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運ゲー野郎のモブ転生――ダンジョン連合vs運営政府  作者: ひとしずくの鯨
最終部 そこが地獄の一丁目な件
92/129

第52番地 各部隊の機体編成

 第3(第12)人格は新たな女王の布告に目を通しておった。各部隊からの編成の報告を受けてのものであった――第2はアルファ・ベータ・ガンマの分岐3体、第4は4自身と第23の分岐2体、己のところは己に加え7の分岐2体。


 採用したい機体を申し出よとのことであった。必要があれば、女王が調整するとのこと。




 第3人格には心中に一つのもくろみがあった。そのためには、第4に「風神・雷神」機体を選択させる必要があった。多少のつきあいがあれば、親切心を装って勧めることもできたが、関係は最悪と来ている。


 ひとつひらめく。彼自身が女王に宛てた報告書――各ダンジョンに展開された『ランダム配置』に関する報告書を公開すること。これを読めば、『地獄巡り』に引き込む罠となっていることは一目瞭然。ならば、そこの属性アップ下で最強のコンビ機体の一つである『風神・雷神』は当然選択すべきとなろう。彼はこれで第4人格を動かせると踏んだ。


 念のために、この公開に問題がないか検討し――己自身の報告書であり、女王から極秘扱いの指定もなければ、問題無いと結論づけた。それから、ポチッとばかりに公開ボタンを押してから、顔をにやつかせた。

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