表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高校の生徒達  作者: アナログ
6/6

クラスメイトが集まった


「「おはようございます」」


凄く似ている2人の少女がそこにはいた。長いピンク髪の子と短いピンク髪の子だ。

(身長が低く、小学生みたいだなぁ...)


「私の事小学生見たいって思ったでしょ!」


頬を膨らませて長いピンク髪の子の方が言った。


「駄目だよー。初対面の人にそんな口聞いちゃ〜。」


短いピンク髪の子がなだめるように言った。


「分かった…。お姉ちゃんが言うなら…。」


お姉ちゃん?もしかして双子の妹と姉ってやつ?


「あの…。ドアの前に居ると困ります…。」


双子の子の後ろに居たのは、あみぐるみを持った、小柄な白髪の女の子だった。


「ごめんなさい!ほら、中入ろう。」


「うん!」


双子が中に入り、席に座った。姉らしき子の席は黒髪の子の後ろで、その隣が妹らしき子だった。白髪の子は特に何も言うことなく、あみぐるみを持ったまま黒髪の子の隣に座った。

なんであみぐるみ持ってるんだろう…。

私はついつい見てしまっていたが、普通に教科書を読み始めた。

そして数分経った時、保健の先生と入れ替わりにほかのクラスの先生と思われる、ベテランっぽい先生がやって来た。

その先生は言った。


「あら。全員揃ってたのね。」


(え、えーー!!??生徒これだけ?!私も合わせて6人だよ!?少なっ!)


みんなもおどろいたかおをしている。お面をつけてる子に関しては少し安心した顔をしていた。


「えー、今日は入学早々担任が病院送りでごめんなさいね。このクラスの担任、新人さんだったから緊張し過ぎて頭が真っ白だったみたい。という訳だけどとりあえず、入学式は、30分くらい後だから、まずは自己紹介をしてもらおうと思います。お休みの子が2人いるのだけれど、その子は来れた時に紹介して貰う予定よ。」


やはり新人さんだったらしい。緊張してる所に私が「先生教科書…」なんて言ったから…。


「じゃあ、まず坂本さんから自己紹介をお願いします。」


「はい。」


そう返事をしたのは黒髪ストレートの子だった。坂本さんって言うのか。


「名前は、坂本(さかもと) 美心(みしん)です。よろしくお願い致します。」


坂本さんは一度お辞儀(じぎ)すると、席に着いた。


「じゃあ次は野宮(のみや)さんお願いします。」


「は、はいっ…!」


お面をつけている子が返事をした。


「え、えっと…、野宮(のみや) 水音(すいね)ですっ!…あとっ、髪は水色だけど、染めている訳ではありませんっ!」


髪!?そっち?!お面の事には触れちゃいけないのかな…。

水音さんは恥ずかしそうにもじもじしながら、席に着いた。


「それじゃあ、田坂さん。お願いします。」


ついに呼ばれてしまった。第一印象は自己紹介で決まるからなぁ。とりあえず行くか。


田坂(たさか) 優希(ゆき)です!趣味は本を読む事です!よろしくお願いしまーす!」


話し掛けやすそうな人だと思ってもらうために、元気な感じで言ってみたけど大丈夫かなぁ…


「じゃあ次、杉山さんお願いします。」


「はい。」


白髪の子が返事をした。


杉山(すぎやま) 愛美(あみ)です。あみぐるみが好きで、あみぐるみを作ってます。」


愛美さんはあみぐるみ作ってるのか、私も小学生の時に一度作った事があったな。


「次は、桜川 歌乃さんと、桜川 菜乃さんお願いします。」


「「はい。」」


双子のきょうだいが、同時に返事をした。


「歌乃です!菜乃の双子の姉です!」


「菜乃です!お菓子が好きです!」


歌乃ちゃんと菜乃ちゃんか、覚えておこう。


「これで自己紹介は終わりね。ちなみに、野宮さんのお面と、杉山さんのあみぐるみは、許可を取って持ってきているものよ。」


許可取ってたんだ…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