親友(とも)を訪ねて異世界へ~ReBirth Day~
『走馬灯』というものをご存じだろうか?
内外二重の枠を持ち、影絵が回転しながら写るように細工された灯籠の一種で、所謂『回り灯籠』と呼ばれるものだ。辞書によると、中国発祥で日本では江戸中期に夏の夜の娯楽として楽しまれていたとか。
ぶっちゃけ私は現物を見た事が無い。
私が知っているのは『走馬灯のような』という比喩表現だけ。
日本では割とポピュラーな言い回しでは無いかと思うのだけれど、その意味は――
『あたかも走馬灯に映る影のように、様々なビジョンが脳裏に現れては過ぎ去っていくさまを形容する表現。死を覚悟した瞬間に去来すると言われる目くるめく過去の記憶について言う』
つまり何が言いたいかというと、私は今正に、想像するだけだったこの現象を実感を伴って体験している最中だという事だ。
芋づる式に湧き出る自分ヒストリーが目まぐるしく蘇ってくる感覚というのは筆舌に尽くし難い。成程『走馬灯』とはよく言ったものである。なんて、半ば他人事のように感じる私の肉眼での視界には、愛する家族たちが映っていた。
その内の一人、私の息子が力強く私の手を握ってくれている。中年をとうに過ぎて少しかさついた皮の厚い男手だ。じんわりと温かい。不器用でぶっきらぼうな所があるけれど、他人を思い遣れる優しいいい子なのだ。その本質を理解してくれる素敵なお嫁さんもきてくれた。息子の後ろには可愛い孫たちの姿も見える。「だからそんな泣き笑いみたいなみっともない顔しないの、お父さんでしょう?」そう息子を窘めて苦笑したかったけれど、私の表情筋はピクリともしなかった。
息子にしかと握られた私の手は、枯れ木も真っ青なくらいにしわがれている。
寿命だった。
数日前に――熟れた果実が地面に落ちるくらいの自然さで――ストンと己の寿命を悟った。
十分に生きた。人並みに結婚出産し、両親も看取り、長年連れ添った伴侶が先立つのも見送った。私の番が来ただけ。何も不思議な事じゃない。だから私は最後の力を振り絞って余生は自宅で過ごしたい事、終活は万事恙無く終えている事、数日間はかかりつけ医に往診に来て貰う事を息子に頼んだ。
「何気弱になってるんだよ、元気だけが取り柄の癖に!」
と携帯のスピーカー越しに息子が哄笑していたが、ブツクサ言いながらも願う通りの手配をしてくれた。
その翌日から私は見る間に衰弱し、笑えるくらいに全く動けなくなった。
―――幸せな生涯だったと思う。
多少の波風はあった。でも乗り越えてきた。自分の力でどうにもならない時には周囲を頼り、たくさん助けてもらった。だからこそ頼られれば全力で相手に尽くした。人に恵まれた一生だった。果てが老衰なのだから文句のつけようがない。
老いてからは与えられる日々に感謝しか浮かばなかった。
私は幸せでなければならなかったから……。
ふと浮かんだそんな感慨に違和感を覚えず、脳裏を流れ去る走馬灯をただ眺めていた。
ゆるゆると目蓋を下ろすと、頻りに家族が呼び掛けてくるのが分かった。あまりの必死さが逆に何だかおかしくって笑えてきたのだけれど、果たしてそれは叶ったのだろうか?
