すると、アリスは静かに答えた。
「アリスナンバー7 名前は無い・・・・・。」
「名前がない奴か……君たちほとんどに名前がないらしいから俺がつけろと言われたんだだからつけていいか?」
すると、アリスが虎に聞いた。
「誰に頼まれたんだ?」
「いいや……頼まれたとかじゃないよ。俺がつけたいだ・・・・。」
そう言われアリスは少し間があきアリスは答えた。
「好きにしろ・・・・・・」
すると、虎が少し考えてアリスにこう言った。
「かれあ・・・・・・。嗄彬ってどうだ?」
「うん・・・・・・。嗄彬」
「気に入った。」
「じゃあ決まり。じゃあアリスナンバー7 嗄彬捕獲。」
【残りのアンドロイド【アリス】12体】