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第10話、俺?とエルフの村と魔物のリーダー

前回のあらすじ!

結界は殴るもの!魔王の噂!そうだ、村へ行こう!


「む、向こうには……アタシの…村が…」


最悪の想像に震えるティナさん。

フィーさんはそんなティナさんの肩に手を当て言う

「まずは向かいましょう」


全員で叫び声の方向に走る。

辛く、悲痛な叫びが徐々に鮮明になる。


するとどこからか泣き声が聞こえた。

辺りを見渡すと小さなエルフの女の子が木の隅で泣いているのを発見した。


「アイラ!!何があったの!?」

ティナさんが慌てて駆け寄る。


「うっ……うっ…ティナおねぇちゃん……」

泣きじゃくる女の子はティナさんに抱き着く。


「もう大丈夫よ。大丈夫だから。何があったか言える?」

ティナさんは辛い状況の中、出来る限り優しい笑顔を作る。


女の子は泣きながらも必死に言葉を紡ぐ。

「うっ……いきなり…村に魔物が現れて……皆んなが…」


最悪の予想が当たってしまったが、ティナさんは女の子の前で必死に絶望を堪え、表情を崩さない。

「最初は何とか魔物と戦えてたけど……他の魔物よりずっと大きい犬の魔物が現れた時に……み、みんな…」


「もういい。もういいよアイラ」

そう言うと優しく抱きしめる。


ティナさんは立ち上がり、アイラちゃんに手を向ける。

「精霊の加護よ」

そう唱えるとアイラちゃんの周りに結界が出来上がる。

「その中なら安心よ。少し待っててね」


「うん……ティナおねぇちゃん、帰ってきてね…」

今にも消えそうな弱々しいしい声だ。


ティナさんはわざと大振りに自分の胸に拳を当て笑顔で答える。

「えぇ!まっかせなさい!アタシはみんなの頼れるお姉さんなんだからっ!」

女の子の安心した顔を見た後、ティナさんは俺たちに目配せをする。


女の子を尻目に俺たちは先を急ぐ。




「最近の異常のこともあって、魔物の出現はある程度予想していたけど、まさか一番結界の強い村の近くに現れるなんて…!」

ティナさんは悔しそうに顔を歪める。


「今は考えても仕方ないわ。出来るだけ早く向かいましょう」


「えぇ!」




少し走ると森の奥がオレンジ色に、いや、赤くなっている。

村の家のいくつかが炎に包まれている。

そこには恐怖に叫ぶエルフ、逃げ惑うエルフ達がいた。


「そ、そんな…」

ティナさんは実際にその光景を目にし、震え、地に膝をつける。




「まだ、まだ終わってない。まだ助けられるッ!!!」

泣きながら強く拳を握り立ち上がる。


そして俺たちの方を向き直る。

「2人を巻き込むのは心苦しいけど…お願い。2人の力を貸して欲しいの」

ティナさんは頭を下げる。


俺とフィーは顔を見合わせ強く答える。

「もちろんです!」 「もちろんよ!」


ティナさんは微笑むと直ぐに魔物に向き直り、弓を構える。

「行くわよ!」

ティナさんの合図と共にフィーが前に出る。


フィーは犬型の魔物に拳を振るう。


「『ストレングス』!」


ティナさんも矢を放つ

「『スピードアップ』!」


お互いにカバーし合い、徐々に魔物の数を減らしていく。



みんなの後ろから支援魔法を放つ。

一歩後ろから戦うからこそ見えるものもある。


今にも倒れそうな瓦礫の近くに怪我をして動けないエルフとその家族がいた。

「ティナさん!!!」

ティナさんは気付き、直ぐに結界を張る。

その直後、瓦礫がエルフ達を襲う。


「くっ!!重い…!!」

手をかざし、結界を張るティナさんを守るようにフィーが近くの魔物と対峙する。


「『リーンフォース』!」

ティナさんの結界を強化する。


「これならッ!」

瓦礫を押し返す。土埃の中には結界に守られる家族の姿があった。

無事、瓦礫から家族を守る事が出来たみたいだ。


そのエルフがこちらを向く

「ティナ!ありがとう!それに君達も…」

「いいから!その結界の中でじっとしてなさい!」

ティナさんが間髪入れず答える。

その後直ぐに戦闘に戻る。


魔物を駆逐しながら村の中央に向かう。



中央に着くと、そこには犬型の魔物のリーダーと思われる全長5m程の大きな犬型の魔物がいた。

この度、皆様のお陰で累計2000PV超えました!本当にありがとうございます!今後も毎日投稿を目標に頑張っていきます!評価や感想はモチベになりますので、気が向いたらでも良いのでよろしくお願い致します。

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