今はただ、膨大な思い出の揺り籠に身を任せたかった。
息子の産声が上がり、弱り切った旦那様の背中を豪快に叩き上げる母さんの満面の笑みが見える。初孫に歓喜で目を潤ませた父さん。あのひとも初孫を抱いた時にそっくりな表情を見せて、義父親同士も似るものなのかと大笑いしたっけ。
私の傍にはいつだって大切な誰かが居た。こんなにも笑顔で溢れていた。何も悔いる事などないじゃないか。私は密かに胸を張る。
―――そして私は見つけてしまった。
徐々に遡っていく走馬灯の景色の中の、不自然に塗りつぶされた記憶を。
押し込めて、忘れようと努力して、何時しか本当に自己暗示で封印してしまった思い出の断片を。
私は息を呑んだ。
あんなにも忘れまいとして、でもそれでは苦しくて生きていられなかったあの頃……。
気付いてしまえばあっという間に後悔に塗りつぶされていく。乾ききった皺だらけの目尻から一筋の涙がこぼれた。
「お義母さんっ!!」
もう片方の手を柔らかな手が包み込む。
嗚呼、誰か聞いてくれるだろうか。
最早衰え、終焉を待つだけの身体は呻くことさえできないというのに。
それでもと私は念じる。
「聴いて欲しい。……私の心残りを」
+ + +
私と親友は同じ日に生まれた。
私が生まれたのを機に両親が越してきた市営の集合住宅のお隣り同士という奇跡的な巡りあわせ。
その数奇な運命に歓喜した互いの両親は瞬く間に仲良くなり、私たちはまるで双子のように育った。
生年月日と血液型まで同じ私たちは、占いや性格診断では全く同じ性質になるはずなのに、見た目も性格も正反対だった。
猪突猛進な私を諌めるのはいつも親友。
親友の背中を押して勇気をあげるのは私の役目。
何でも分かり合えた。
喧嘩もいっぱいした。
仲直りのタイミングはいつも一緒で、「ごめんね」とおでこをくっつけるのが私たち流だった。
一見物静かで引っ込み思案な親友は、とても頑固で芯の強い女の子。決めた事から揺らがないその姿勢というか信念というか生きざまに密かに憧れていた。……いや、割とオープンに示していたかな。魂の片割れだと人目もはばからず豪語していたっけ。
私はそのくらい親友が大大大好きだった。
季節は瞬く間に廻り、私たちは揃って近所の有名女子高校へと進学した。
大和撫子とは斯くやあらんととても美しく成長した親友は、何かと衆目を集めるようになり、危ない目に合う事も増えた。
私は親友の両親からも頼まれて、更に四六時中親友といるようになった。彼女を護る事が私の使命だと酔いしれていた。そんな私を心配して親友は困り顔になるけれど、二人一緒の日々に感じる幸せには勝てずに苦笑を漏らすのだ。その気持ちが手に取るように解る私も、親友への愛しさがこみ上げては笑みに変わるのだった。幸せな毎日だった。
17歳のある日、親友は死んだ。
私と一緒に下校中の事だった。
丁度、近道になるからと近所の神社の境内を横切っている時。
耳の中に直接鳴り響いた軽い破裂音に驚いて目を瞑ったほんの刹那の間。一秒にも満たない僅かな瞬きの間に、繋いでいた手の先の親友が消えてしまった。―――忽然と。
その時その場には私たちしかいなかった。
周囲に人気はなく、あるのは静謐な社と遠目に揺れる梢の音、木々の合間から覗く赤く色づき始めた夕暮れ色と追いかけられる薄い青空が広がるばかり。ただただ唖然となった私の記憶は一度ここで暗転する。
次に目覚めたら病院のベッドの上だった。
神社の境内で倒れていた所を、偶然参拝に来た氏子のおばあちゃんが見つけて宮司さんを呼んでくれたらしい。私は一人で倒れていたと伝えられ、親友の捜索願が出されたと聞いた。
私は3日程眠り続けていたらしい。
面会許可が下りると怒涛の質問攻めにあった。そのどれもに首を振り、気付いたら親友が消えていたと繰り返すだけだった。私が一番真実を教えて欲しかった。
憔悴した親友の両親は、依然として見つからない愛娘の面影が辛過ぎて土地を移っていった。
私も毎日血眼になって親友を探して過ごした。一度も離さなかった彼女の手の重みを手の平に握り込んでいた。
身を切られる思いだった。いや、私の半身は完全に捥がれ切り離されたのだと、日増しに大きくなる喪失感に苛まれて心身を壊すのに時間はかからなかった。
病床で私は枯れることなく涙を流し続けた。
自然死、病死、事故、他殺、自殺。
そのどれにも当てはまらない『神隠し』なる超常現象――某国の拉致陰謀説だと騒がれた事もあった――により、私の親友は死んでしまったのだ。表向きは『行方不明』という名の、諦められてしまったゆるやかな概念死。
消えてしまった私の片割れ。
しかし無理やりにでも納得できる理由が何一つない中で承服できる筈もなく、ずっとずっと心の片隅に黒く重たい靄は残り続けた。
そんなある日、突如天啓が下った。
【生きろ、そして幸せになりなさい】と。
私はこれが親友の言葉だと解った。
親友は生きている!
