鬼ごっこ?!
戎野原虎25歳ニート最近無人島生活になりました。
どこかのテレビ番組みたいだな・・・・・・。
そして俺は昨日アンドロイドの【アリス】という機種13体に浜辺で会ってビビったまま寝こけてしまったのだ。
だが、今朝起きるとそのアンドロイドたちはもう浜辺にはいなかった。
「ったく……どこいったんだよ……」
そう周りを探していると上にそびえたつ大きな城からピョンピョン飛び降りてくる何かが見えた。
「何かくる・・・・・」
すると、また昨日みたいに浜辺にアンドロイドのアリスたちが並び始めた。
「戎野原虎。アリスナンバー1 砂雷よ。よろしく……」
「よろしく……」
するといきなり砂雷が虎に提案をした。
「鬼ごっこしない?」
「鬼ごっこ?」
「そう。でも、もちろんハンデアリの鬼ごっこ」
「ハンデアリ・・・・・・・」
「どう?」
「ハンデってどんなハンデだよ。」
すると、砂雷が大まかに説明した。
「ハンデは私たちが逃げる方あなたが捕まえる方ねあなたは私たちに何回でも攻撃して逃げる邪魔をすることができる。私たちは13人で2回捕まえる邪魔ができる。どう大丈夫かしら?」
砂雷は虎に優しく聞いた。
「大丈夫だよ。その前に皆にも名前あるの?」
虎が砂雷に聞くと
「まだ私しか無いわ・・・・・・・他の子はできたばかりみたいだしあなたがつけたら?この鬼ごっこ捕まえたときに呼んであげたらいいじゃない!!」
虎はいずれ倒さなければならない相手の名前を付けることになってしまった。
「決定ー!!」
「それじゃあ虎は皆12人分の名前を考えることあわよくば私の名前も考えること!!」
そう言い残し砂雷は笛の音を鳴らし鬼ごっこをスタートさせた。
そしてアンドロイドと虎のハンデアリの鬼ごっこが始まった。