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運ゲー野郎のモブ転生――ダンジョン連合vs運営政府  作者: ひとしずくの鯨
続編2 独立をわが手に(旧題 ヒュプノスとタナトスの大冒険)
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第23話 三助と地走り2

 ダンジョン『箱入り娘』。その最初の間。そこには箱車が一両。そのかたわらには、それに見覚えがあり、また、それゆえに、なぜ、これがここにあるのだろうと首をひねるマスター。


 更にはもう1体、運ゲー野郎の使者である三助スライム。といって、今回、使者の用向きで来た訳ではない。来るのを望んだ理由は、天井から釣り下がるヒモであった。何とか、これに飛びつき、引っ張りたいと。執念という他ない想いに駆られてであった。


 道夫は地走りを連れて行くことを条件に許してくれた。気晴らしになるだろうからと。道夫が心配しておるのは伝わって来た。そして己も同じ気持ちであった。しかし、正直、三助は地走りの状況なり状態なりを良く理解できなかった。


 運営政府の女王だったんだと、道夫は教えてくれたが。それが果たしてどういうことなのか? 彼の頭の中では、運営政府とはダンジョンみないたものであり、その女王とはマスターみたいなものである。ただ、地走りは己と同様、蓮華に召喚してもらった存在である。そして、マスターの道夫に仕えている。それが、実は他のダンジョンのマスターみたいなもの? どういうこと?


 相手が言葉を話せれば、ここら辺を詳しく聞けるのだが、話せぬ以上、どうしようもない。ただ、何となく相手が楽しそうとか辛そうとかいうのは分かる。だから、その様子を見て、拠点から去ろうと地走りを誘ったのは三助の方からであった。そもそも、あの喋る大きな建築物相手に、地走りがとても怖い想いをしたのを、三助は知っておった。


 三助が地走りに『箱入り娘』に行かないかと誘うと、嬉しそうだったので、連れて来た。


「しばらくここにいるから、上で遊んで来なよ」

 と言うと、やはり嬉しそうであった。地走りがダンジョンの内に留まるより、地上を好むのを、三助は知っておった。


「俺たち、友達だし、何よりいい相棒だろう。いつも、近くにいるからさ」


 との言葉とともに送り出した。


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