バーガー屋さん
お昼に、バーガーを食べようとバーガー屋さんに行った。
ありきたりの毎日。
注文して会計を済ませ、席に届くのを娘と待っていた。
しばらくして、店員さんが来た。
明るい声と笑顔が目に入ったかと思うと、トレイを置く前にテーブルを拭いてくれた。
快適に食べられるように、という心配りを感じた瞬間、自然と「ありがとう」と言葉がこぼれ落ちていた。
店員さんは嬉しそうに、けど控え目に「とんでもございません」と笑顔で返してくれた。
その後もその店員さんが目に入り見ていると、他のテーブルに注文を届けに行く途中だった。
にもかかわらず、おじいちゃんが食べ終わって席を離れようと立ち上がったのが目に入ったのか、店員さんは優しく「そのままにしておいて下さいね」とおじいちゃんに声をかけて気遣っていた。
注文を届ける途中だったのにそこまでお客さんの事を見る事ができていて、声かけまでやって見せるなんて凄すぎた。
もしかして、私が気付いていなかっただけで、今までもこうした温かい接客を受けていたのだとしたら。
それに気づかず過ごしていた時間は無関心そのものだった。
私は、お金で買った食べ物をただ食べるだけの人になっていたのかもしれない。
その店員さんの、人柄が滲み出たような温かい接客に気づけたことは、幸せだった。
ねぇみんな、ここに素敵な人がいたよ。




