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第303話 ゼン爺の何度も鑑定団

「ゼン爺~、おーい」


「おや、スプラさんではないですか」



 農業ギルドを出た俺はドリアさんが教えてくれたゼン爺がシゴキ…農業指導をしている畑へとやってきた。場所は南西の端っこ。辺鄙な場所にある小規模畑だ。


 畑にはゼン爺と10人ほどのプレイヤー。全員が地面にへ垂れ込んでいるが…一人は土を握りしめてブツブツ呟き、別の一人は白目を剥いて天を仰いでいる。なんか変な状態異常にかかってね? 大丈夫?



「丁度良いところに。実はスプラさんにご相談したいことがございましてな」


 畑の入り口まで来てくれた清々しい顔のゼン爺が額の汗を拭きながら話す。


「相談というと、肥料のこと?」

「おや、もしやドリアから聞かれましたかの?」


 実は農業ギルドを出る前にドリアさんから肥料の販売を持ちかけられたのだ。ただ肥料だと高額税金がかかるから販売方法をゼン爺と相談してほしいとのことだった。


「うん、聞いたよ。その件もあるから、時間ができたらでいいんだけど俺の畑に来てくれない? 実は俺もゼン爺に相談したいことがあってさ」

「おお、スプラさんの畑ですか。久しぶりですな…少々お待ちいただけますかな?」


 そう言ってゼン爺は畑で休憩しているプレイヤーたちの元に戻っていく。


 ゼン爺がへ垂れ込んでいるプレイヤーたちに話すと、プレイヤーたちは皆一斉に何度も頷く。そんなに勢いよく頷いて首は大丈夫か?


「話がつきましたので、早速行きましょうかの」


 そう言って足早に俺の畑に向かうゼン爺、年齢によらず歩くのがめちゃ早かった。ついて行けなかったから思わずアリオンを呼び寄せた俺。畑エリアにはエア・ブランコは出没しないからアリオン騎乗はアリだ。



「ああ。ゼンさん、久しぶり!」

「ほほほ、お久しぶりですな、ミクリ嬢」


 ミクリさんがゼン爺を見て駆け寄って来る。そりゃ嬉しいよな、頼れる元同僚の訪問だもんな。


「まずは農屋でよろしいかな? スプラさん」

「はい、まず肥料ですよね」

「え…肥料?」


 なぜかミクリさんが動きを止める。ん? なんで俺を見るんだ? 小さく首を振ってる気がするが……あ、もしかして極楽発砲水を飲まれちゃうとか心配なのかな? 


「ミクリさん、大丈夫ですよ。まだたくさんあったはずですから。それになくなったらまた作ればいいだけですし」

「え、そりゃまだ作ったばっかりだからなくなりはしないけど……本当に見せるの?」


 なぜかすごく心配そうなミクリさん。


 そっか、そんなに極楽発砲水が気に入ってたんだな、ミクリさん。じゃあ、今度、不器用ドリンクサーバーをもう1個作っとくか。たしか材料はトレント木材に仙蜘蛛の糸に…あ、ブルー溶液も必要だったっけ…


「おや、薬草花壇が雑草花壇になってますの。こりゃ誰かに世話の仕方を教えてやらんといかんですな」


 農屋の入り口の花壇を見たゼン爺がため息混じりに言う。他の誰かに世話してもらえるんならありがたい。なんだかんだでこういう基本薬草は必要になるし。


 ブツブツ言いながらゼン爺が農屋に入っていく。


「あ、ゼン爺、これが肥料ね。前のやつがなくなったから、新しく作ったらちょっと違うのができちゃったんだけど」


 ミクリさんが心配している極楽発砲水はあとにしよう。先に終わらすことだけ終わらさないとな。


「ほう、新しい肥料ですか。しかし、先のもの程でなくとも大丈夫です。おそらくあの異人たちにはまだ使いこなせないでしょうからの、はっはっは」


 そう言って笑いながらバイオ肥料の入れ物の蓋を開ける。


「……?」


 なぜか蓋を閉めて不思議そうに俺を見るゼン爺。え、もしかしてもうなくなってた? 


