カノジョ1人?
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:カノジョ1人?
俺の友人の男は稀代のナンパ師。
最寄りの引っ掛け橋というところに毎夜現れては、
「ヘイ!カ〜ノジョ♪お茶しない?」
「どっか楽しいとこ行こうぜ♪」
なんて適当な言葉をベラベラ並べ、
女をその気にさせてかっさらっていく。
俺ははっきり言ってこの友人があまり好きじゃなかったが、
小学校からの同級生で、そのよしみもあって
「遊びに行こう♪」なんて誘われたら
ついつい断れず、とりあえず行ってしまう。
でもある時、本当に行かなきゃよかった、
と思える恐怖に出会った。
いつものようにそいつから電話がかかってきて
「今から飲みにいかね?」
と言ってきたので、とりあえず飲むだけだったら
なんて軽く応え、近くの飲み屋に行った。
でも案の定、行ってしばらく酒を飲んでると
友人「はぁ〜あ、なんか女引っ掛けたくなってきたなぁ〜」
なんていつもの調子になってしまい、
それで俺は「帰る」と言ったが、
「ここまで来たんだからついてこいよ♪」
なんて無理やり連れて行かれた。
そしてあの橋まで行って、
「ヘイ♪カ〜ノジョ♪」
いつもの調子で女をひっかけ始めた。
その時、
「おい見ろよ、あそこに立ってる女、結構イイ女だぜ?行こうぜ」
と橋の手すりの所で誰かを待っていたんだろうか、
じっと立ってる女が1人いた。
確かにそこら辺を歩いてるヤツより綺麗な女。
「俺はやめとく、1人で行って来いよ」
とさんざん渋っても結局連れて行かれる。
そしてその女の前まで来て、
「ヘイ♪カ〜ノジョ♪今1人?」
と友人はいつもの調子で女に聞いた。
すると女は…
「…私が2人に見えますか?…そっか。2人居れば声を掛けなかったのねあなた。じゃあこうすればもっと声なんて掛けられないかな?」
友人を少しうっとうしがるような口調でそう言った彼女は、
指をパチンと鳴らした瞬間…
友人・俺「うわっ…!うわあぁあ!!」
ダーーーっと無数ほどの自分の分身を俺たちに見せてきて、
ニヤ〜〜っと笑った。
女はずっとそのまま佇んでたようだが、
いきなりの事だったので
俺たちは慌てて一目散に逃げてしまった。
だからそのあと彼女がどうなったのかは知らない。
友人「ハァハァ…あ、あれ、何だったんだよ」
俺「さ、さあ…」
あの女の正体は未だによくわからない。
ただその噂だけは、あの橋に広まっていた。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=Lx2q1rrB_vc
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サクッと読める幻想小説です(^^♪
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