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第11話 機械騎士の修理を頼む

 トゲトゲ機械騎士の自爆によって俺のレガルライゼファーはボロボロだ。

 このままではファンタジーなゲームを楽しむことができない。

 なので早急に鍛冶屋のおじいさんに修理を依頼することにした。

 おじいさんは機械騎士専門の鍛冶屋らしいし修理くらい余裕でしょ。


「先生、急患です」

「お前は何を言っとるんだ?」


 いやいや、ほんとに急患だって!

 レガルライゼファーが瀕死の重傷ですよ!

 だから早く治療してください!


「俺の機械騎士がボロボロになってしまったんで修理をお願いします」


 きちんと言わないと伝わらないようなので言い直す。

 こういうのはNPCの悪いところだよな。

 融通が利かないっていう。

 ……まあ、おじいさんが頑固なだけかもしれないけど。


「ふむ……どんな状態か、わしに見せてみろ」


 そう言うとおじいさんは奥の部屋に俺を連れ込んだ。

 そこは奥行きと高さのある部屋だった。

 まあ、要するに広い部屋なわけだ。


「やだ、俺をこんなところに引きずりこんでなにするの!?」


 見る気ね!

 体の隅々までじっくり見る気ね!

 見せるのはレガルライゼファーだけど!


「何しとる。さっさとお前の機械騎士を呼び出さんか」

「……はいはい、今呼びますよー」


 全く、ノリの悪いおじいさんだぜ。

 シオンならノリノリになるっていうのに……。

 あー妹が恋しいよ。


「呼び出したんで、どうぞご覧になってください」

「……随分と派手にやられたな。まるで爆発に巻き込まれたみたいだ」


 その通りですおじいさん。

 派手な爆発に巻き込まれてしまったんです。


「修理するならそうだな……10000Gゴールドといったところじゃな」

「10000G!?」


 その金額だと俺の今までの稼ぎが全部吹き飛ぶんですけど……。

 いや、その程度で済んでよかったと考えるべきか。


「分かりました……それでお願いします」

「言っておくが修理にはしばらく時間がかかるぞ」


 そう言うとおじいさんはレガルライゼファーの修理を始めた。

 俺はこのままここにいても邪魔になるだけなので外に出る。


「さて、レガルライゼファーの修理が終わるまで何をしようかな……ん?」


 メールが送られてきた。

 メールの差出人は、シオンだな。

 えっと、すぐに町の広場まで来てくれだって。


「用事があるって言ってたけど……もう終わったのかな?」


 まあ、ちょうどいいや。

 シオンのところまで急いで行こう。

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