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4話 再開

「そ、それじゃ中に入れてみるか」


僕は《アイテムボックス》の中に物を入れてみることにした。まずは近くにあったジュースを飲みきった後のペットボトルを入れてみることにした。これならもし取り出せなくなっても別に大丈夫だし、それどころかなくなってしまった方がゴミを捨てに行く手間がなくなりある意味ありがたいのだ。


「おぉ、本当に入る!」


召喚された黒い箱の中にペットボトルを入れてみると本当に箱の中に溶けるように入っていった。


「少し楽しくなってきた!」


僕は何かアイテムボックスの中に物を入れる感覚が気持ちよくなって来てテンションが上がりどんどんと身近にあった物をアイテムボックスの中に入れて行く。


「しまった!取り出せなかったらどうしよう!?」


僕はどんどんと物を入れていったために必要ない物も捨てるにはまだ惜しいものもアイテムボックスの中に入れてしまっていたのだ。もしアイテムボックスから取り出すことが出来なかったら少し落ち込んでしまう。


「物を取り出す時は手を入れないといけないのか…」


アイテムボックスは物を入れる時は物を押し込むだけで良いのだが、物を取り出す時は手を突っ込まないといけないので少しばかり手を入れるのに躊躇してしまう。


「よ、よし行くぞ!」


僕は思い付きってアイテムボックスの中に手を突っ込むことにした。アイテムボックスの中に手を入れてみると中は何も中に入っていないかのようにすっからかんであった。冷たいも熱いも風も何もなくただただ単に箱の中に手を入れているような感覚だった。


「そ、それじゃ取り出してみるか」


アイテムボックスから物を取り出す時は取り出したい物を思い浮かべる必要がある。アイテムボックスの中に入っている物はアイテムボックスが発動している間は頭の中に浮かんでくる。


「よ、よかった~」


僕は無事にアイテムボックスから物を取り出すことが出来た。そして取り出した物は再びアイテムボックスの中へと入れてからアイテムボックスの魔法を解除した。


「ふぅ〜それじゃゲームを再開するか!」


僕は夢の内容が本当だったと確認が取れると深呼吸をしてゲームを再開することにした。本当はゲームをやるよりも魔法の実験とかして見たいけど僕が現実で使える魔法は今やっているゲーム《魔法勇者のグリモワール》の主人公【マクセルリー】が使うことができる魔法が僕が使うことが出来る魔法なのだ、そのために僕はどんどん魔法を覚えるためにゲームを進めることにしたのだ。今はゲームを攻略するために攻撃魔法を率先して覚えていたのだが現実で使うにはなかなか使いどころがない魔法だ。そのため現実でも使うことができる支援魔法など周りに被害が出ない魔法を習得するためにゲームを再開することにしたのだった。

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