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運ゲー野郎のモブ転生――ダンジョン連合vs運営政府  作者: ひとしずくの鯨
最終部 そこが地獄の一丁目な件
123/130

83番地 エピローグ5

 ダンジョン『ぺろぺろ』のマスターは相変わらず、歓楽と悦楽のただなかにあった。己の元の世界そのものと化した部屋との合一――これにまさる喜びはなかった。己は部屋へと散逸し、他方で部屋は己へと貫入する。


 ダンジョン『ぺろぺろ』は今回ほぼ戦力にならなかった。侵攻を受けた他ダンジョンへ応援を出すこともなかった。それは、何より、マスターがこのようなざまであったからである。


 それにも関わらず、マスター自身を含め『ぺろぺろ』の者たちが無事であったのは、ダンジョン連合のおかげといえよう。ただ、彼のアビリティ『ランダム配置』がこたびの戦いにて重要な役割を果たしたことを想えば、彼の貢献がまったく無い訳ではないことも、また明らかである。加えていうなら、彼は幸運であったといえよう。ただ、幸運というものは重要である。少なくとも『運ゲー』という言葉がリアリティを持っている間は。


 それに当人は知らなくとも、既に新たな冒険の扉を開いているというのは、しばしばあることである。


 あと1話で本編完結です。10話ぐらいからストック0におちいり、その後もストック0を手堅く?キープする自転車操業にて、ようやく、ここまで来ました。次話では、続編――こういうものを書こうと想っているぐらいですが――についてもお報せしたく想います。

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