歯
過去の人生の中で一度だけやり直すことが出来るとしたら
私は「我の口腔環境を最高にする」
これ一択!
何故なら…
わたくし幼い時にローテーブルに顔から突っ込み、乳歯の前歯を2本ともへし折るという痛ましい過去がありまして…
乳歯だったのが不幸中の幸い。
しかしながら、生えてきた永久歯は立悲しいかな立派な出っ歯でありました。
しかも、顎が小さかったので全体的に歯並びも悪く、お前なぜそんなところに生えておるのじゃ…と
突っ込みたくなるような生え方。
当時、歯科矯正はポピュラーでなかったし、如何せん我が家はエンゲル係数だけは高いわりにそれほど裕福ではありませんでしたから、選択肢には当然入らず。
歯並びが悪い→磨き残しがある→虫歯になる
もう負のスパイラルの完成です。
近所の歯医者に通っては治療を中途半端にやめての繰り返しで
とてもじゃないけど人様にお見せできるような口内環境ではなかったです。
まあ、見たいと思う人はよほどのマニアなんだろうけど。
大人になってからは歯磨きのやり方を変えてみたり、早めに歯医者に行く等、試行錯誤しました。
幸運にも自分の子ども達を連れて行った歯医者さんがすごくいい先生で、私の中では星6つ!!
ここで出会えたのは運命!!なくらい。
しばらくは我が口腔環境は安定しておりました。
が、
そんな時、親知らずが生えてきたのです。
よりによって、ちゃんと上下左右4本とも。
そんなところはちゃんとしなくてもいいのに。
しかも、下の2本は抜歯するのが大変!と言われる横向きの親知らず。
風の噂では
「聞こえてくる音は、まるで大工仕事のようだった」
「町の歯医者では手に負えず大学病院の口腔外科で抜歯」
「予後、顔が腫れてしばらくは人前に出られなかった」
等々いろんな話が耳に入ってきて、ガクガクブルブル。
私『やっぱり抜いたほうがいいですかねえ?』
レントゲンを見ながら
先生『上2本は簡単に抜歯できるね。下は…左側はそれほどでもないから割と楽に抜けるでしょう』
私『わかりました』
先生『右側はねえ、見てもらったらわかるけど真横に向いちゃってるんだよねえ。
でも、大丈夫と思うよ、抜けると思う』
私『上は早めに、下は少し考えさせて下さい』
というわけで、上はすぐに予約して2回に分けて抜歯。
問題は下の2本。
さてどうしたものか…
親知らずの運命やいかに