「あ、ごめん、ゼン爺、もしかしてもうなくなってたかな。また作るか…ら…?」


 再びバイオ肥料の蓋を開けて中を覗くゼン爺。今度はずいぶん長い間中を見つめている。なくなってたことがそんなにショックだったのか。


「ゼン爺、大丈夫、すぐに作れると思うから……え?」


「…ん」


 ゼン爺の蓋を持つ手がプルプル震えだす。こりゃ、だいぶショックを受けてるみたいだな。


「ゼン爺、なんなら今すぐ作る…」


「…んじゃ…」


「ゼン爺?」


「なんじゃごりゃあああああああーーー!!!!!」

「うおおっ」


 蓋を頭上に掲げたゼン爺の叫び声が農屋に響いた。なんかデジャブだな…と思いながら後ろにひっくり返って後頭部を痛打する俺だった。




「いやはや、取り乱してすみませなんだ」

「いや、悪いのはこっちだから。あ、これどうそ」


 後頭部を打ち付けて【眩暈】状態になった俺、クラクラしてまともに立っていられなかったため、ストレージにあった最後の全治ポーションを呷ってなんとか回復した。


 で、今は俺を驚かしたことにシュンとするゼン爺に極楽発砲水を提供して気分直しをしてもらうところだ。


「では、いただきますの。久しぶりのですな」


 ゴク…ゴク……ゴクゴクゴクゴクゴク


「ぷっはー、なんですかな、この幸福度MAXのドリンクは。以前のジュースよりも美味いとは」

「あ、これは新しく作ったんだ。美味しんでくれてよかった」


 そこで、コップを置いたゼン爺が真顔で俺を見つめる。


「革命級ですな」

「え? いや、そこまでのジュースでは……」


「この肥料の事です」

「あ、バイオ肥料?」


「確定で作物を進化させ、確定でステータスバフ効果を付与する。品質は最高で+5され収穫量も最大で3倍。このような肥料は確実に王国の農業に革命を起こますぞ」


 革命……いや、歴史上革命起こした人物の末路なんてヤバさしかないだろ。うん、ここは革命は無しと言うことで。


「じゃあ、処分しま…」

「いけません」


 あれ? 否定された?


「湖に流して…」

「無茶です」


「沸騰させて気化させ…」

「だまらっしゃい」


 え、ゼン爺、どした?


「……」

「生産者とは自分が生み出したものには責任を持つ。それが生産者のあるべき姿ですぞ」


 ……なんか、すっごい威厳に満ちた顔で見つめられてるんだが?


「それはつまり?」

「革命を起こす。それがスプラさんの使命ですな」


バタンッ


「スプラ兄ちゃん!」


 迫力満点のゼン爺の顔にどうしようかと戸惑っていたら、その空気をぶち破ってデッカイがドアを開けて駆け込んできた。デッカイ、よくやった! なんかハプニングの臭いしかせんが、それでも今はありがたい。


「どうした、デッカイ」

「チッチャーネさんが大変なんだ」


「え、チッチャーネさん?」

「とにかくすぐに行かないと、早く!」


 どうも思ったよりヤバそうな感じだ。


「ゼン爺、ちょっとごめん」


 デッカイに連れられて小規模畑に向かう。


「痛い痛い~、痛いよお~」


 行ってみると、南国畑の前でチッチャーネさんがお腹を押さえて蹲っている。その隣でミクリさんが背中をさすってあげている。


「どうしたんですか?」

「あ、そこの大きなフルーツを食べたら急にお腹痛いって」


 ミクリさんが巨大フルーツを指して教えてくれる。フルーツを食べたら痛くなった……あ、フルーツってチッチャーネさんが出した種。ってことは、自分で出した種からできたものを食べたからって事か?


「えっと、腹痛の薬ってあったっけな」

『ゆらゆら!』

「え、だめ?」


 ネギ坊から『これは普通じゃないからポーションは利かないよ!』と情報がもたらされる。


「じゃあ、どうすればいい?」

『ゆらゆら…』


 どうやら今回はネギ坊にもわからないらしい。ネギ御坊でも無理となると……これはマズいな。


「痛い痛い、痛いよおお」


 その間にもチッチャーネさんの痛がる声が弱々しくなっていく。顔色も青白い。全身が小さく震えている。


「チッチャーネさん、どの辺が痛いんですか?」

「お、お腹が全部痛いいい」


 苦しそうに応えてくれるチッチャーネさん。だが、問診だけではまったく何もわからない。


「チッチャーネさん、そこの大きな果物食べたら急に痛いって言い出して。ごめん、俺が渡したんだ、そのフルーツ…」


 デッカイが涙ぐみながら話してくれた。


「そっか、大丈夫。なんとかなるから、心配すんな」

「……ごめんなさーい。わーーーん」


 こらえきれなくなったデッカイが涙をポロポロと流す。


「スプラさん、これは“進化思念の暴発”ですぞ!」

「あ、ゼン爺」


 いつの間にか俺の背後に立っていたゼン爺。険しい顔でチッチャーネさんを見つめる。だが、その目がいつもと違う。チッチャーネさんの全身を素早く行ったり来たりを繰り返している。それはあたかも何か素早く動くものを目で追っているかのようだ。


