5,絶対的な壁
モブ1「おめでとさん、まさかアオアシに勝っちまうとはなぁ。」
モブ2「お前の超再生…見てたこっち側も頭がおかしくなりそうだったぜ…。」
獅子王「我がライバルよ…2勝おめでとう!」
ラルクは疲れていたのか誰の声も耳にすることなく大部屋で寝転んだ。
深夜0:00になり閉園したころ…
ラルクは獅子王と一緒に訓練場で戦っていた。
ラルク「獅子王ってカッコいいな」
獅子王「何だ急に?戦ってる途中で俺の気を紛らわすつもりか?」
と二人は拳を交えながら語っていた。
二人が戦って1時間後に1人の男が現れた。
???「こんな時間まで稽古とは…若いねぇ」
ラルク・獅子王「は!?」
その男は何の前触れもなく二人の前に現れた。一瞬で現れたので二人は、驚いていた。
???「どうだい…いっちょ稽古つけてやろうか?」
と二人を見つめて言った。
ラルク「2対1ってことはないよな」
獅子王「舐め過ぎだぞオッサン」
???「うるせぇ!」
男は大声を出しただけで二人をふっ飛ばした。
???「いいからかかってこい。」
二人は一瞬考えて気持ちを整えた。
何の合図も無しに二人は男を襲った。
???「二人がかりでこれかぁ?」
男はまるで酔拳のように二人の攻撃を避けていた。
ラルク「なんで当たんないんだ」
獅子王「このオッサンを殴ってる感覚がないぞ」
???「感がいいなお前。」
二人の攻撃を避けながら次のことを言う。
???「次は俺の攻撃の番だな」
一瞬だった…男が一言発した時には二人は倒れていた。
ラルク・獅子王「?????」
なんで倒れているのか、何をくらったのか全く分からないのだ。
???「面白いだろ?」
獅子王「舐めやがって!」
獅子王が飛び上がって男の喉元に蹴りを入れたら、次の獅子王の体勢は地面に倒れていたのだ。
獅子王「蹴ったはずなのに…腹が痛い…」
???「そりゃ…殴ったからな」
ラルク「嘘だ…動きが速いとかそんなちゃちな者じゃない。」
獅子王「時を飛ばしたのか…」
???「少し合ってるし間違ってもいる。俺のユニーク:絶対王制」
普通は刀を構えて刀を動かして敵に当てるというこの動作があるが、この男は刀を握って敵に当てる…といった構えて刀を動かす動作がないのだ。簡単に言えば自分の都合が悪い事を無かったことにする能力である。
???「お前が蹴っていても俺にとって都合が悪いから無かったことにして、殴ったってことさ…」
ラルク「コイツは異常だ…」
ラルクから見たこの男は悪魔そのものであり、一歩も前に動けなかった。
ドレモラ「こんな所に居たんですかおやっさん。」
???「おうドレモラ、遅かったな。」
ドレモラ「ん?お前はアオアシと戦ってたラルク?でいいのか。」
ラルク「あぁ」
獅子王「俺は獅子王だ!!」
ドレモラは獅子王をスルーした
ドレモラ「もしかしてコイツと遊んでたんですか?」
???「あぁ…少しな」
ドレモラ「帰りますよ、ラルク君お騒がせしてスマンな。」
男はドレモラに強制的に連れて行かれるのであった。
???「また会えるといいな。もしD1の上に来れたらいつでも戦ってやるけどな。」
ドレモラと男が去った後…
ラルク「なんか冷めたし帰るか。」
獅子王「そうだな。」
こうして二人は大部屋に帰るのであった。
軽い人物詳細
ドレモラ 身長2m85cm,体重300kg 男性
28歳独身,料理好き
??? 身長1m80cm,体重85kg 男性
36歳独身,放浪者