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潜入ゲーム a revolution  作者: 水兎
すべての始まり
1/3

エピローグ

白い部屋の片隅でひっそりと楕円形の(ボックス)が開いた。まるでパンドラの箱のようだった。中からは冷気が溢れ出たが、その世界に元からあったかのように、すぐに馴染んだ。

そして中には男が入っていた。60代位の男だった。その男は、まるで死んでいるかのようだったが、数分後に目覚めた。

すると、タイミングを見計らったかのように、地面から机が押し出された。いや、もう少し正確に言うと、飛び出たかもしれない。

そしてその机に、平然のように座った。するとまた、タイミングを見計らったように、機械の人形が入ってきた。機械と言われなくては、わからないほど、上手く出来ていた。

男は驚きながらも、人形が運んで来た食事をたいらげた。そして男は口を拭きながら、

「今は何年でどうなってる?」

と人形に強めに言った。すると、

「2150年1月1日 あなたが眠りについてから約70年後です。去年の犯罪率は0%そして、国の政策により弱い者は切り捨てられたため平均寿命は60歳にまで落ちました。」

男は眉をピクリとも動かさずに続けて言った、

「そうか潜入捜査はどうだ、どう使われている?」

今度は少し弱めに言った、

「用途は様々ですが主に知られていて使われているのは、記憶の復元、記憶でのやったことの確認、のみです。」

すると男の顔が初めて緩んだ。

「それでは、身分証明書、部屋の鍵、銀行の暗証番号などを置いておきます。どうぞご自由にお使い下さい。それとあなたの名前は、賀川 国枡です。くれぐれも間違えないようにして下さい。最後に役目を忘れるな、との事です。それでは、さようなら。」

そして男は立ち上がり去って行った

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