今にも切れそうな細く心許ない縁を感じた、けれど――同時に今生ではもう彼女に会えないのだと私は悟った。
だから私は親友との日々に蓋をした。
そうしなければ彼女の願いを叶えられなかったから。
私は親友との思い出を全て私の中に埋め立てた。そして意識の死角に隠した。
「自由になったら絶対に迎えに行くからね。だって、あんたは私なんだから!」
―――これが私の心残り。今生における唯一の無念……。
+ + +
「お疲れさまでした~!」
やけに明るい声に迎えられて目を開けると、私は木製の椅子に腰かけていた。
「お帰りなさい。今回の旅はいかがでしたかぁ?」
「旅……ああ、今生が終わったのね」
「はい、今しがた御臨終なさいました」
「そう……」
わたしはゆるく頭を振った。ふぅと嘆息すると立ち上がる。――どうするべきかを知っていた。
「今回の査定で昇格できるといいですね!」
「そうね……」
まだ前世を引きずっているため上手く思考が回らない。不愛想に立ち去ろうとするわたしに嫌な顔一つせず、少女が大きく手を振りながら見送ってくれた。
わたしはのたのたと歩きながら目指す建物の扉を潜る。迷子の懸念は全く浮かばなかった。ただ只管に足が動いた。
長く続いた廊下の突き当りにある扉の前で立ち止まると、自然にノックしていた。
「は~い、開いてるよ。入んな」
馴染んだ――気がする――男の声に従って私はドアノブを回した。
「よっ! 久し振りだな。……今回はどうだった? って、一緒に視れば分かるか」
ニッと笑った男は執務机に頬杖をついていた。亜麻色の柔らかそうな髪に人好きのする甘いマスク。思わずうっとりとしてしまいそうなイケメンだ。初対面だと思うのに何故か懐かしい気持ちでいっぱいになる。
「お前の担当にしてもらうの、大変だったんだぜ。もう彼方此方に根回ししてさぁ……。っておい、いつまで立ち呆けてんだ、そこに座れ」
わたしはイケメンに指示されるまま、対面に用意された椅子に腰掛けた。
その間にイケメンは後ろに控えていた事務官らしき人物から資料を受け取り斜め読みしていく。
「げ……」
資料からわたしに視線を戻し、煮え湯を呑んだような顔になったイケメンがガシガシと頭を掻いた。わたしはコテリと首を傾げる。
「あ~~~、何だ。いつもよりもどりが遅いと思えばそういうことかよっ!」
半眼でじとりと見られても困ってしまう。どうしたものかと内心で焦っていると、徐にイケメンが柏手を鳴らした。瞬間チカチカと眼前を星が舞い、カチリとわたしはわたしを思い出した。
「戻ったか?」
「うん、ありがとうファメロ」
「……どこまで覚えてる?」
イケメン改めファメロに問われたわたしは自身を探ってみる。
「……わからない。……でも、足りないのは分かる」
「それが分かれば上等だろ。まったく、お前もついてないな」
そういってファメロが乱暴にわたしの頭を掻き交ぜた。
「もう、やめてよ!」
憤慨してその手を払いのければ、ニシシと笑っていたファメロの表情が改まった。
「さて、査定の時間だ」
その強い瞳の力に押され、わたしは生唾を呑み込んだ。
+ + +
ここは死後の世界、有り体に『天国』と呼ばれるところ。天つ国即ち『数多の世界』であり、たくさんの次元層が入り乱れる交差点――待合所のようなところだ。
ここは肉を殻に持つ生命体の魂魄が辿り着ける一番高い層であり、これより高次元で生きるためには思念体へと分子構造から作り変えなければならない。世界の真理の断片に触れたものだけが辿り着ける狭き門であり、それを為したものは何処へだって行けるし、『死』という概念からも解き放たれる。
