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3,毒葬のアオアシ

 アマチュアD3戦午後の部を始めたいと思います。補足としてどうやってD2やD1になるのか特別に教えてあげます。


 D3戦で5連勝でD2に昇格

 一回負ければ0連勝から


 D2戦で5勝でD1に昇格

 一回負けたら一勝分がマイナスされる

 0勝の時点でマイナスになればD3に降格


 となっております。

今のところ4連勝中の獅子王選手がD2昇格に近いですし、期待の新人ラルクがこれから上がってくるかもしれません。

 さて、午後の部の最初はコイツラだ!!


 東側…初戦でトヒナンヘをエグいやり方で倒し、今大会最多の金額を稼いだ若きホープ。

 怒り狂った形相は他の追随を許さない圧倒的スピードを持つこの男。


 一匹狼…ラ…ル…ク!!


 西側…毒を使えば超一流毒に慣れるため自らを毒の沼地に足を踏み入れ生還した男。毒の矢を得意とし、前回までD2にいた異端者。


 毒葬の…アオアシ!!


       バトル…開始!!


アオアシ「D3に上がってきたばかりの新人、大人しく降参して地下暮らしに戻ったほうが身のためだぞ。」


ラルク「俺は…地下の皆を不自由なく暮らしてほしい…だから、お前を殺す。」


 おおっと、ラルクが走り出した…どんどんアオアシに近づいてくるぞ…


アオアシ「毒草樹木どくそうじゅもく


 アオアシの周りに毒を持った木々が出てきました。


アオアシ「毒木硫酸どっきりゅうさん


 木々の皮が剥がれたと思ったら木の蜜がビームの様にラルクめがけて撃ってきました。


 ラルクは蜜ビームを避けましたが、ビームがかかった地面は少し溶けました。


ラルク「酸が異常すぎる程に高い…あんまり近寄れないな。」


 ラルクは一旦アオアシから少し離れたがアオアシの木々が伸び始め先端が尖りドリルのように変形し、ラルクを追いかけるように追跡しました。


アオアシ「逃げてばかりでは倒せない、近づいては毒で殺される。貴方の今いるこの場所は、檻です。貴方は動物。檻から出ようにも出れない醜き動物なのですよ。」


 アオアシの猛攻でラルクはピンチ状態だぞ。もう決着がってしまったのか。


 大部屋では…


モブ2「あ〜あ、やっぱりアオアシには勝てなかったな」


モブ1「剣闘士は時にくじの運も大事ですからね」


獅子王「いや、まだだ…」


モブ3「ラルクは防戦一方なんですよ、これから何ができるんですか?」


獅子王「奴は隠しているものがある。」


モブ1「なんでそんな事がわかるんですか?」


獅子王「カンだ」



 完璧な攻撃と守りを築き上げたアオアシ選手。元D2の実力は伊達ではありません。

 ラルク選手は手も足も出ません。武器のショートソードもアオアシ選手の毒で溶けて既に使い物にならない状態なので実質拳のみという絶望的状況。ラルク選手に勝ち目はあるのか!!

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