06話 神々からの兆戦状
煙管を吸う神様の前に正座で座る、神様の横に紫音が立ち龍桜の横に餡子が立つと話を始めようとする
「手紙は読んだか龍桜」
龍桜は、ポケットに入っていた手紙を取り出し
「内容は、把握はしている詳しく聞きたいとこもある」
「よろしいこれから異世界移住について説明など色々とする質問は最後に聞いてやろう」
「先に1つだけ質問していいですか」
説明を始めようとする神様を止めて質問をしようとすると神様の顔が一瞬怖くなるが緩む。
「いいぞ、答えれる範囲なら答えてやろう」
「神様の名前を教えてもらいたいのですが」
龍桜の質問を聞いた神様は餡子を睨んだ。
焦るように顔をそらす餡子。
「そこの駄犬から聞いていないらしいな、しょうがない自ら名乗ろう、我が名は天照大御神、日本の最高神をやっているあと名前が長いから御神様でいいぞ」
龍桜は、分かりましたと質問を終える。
「やはり日本の最高神だと言うのに選ばれる人間は私の名前を聞いても驚かないとは、まぁそんなことどうでもいいが質問はそれだけか」
初めの方はぶつぶつ言って聞き取れなかったが普通に話し始めて、他に質問は無いかと聞く御神様
「はい、今はそれだけです」
「ならば説明にうつらせてもらうが手紙の通り異世界に移住してもらうのだが、ミッションがありそれが異世界で一から国をつくって欲しい」
御神様は、軽い感じで言ってきたが国を造るには、領土、国民、主権、その他色々と揃えなければいけないどうやって揃えればいいかもわからない、1から造るとなると全てを揃えないといけなくなる。
御神様が説明をしている中、ミッションの事を考え込みそのあとの説明が耳をはいらないでいると龍桜は、ある質問を御神様に聞こうとした。
「神の話は、ちゃんと最後まで聞くことだ他の質問なら説明が終わった後にしろ」
御神様に怒られてしまい説明が終わるまで待つことにした。
「よろしい説明を続けるぞ、何処まで話したっけ」
紫音が耳元で囁いた。
「御神様、まだミッションを伝えたところまでですが、流石にこれ以上は他の神様方が待ちきれない様子なので先に転移門まで行きましょう」
「もうそんな時間か、なら説明はまた後でもよいか先に転生門まで行くぞ」
なんの話をしているかわからないが御神様が手を叩くと室内が軽く揺れた。
御神様が壁の前に行くと襖が現れ開けるとそこは、さっきまでいた神社ではなく門がある黒い空間だった。
黒い空間には、数人の人と神様らしき人達がいた。
「全員集まったようじゃの待ちくたびれたぞ」
立派な髭を生やした年寄りが御神様に言う
「すまないな準備に手間取ってしまった直様始めるとしようでわないか」
御神様が門の前にそこにいた者達を集めた。
「では、最終確認をするさきほどお前達4名はそれぞれの神から説明を受けたな、説明通りお前達には異世界に移住してもらう、1人1人神から力を与えられてるとおもうがその力を使い異世界で国を造ってもらう、それが今回のミッションだ、秋月 龍桜、、エレーナ・ギールス、シャルロッテ・ベレンス、ティオフィール・ベレンス以上4名の異世界への移住を許可する」
御神様が言い終わると門が開き始めた。
龍桜は、他の人達が先々門の中に入っていくのを見ていると最後まで残ってしまった。
門まで行こうとすると御神様に止められた。
「龍桜お前には、まだ説明が終わって無かったな餡子でも連れて行け餡子に説明を全てさせる能力のこともミッションのこともな」
初めて聞くことが多くあるなか餡子が手を引きながら門の中に連れ込もうとする。
それを少し引き止めて事情を聞こうとする
「門の向こうの世界で話を聞きますので先に行きましょう」
強引に手を引かれて門の中に入っていく光に包まれた次の瞬間、餡子に手を持たれたまま先程いた空間とは異なる、木々が生い茂る森の中にいた。