更に適性のあるものが引き抜かれて『管理者』となるのだ。管理者とは世界のバランスを保つ者。世を見守る調停者である。
わたしは世界を渡るものになりたかった。その為に管理者を目指している最中で、輪廻により『徳』を積んでいた。『徳』とは生命体の精神エネルギーの事で、これを濃く凝縮できた者しか次元を渡れない為、一定以上の徳が必要なのだ。
徳を得る為には何度も生まれ直し、『業』という魂へ負荷をかける課題をクリアするしかない。
今回の業を乗り越えるのが私の最終課題であり、果たされれば『調停者』としての『名』が与えられ、渡るものとして生まれ変わる筈だった。
「……お前の最終課題である今回の『業』だが、見ての通り半分は合格だ」
執務机の上に置かれた大きい水晶には、先ほどまで見ていた走馬灯――という私の生涯――が映し出されていた。資料片手に眺め見ていたファメロが該当資料をわたしに投げよこす。その資料には私の親友の消息が記載されていた。
「お前の業……分かたれた魂で二倍の生を過ごし、各々の幸福を見つける事。お前は何を見つけた?」
「……私は沢山の縁を貰った。それによって得られるヒトの感情エネルギーを。想いの齎す力を得た」
「そうだな。お前の徳は確かに増している。だが……」
二人で見つめるのは親友の資料。
消えた親友は正真正銘わたしの魂の片割れであり、同じ業を背負ったものだったのだ。
「お前の片割れはまだ戻っていない。ここへ戻って来てからの意識混濁が長引いたのも、個が不完全だったからだ」
わたしは静かに肯く。
「本来、運命とは定められた大きな時の本流であり、そう簡単に逸脱する事は出来ない。しかしこれに無遠慮に干渉出来るものがある」
「歪み……」
「そうだ。歪みというのはどこにでも生じる厄介な天災であり、意思のない厄災。故に、発生するまで感知する事が出来ない」
「親友は……もう一人の私は飛ばされてしまったのね」
「ただの転移ならまだ救いもあったんだがな。巻き戻されて転生……しかも転生予定になってやがる」
そう言ってファメロが盛大な溜め息を吐いた。
「お前を名前で呼ぶの、楽しみにしてたんだけどなぁ」
「ごめんね……」
「ま、急ぐことでもないしな」
ポスっと頭上に置かれた手の平。何となく申し訳なくて眉が下がると再び髪をぐしゃぐしゃにされた。
「だからそれは止めてって!」
ペイっと腕を投げ捨てるとまたファメロの強い瞳に捕らわれた。
「お前にはもう一度人生をやり直して貰う」
「はい」
「ただし、お前は殆ど管理者に近い存在になっている。その魂の力は今までの世界では強すぎて異端だ。……幸いな事に片割れが飛ばされた次元は魔法が存在する世界。そこでなら得た力を扱う事も出来るだろう。お前はそこで調停者見習いとして世界を見守り、片割れの生を助けろ」
「生を助ける……?」
「そうだ。何の因果か歪みに落ちた時色々絡まっちまったみたいでな。お前の片割れは世界から排除されやすい体質になってるみたいだ。簡単に言うと死にやすい」
「ええっ!?」
「しかも、あいつにとっちゃ最後の試練が終わってない。つまり記憶の継承が起きている」
「異世界転生しても中味が親友のままってこと?」
「ああ、地続きのままってこった。だからお前も前世のお前で会いに行け。そして今度こそ二人で生きて、心残りを晴らしてこい!」
その時、わたしの中で私が歓声をあげた。
そうだね、ちゃんと迎えに行かなきゃ。あの時離してしまった手を、もう一度繋ぎに行くんだ。
―――新しいわたしになるために。迷子の私を助けないとね!