「これは急がねば命が危険に晒されますな」

「ええっ、命?! え、ちょ、急ぐって…何をしたら?」


「体中で暴走する進化思念の力を弱体化させる必要があります」

「弱体化? 何が必要?」


「退化剤が必要です。ですが、退化剤は遥か遠方にしか自生しない植物からしか取れぬもの。ダメもとで薬屋へ行くしかないかと」

「ダメもと……それって…」


「いえ、諦める前にできることは全てするべきでしょう。ラスプの薬屋には一軒腕のいい薬師がおるのでその薬師ならもしかしたら…」

「薬屋?」


「ええ、広場のすぐ隣にある古臭い薬屋です」

「広場…も、もしかしてマジョリカ薬房?」


「おお、ご存じでしたか。そのマジョリカ薬房ならもしかするとその素材があるやもしれません」

「ほ、本当ですか! じゃあすぐに行ってきます。その素材を教えください」


「はい、【溶解液】という非常に希少な素材です。それなりの対価が必要になるでしょうが……」


 ……え? 溶解液? ……なんか聞いたことあるんだが?


 急ぎストレージを探るとすぐに見つかった。


「ゼン爺、それってもしかしてこれのことかな?」


 牛乳瓶ほど茶色い瓶。中にはとろみのある液体が入っている。


 ゼン爺が俺の手元にチラッと視線を落とす。が、何の反応もなく俺を見るとまたすぐに二度見。そして目をゴシゴシと擦ってからの三度見。


「ななな、なんで持っとるんじゃーーーーー!!!」


 完全に族となったゼン爺が眉間に凄い皺を寄せながら【食虫植獣の溶解液】に向かって怒声のような叫びを浴びせてきた。



❖❖❖レイスの部屋❖❖❖


「あーあ、こりゃまた大変なことになってんな」

「せ、先輩、初めて聞きましたよ。なんっすか“進化思念の暴発”って」


「進化リソースのオーバーフローのことだな。急遽作成されたい状態異常らしい」

「それって、もしかしてCNのスキルと関係してます?」


「ああ、CNのスキル【原種進化】によって星獣進化リソースに昇華した種が再度小僧の肥料の100%進化効果がそのまま蓄積させてできた巨大果物。第一進化用、第二進化用、星獣進化用が併存するアホみたいなものを再度【原種進化】持ちのCNが吸収したんだ。バグるに決まってるだろう」

「え! バグなら早く処理しないとCNが壊れちゃいます!」


「はあ、システムバグじゃあ流石に介入せん訳には……いや、待て。ZNがアレをやってる」

「アレ? あ、もしかして【生物究察】っすか? 信頼度MAXで使ってくれるようになるっていう?」


「ああ、生物の事なら何から何まですべてを教えてくれるっていうあのチートスキル……はあ、だからZNの信頼度上限がバカ高くしてあんのに、小僧の奴、当たり前のようにMAXだもんなあ……」

「あ、先輩、ZNが解決策に錬金媒体を使うみたいです。でも錬金媒体なんて何エリアも先のアイテムなんてあるんすかね……あっ」


「それを当たり前のように持ってんだよ、小僧こいつは……はあ」



―――――――――――――

◇達成したこと◇

・ゼン爺を呼びに行く

・ゼン爺のシゴキに精神崩壊しかかってるプレイヤーを哀れに思う

・ゼン爺に極楽発砲水をお出しする

・ゼン爺をバイオ肥料で発狂させる

・ゼン爺から農業に革命を起こすように圧力をかけられる

・チッチャーネが進化思念の暴発

・ゼン爺が【生物究察】で解決策を提示

・解決策をすでに所持済み→ゼン爺発狂



◆ステータス◆

名前:スプラ

種族:小人族

星獣:アリオン[★☆☆☆☆]

肩書:マジョリカの好敵手

職業:多能工

属性:なし

Lv:1

HP:10

MP:10

筋力:1

耐久:1(+33)

敏捷:1(+53)

器用:1

知力:1

≪武器≫ (決断の短刃─絆結─)※筋力不足

≪鎧≫ 仙蜘蛛の真道化服【耐久+33、耐性(斬撃・刺突・熱・冷気・粘着)】

≪足≫ 飛蛇の真道化靴【敏捷+53】

≪アクセサリー≫ 道化師の自然派キャリーセット


◆固有スキル:【マジ本気】

◆スキル:

特殊──【逃走NZ】【危険察知NZ】

保有──【品格】【献身】【騎獣術】【依頼収集】【念和】【土いじり】【熟達の妙技】【眼通力】【薬草の英知】【劇毒取扱】【特級毒物知識】【独り舞台】【鉱物学】

成長──【秘薬Lv10】【石工Lv10】【配達Lv10】【一夜城Lv10】【投擲Lv10】【狙撃Lv10】【料理Lv10】【コーチングLv10】【カッティングLv10】【融合鍛冶Lv6】【解析鍛冶Lv4】【特殊建築Lv4】【散弾狙撃Lv4】【高級料理Lv4】【魔力操作Lv4】【ルーティンワークLv3】【極意の採取Lv2】【上級採掘Lv1】【瘴薬Lv1】【レザークラフトLv1】【裁縫Lv1】【空間描画Lv1】【コスパ料理Lv1】

耐性──【苦痛耐性Lv3】


◆所持金:約900万G

◆従魔:ネギ坊[癒楽草]、チク坊[護針獣]、ペン坊・ミケ坊・タツ坊[岩魔]

◆称号:【不断の開発者】【魁の息吹】【新緑の初友】【自然保護の魁】【農楽の祖】【肩で風を切る】【肩で疾風を巻き起こす】【秘密の仕事人】【秘密の解決者】【秘密の革新者】【不思議ハンター】【不思議開拓者】【巨魁一番槍】【開拓者】【文質彬彬】【器用貧乏】



■【常設クエスト】

<定期納品:一角亭・蜥蜴の尻尾亭・腹ペコ熊の満腹亭……>

■【シークレットクエスト】

<太皇太后の想い> 第二の街復興と独立国家建設

・行政府 0/1

・鍛冶工房 3/2

・薬房 1/2

・住居 0/10

・城壁 北側に10メートル



◆星獣◆

名前:アリオン

種族:星獣[★☆☆☆☆]

契約:小人族スプラ

Lv:20

HP:310

MP:445

筋力:48

耐久:46【+42】

敏捷:120

器用:47

知力:69

装備:

≪鎧≫ 赤猛牛革の馬鎧【耐久+30、耐性(冷気・熱)】

≪アクセサリー≫ 赤猛牛革の鞍【耐久+12】

≪アクセサリー≫ 赤猛牛革の鐙【騎乗者投擲系スキルの精度・威力上昇(小)】

◆固有スキル:【白馬誓魂】

◆スキル:【疾走Lv8】【足蹴Lv1】【噛み付きLv2】【水上疾走Lv1】【かばうLv10】【躍動】【跳躍Lv2】【二段跳び】【守護Lv10】



◆従魔◆

名前:ネギ坊

種族:瘉楽草[★★★★☆]

属性:植物

契約:スプラ(小人族)

Lv:1

HP:10

MP:10

筋力:3

耐久:3

敏捷:0

器用:6

知力:10

装備:

≪葉≫【毒毒毒草】

≪葉≫【爆炎草】

≪葉≫【紫艶草】

◆固有スキル:【超再生】【分蘖】

◆スキル:【劇物取扱】【爆発耐性】【寒気耐性】

◆分蘖体:ネギ丸【月影霊草】ネギ玉【氷華草】ネギコロ【天雷草】


名前:チク坊

種族:護針獣[★☆☆☆☆☆]

属性:依存

契約:スプラ(小人族)

LV:1

HP:20

MP:410

筋力:5

耐久:4

敏捷:14

器用:12

知力:14

装備:なし

固有スキル:【僕を守って】■■■■

スキル:【逃走】


名前:ペン坊、ミケ坊、タツ坊(岩っ子班)

種族:岩魔[★☆]

属性:岩

契約:スプラ(小人族)

LV:1

HP:555

MP:33

筋力:255

耐久:255

敏捷:3

器用:3

知力:3

装備:なし

固有スキル:【岩食】

スキル:【叩き潰しLv1】



◆生産セット◆

・大地の調合セット



◆特殊所持品◆

・魔剣の未完成図面



◆所有物件◆

・農屋

・野菜畑(中)、フルーツ畑(小)、食虫植物畑(小)

・癒楽房(格式Ⅲ)

・極凰洞



◆契約住民◆

・ミクリ【栽培促進】

・ゲンジ【高速播種】

・チッチャーネ【味見】【原種進化】

・デッカイ【益虫使い3】&オッキイ【益獣遣い3】


◆お手伝い◆

・ガガン【???】

・ダガン【???】


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