表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運ゲー野郎のモブ転生――ダンジョン連合vs運営政府  作者: ひとしずくの鯨
最終部 そこが地獄の一丁目な件
89/131

49番地 第4人格の部隊編成2

「もちろん、やってやりますよ。お師匠様に頼まれたとなればね。それに、母上だろうが、何だろうが、あいつ、あの第12人格を昇格させるなんて信じられませんぜ。しかも、お師匠様より上なんて。母上などとあがめる気にもなりませんわ」


 迎えに来てくれた『猿もどき』が、意気軒高いきけんこうに答える。


「いや、そうではなく、もっと慎重に」と第4人格は言ってはみたが、まさにどこ吹く風。


「どんな奴が相手であれ、任せてくださいよ。何より、あの第12人格をコテンパンにのしてやりますよ」


(どうやら、この者の心は決まったらしい。あとは残りの第23人格に確認か)




 第6人格を訪問した、その帰路であった。第3に続いて、彼にまで断られてしまった。彼自身も女王の布告には接していたようで、いわく、


「この4ダンジョンの中で中心をなすは、間違いなく『地獄巡り』。そなたは、その福ちゃんのまま行くのだろう。ただ、支える者としては、わしよりそなたの弟子たる第23人格の方がずっと適任。あのダンジョンは属性アップで有名。ならば、コンビ機体の風神・雷神が最強格、そしてその力を最大限発揮させるのに、分岐人格にくはない」


 まったく、ダルマちゃんとか福ちゃんとかずいぶんと可愛らしい呼び方をしてくれるわ。可愛らしさを優先して、この機体を選んでおる訳ではないのだがな。


「お師匠様たちがいなくなって、あいつ、あの第12人格に上に立たれ、こきつかわれるなんて最悪ですぜ。お師匠様ともども母海ぼかいの底に沈んだ方がましですぜ」


 まったく、こいつはこいつで好き放題言ってくれておるわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