「お前、気合を入れろよ。片割れの転生先は陰謀渦巻くドロドロの帝国、そこのお姫様だぞ。しかもお前は今回転生できないからな」
「はいぃ!? じゃあどうやってあの子に逢うの!!?」
「だから調停者見習いとして世界を渡るんだよ、アンジュ」
ファメロがわたしを呼ぶと、ふわりと全身が光に包まれた。
「半人前のお前には加護が与えられるだけだ。だからまだ管理者にはなれない。渡った先で徳を積み、調停者見習いとして世界を平定してみせろ。……土産話、待ってるぜ」
「ファメロ……」
「因みにこのアンジュって名前、渡った先でのお前の名前だってさ。どうやって片割れに近づくかはお前が決めろって。外見は片割れと離された17歳の前世のお前で固定されるらしい。救済措置だとさ」
「じゃあな。今度こそお前の本当の名前を呼ばせろよ」
苦く笑ったファメロがパチンと指を鳴らすと、私は見上げても上部が見えない程大きな扉の前に立っていた。新世界の扉だ。
「あ! 査定通ったんですか!! 早速渡るんですね!?」
「ティオベル……」
ててててと駆け寄ってきたのは先程私を出迎えてくれた少女。――門番のティオベルだ。
「それが仮免扱いになっちゃって。……まだ真名を貰えてないの。これから追試に向かうとこ」
「ありゃ~。そうなんですね……。でもすぐに合格できますよ! ワタシも楽しみに待ってますね♪」
「ありがとう。その時はまたお帰りって言ってちょうだいね」
「任せてください!!」
薄い胸板をドンと叩いて、ティオベルが一カ所を指さした。
「渡るには通路を作らなければいけません。今回ナビゲートはワタシがしますので、アンジュは開錠の信力を注いでください」
言われた通りに手の平を押し当てると、スーっと自分の力が流れていくのを感じた。
「それが信力です。使い方は追々覚えますよ。ヘルプを視覚化できるようにしておきますので活用してください。帰還条件は片割れの運命を全うさせ、歪みの残り香を全て浄化すること。できれば通路が繋がるみたいです。頑張ってくださいね!」
「何から何までありがとう」
「ワタシは先輩ですから当然ですよ! お礼はファメロさんに言ってください」
ティオベルの言葉と共にカチリと音がした。すると重々しく扉が開いていく。
「じゃあ、行ってきます!」
扉の中に飛び込んだ途端、わたしは17歳の私になっていた。
光の通路を駆け抜けていく内に、親友への想いが蘇ってくる。
さあ、もう一人の私を取り戻しに行こう。
―――遠くに生まれ落ちた赤子の産声が聞こえる。
その声だけを頼りに、私は光の中を一心に走って行った。
友人へ何か誕生日プレゼントをと考えていたらネタが降ってきたので慌てて書き留めた所、気付けば日付が変わっており愕然としています。
半日以上かけてこれだけの文字数とかどれだけ遅筆なのか……。
きっと連載中の本編の更新の方が喜ばれるだろうけれど、改元間際のこのタイミングに、『再☆誕』の想いをぶつけたかったのです。
新しいアナタは重なり連なった先のアナタです。
酸いも甘いも噛みしめて、また生まれ変わる素敵な日々を。
+ + +
2020/6/30 一部加筆修正をしました。