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運ゲー野郎のモブ転生――ダンジョン連合vs運営政府  作者: ひとしずくの鯨
最終部 そこが地獄の一丁目な件
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20番地 進み行く協力8

 ダンジョン『ぺろぺろ』のアビリティがランダム配置であることには驚かされた。俺の憧れのアビリティだ。そして、彼のアビリティにより、召喚師殺害の魔の手に対抗する最強の布陣を組むを得た。


 彼は現在総計116部屋にランダム配置を設置できた。この数は彼のダンジョンの総数に対応する。つまり、自らのダンジョンの全部屋にランダム配置を展開できるのである。ある部屋に入ると強制的に他の部屋に移動する。これに遭遇すると、敵は自分がどこにいるか分からなくなる。それにより、攻め込んだ敵がマスターの部屋に至るのを難しくする。これがこのアビリティの本来の用法である。


 ところで、移動先はあくまで運任せであり、『ぺろぺろ』のマスターもこれを指定できない。他方、移動数は指定できる。

 そして、その布陣とは以下となる。

 まず、移動数は1回のみとする。

 そして、ランダム配置の展開であるが、

 ――3つのダンジョン『運ゲー野郎』、『無勝堂』、『ぺろぺろ』の地下1層の最初の間に各一。

 ――残り113は全て『地獄巡り』にある部屋とする。つまり、敵をほぼほぼ『地獄巡り』にて対処しようという訳である。


 これは『地獄巡り』のマスターの提案によるものだった。その理由は、まずは『地獄巡り』が最強であること。そして、これが決定的であるのだが、そのダンジョンの召喚師が既に亡くなっていること。後者の理由を出されて、反対するマスターはおらなかった。


 とにかく召喚師の殺害を企てる者たちの正体が分かるまで、この配置で行くことになった。攻めて来た敵が、召喚師を狙っているのかそうでないかを見分けるすべは現状なかった。


 可能性は低いが、他の3つのダンジョンに敵が進む場合もある。その際は隠し通路を使って、応援に赴くこととした。

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