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第16話、俺?とエルフとお仕事

前回のあらすじ!

キノコ!ティナさん!ようこそギルドへ!


ティナさんの歓迎会で騒ぎに騒いだ翌日、目を覚ますとすぐ隣にティナさんが……なんて展開にはならず、普通に各々の部屋で目を覚ます。


そういえばここ数日間、結構戦闘もしたしレベルとか上がってないかな?


カードを取り出して見てみる。確か前回確認した時はイモムーと戦って3レベになっていたが……


!!!


すごい!!20レベになってる!!!


嬉しさのあまり部屋を飛び出してフィーの部屋に駆け込む。

「フィーさん見てください!レベルが上がってま……」


勢いよく扉を開けると目の前には着替えている最中で半裸のフィーがいた。


「キャッ(裏声)」

フィーは咄嗟に服で胸元を隠す。


「す、すみません!」

直ぐに外に出て扉を閉める。あれ?これ逆じゃない??

てか冷静に考えたら男同士じゃん。今は女だけど。


「リン〜?お待たせ♡どうぞ♡」


そう言いながら扉を開いてくれる。


「もうごめんなさいね〜!ビックリしたわよ〜!!」


「い、いえ、こちらこそすみませんでした…」


「それで…何だったかしら??」


「あ、そうだそうだ。見てください!レベルが20になってます!」

胸を張ってカードを見せる。


「あんらっ!!凄いじゃないリン!新しい魔法覚えたら見せて頂戴ね♡」


「はい!」


「じゃあティナちゃんも呼んでギルドに向かいましょっか!」


というわけでティナさんの部屋の前に立つ。

前回の失敗から学んだ俺はしっかりとノックする。


「ティナさーん!ギルドへ行きましょー!」


………


返事がない。


「ティナさーーん!!!」

強めにノックをする。


……………


返事がない。


ドアノブに手をかけてみると、なんと鍵閉まっていない。

嫌な予感がした俺とフィーは急いで扉を開け中に入る。


「ティナさん!!!!!」


そこには……



枕を抱いて気持ち良さそうに寝ているティナさんがいた!!!!


「えへへ〜アタシに任せなさいよ〜」


寝言言ってる……。


「あのぉ〜ティナさん?」


「ムニャムニャ……」


「ティナさーん」

身体を揺する


「ん…?………リン?」


「おはようございますティナさん」


「お、おはよう……って何でアタシの部屋にいるのよ!?」

ティナさんは驚いて勢いよく起き上がる。


「呼んでも反応が無かったですし、鍵もかかっていなかったので…」


「そうよぉ…?隣に私たちがいるとしても流石に不用心過ぎよ?」


「か…鍵?ってどれ…?」


「「え?」」

俺とフィーはつい顔を見合わせてしまう。


「え、エルフの村じゃ鍵とか使わないし……」


「そうなんですか?」


「じゃあ大切なものとかはどうするの?」


「精霊の加護を応用したりして……」

「それに村じゃそもそも盗難とかもないし…」


「まぁ確かに。結束固いもんね、エルフのみんなは」


「う、うん…」


「それにしても貴女グッスリ寝てたわよ♡」


「っ!だ、だって!村じゃこんなベッド無いし…!!」


「あ〜ふかふかで気持ちよかったんですね」


「べべべ、別にそういうわけじゃ無いけど!!」

「ってか!ギルド行くんでしょ!直ぐ行くから外で待ってて!!」


追い出される様に俺とフィーは外で待つ。


しばらくするとティナさんが出てくる。

「ま、待たせて悪かったわね。行きましょ」


「そういえば、ギルドに何しに行くの?」


「先ずは貴女の冒険者登録よねぇ」

「あとはお仕事ですねっ!」



ギルドに到着すると、俺の時と同じように魔法陣の真ん中で冒険者登録をする。


出来上がったカードを見てみると、やはり全体的にステータスが高い。

「冒険者登録ってこんな感じなのね」


「お疲れ様♡」

「お疲れさまですっ!」


「ん…ありがと」


「それじゃあ早速、新しいクエストでも探しに行きましょう!」





などと意気込んだものの………


「申し訳ありません。現在、この都市でのお仕事が少なくなっておりまして……」

レイラさんは申し訳なさそうに言う。


「何かあったのかしら?」


「いえ!むしろ逆なんです。恐らく、エルフの結界による効果が少なからずこの都市にも影響しておりまして、他の都市に比べて魔物が減ってきているのです!」


「おお!流石エルフの皆さんですね!」


「はい!首都ティエスに住む皆さんを代表してお礼を言わせて下さい」


「べ、別に凄いのは村長たちだし、アタシに言われても…」

ティナさんが嬉しそうにそっぽ向く。



「ギルドのお仕事が減るのは街としては嬉しいけど、冒険者は困っちゃうわね…」


「ですので、ティエス王国の端の方にある都市、『ティラン』という都市でしたらお仕事を紹介できますが……」


「『ティラン』……」

都市の名を聞くとフィーの表情が少し曇ったように感じた。

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