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四つの死  作者: LastWolf
3/3

本拠地

「ではー、今からガーベラの槍について色々と説明していくんだけどー」


紅月菊夜と名乗った例の大きな体格の男が、やけに語尾をのばした口調で説明を始める。


「これはわざわざ言うまでもないかなー。でも一応確認しておくけどー、戦う相手がパドルだってことは分かってるよねー」


そう、そもそも日本がなぜここまで大規模な軍を作る必要があるのか。それは古くから人間が争い続けてきたパドルと呼ばれる獣人の存在が最も大きい。


日本に約三十万体と人間に数で劣るものの、パドルは一体のもつ魔力が桁違いに多い。一般人だと数十人で相手をしなければ一瞬で全滅させられるほどの力を彼らは持っているのだ。


そんな強大な相手と人間が争い始めたきっかけなど誰にも分からない。ただ、自分以外の存在が自分と同じくらい、ましてや自分よりも優れていればいい気持ちはしないのが人間というものだ。


ヨーロッパなど、海外では完全に共存が成功している地域もあるが、日本では未だ人間とパドルは和解には至っていない。それどころか、あと数年で人間側がパドルを滅ぼす所まで来ていると総理大臣は鼻を高くしている。


「と言い続けて既に二十年なんだよなー。そろそろ本当に決着をつけたいよー。俺たちは新入軍者の諸君に期待しているからなー」


そう言って菊夜は入軍式を締め括った。


「ここがガーベラの槍の本拠地です。これより、リーダーを除いて私たちに上下関係はありません。出来る限り全員同じ立場である方が連携が上手くいきますからね」


集合場所から少し歩いた位置に本拠地はあった。三辻玲亜が早速内装の案内を始めたが、説明が頭に入らないのは獨だけではないようだ。理由は単純で、玲亜は身長は百三十センチ中盤、どう見ても子供体型だからである。


流石に子供ということは無いだろうと思いつつも、どうしてもその容姿が気にならずにはいられない。新入軍者の全員が菊夜と玲亜を見比べて思った。


極端だなと。

名前:紅月(べにづき) 菊夜(きくや)

月夜、紅菊から命名。紅菊の花言葉はダイナミック

性別:男

年齢:28

身長:195

体重:112

容姿:でかい

生日:10/1

魔法:風(針嵐、中距離圧縮打撃、加護)

身分:日本軍-ガーベラの槍 9年目

自称:俺

性格:明るい (話し方:語尾が長い)

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