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異世界に移住できるとかありえないだろ  作者: 廻神 白亜
異世界移住始動
14/14

14話 仲間

いつもより少し長くしてます。

ミスなどありましたら指摘お願いします。

 宿を出て部屋の窓の外に行くが3人の姿が見えない。


 「3人ともどこに行ったんだ?」


 少し歩いていると木の上からタキが降りてくる。

 

 「主様、待ってましたよ遅いから少し散歩させてもっらていました」


 「別に構わないけどあとの2人は、どこに行ったの?」

 

 暗い顔をして少し黙り込むと木の上から3人降りて来た。

 

 「この3人の主は、やはり龍桜様でしたか」


 木から降りて来た4人目は、餡子だった。

龍桜は、言い訳をしようとするが3人から事情を聴いているらしく言い訳の余地もなかった。


 「龍桜様に隠された力があるのは、知っていましたがこんな珍しいものを3体もこの世界に連れてくるんなんて」


あきれて言葉が止まる。

 

 「俺もつい先程まで知らなかったんだから仕方ないだろ?」


「そうかもしれませんが、龍桜様には私がいるじゃないですか!これじゃこの世界での私の価値がありません、神様に報告して私は、帰ります」


泣きながらその場を立ち去る。

餡子を引き止める言葉すら見当たらずその場で立ちすくんでいた。


「主、この場合追いかけるのが正解かと思います」


先程ティオから返してもらった宝石が少し光るとタキ達が消える。


「私達は、宝石の中にいるので安心してください主の傍にいつもいます、それより早く餡子さんを追いかけたらどうですか」


タキに促され餡子を探しに行く。


「餡子どこいったんだ、ちょっと話があるんだ」


里の外れを探しているといつの間にか松明の灯りが見えなくなる。


「あれ?ここどこだ、てか里どこに行った?」


龍桜は、餡子を探すのに夢中でエルフの里の結界の外に出てしまった。

帰り方がわからないから少し散歩気分で周りを歩くが暗くて目が慣れるまでに時間がかかっていた。

前方から少し血なまぐさい臭いが鼻を刺激し悪寒が走る。

目が慣れ周りを見渡し目の前に少し大きな岩があることを確認する、何も無い事に安心したが嫌な予感がするため、その場から離れようと後ろを向き歩く。

枝を踏み鳴らし歩いていると後ろから何かが立ち上がる音がした。

後ろを振り返ると先程の岩が3メートルを超え目の前に立っていた。

岩では、ない何かがこちらに気づいてない事を願い大きい音を出さずに叫ぶことを堪えゆっくりと後退りをする。

静まり返る森の中、枝を踏むと大きな音に聞こえる、気づかれた。

後ろに振り返り無我夢中で走る。

後ろから大きい足音が追ってくる。

木を避け周りに身を隠せる場所がないか走りながら探す。

右奥に木の根元に身を隠せる程の穴があるのを確認する。

少し迂回しながら穴のあいた木の後ろにつく、木の前出た瞬間、木の穴に滑り込む。

大きな何かは、木を無視して前に走り続ける。

龍桜は、安心して呼吸を落ち着ける。


「なんだよ今のオーク?オーガ?それともトロルか?それより帰り道完璧にわからなくなったなどうしよう」


木の穴の中で考えていると今度は、先程より小さな足音が複数こちらに向かってくる。

龍桜は、穴から頭をのぞかせ足音の主を確認する。

餡子とティオだった。

龍桜は、嬉しくなり穴から出て2人の元に駆け寄ってく。


「龍桜様!良かったご無事だっんですね」


泣きそうになりながら龍桜の胸元に飛び込む餡子、横にティオが呆れた顔でこちらを見ていた。


「龍桜、女の子を泣かせるじゃないよ、それとこれまた落としてたよ」


 ティオが手を前に突き出す。

そこには、先程返してもらった宝石が握られていた。


 「あぁすまない、それより餡子たちよくここまで無事に来られたな、この辺で三メートルを超えるなにかを見なかったのか?」


 二人は、顔を見合わせ確認するがはてなを顔に浮かべていた。


 「僕たちが来る間は、何も見てないけど」


 「ティオたちが来た方向に巨大な何かが走って行ったんだけど足音すら聞いてないの?」


 二人は、何も聞いてないらしく知らないの一点張りだった。


 「それより今は、結界から誤って出て行った龍桜様を無事に里まで帰すことです、早く帰りましょう」


 三人は、餡子を先頭に歩いていると餡子が質問する。


 「なんで龍桜様は、結界の外に出て行ったんですか?ティオ様が私のところに来ないときっと誰も朝まで気が付きませんでしたよ」


 「そうだよ龍桜、君たちの喧嘩を窓からこっそり聞いていなければぼくだってきずかなっかたんだからな、少しぐらい感謝しろよ」


 背中を向けたまま笑いながら前を歩く。

龍桜は少し考えティオにタキ達のことを話そうと決めた。


 「ティオに紹介したい人がいるんだ」


 「この世界は、君初めてなのに知り合いなんていないだろ?」


 「まぁ見たらわかるよ、三人とも出てきて」


 龍桜の手にる宝石が光るり三人がティオの前に現れるとティオは、唖然とした表情を見せる。


 「紹介するよ、右から雷獣のタキ、犬神のミネキあと素性がわからない少女が一名、この子たちは、俺の」


 言葉が止まる。


 「主様の友達ですか?どうぞこれからよろしくお願いします、私たちのこと後日詳しい説明を餡子さんと主からしますので今は、戻りましょう」


 「よろしく」


 頭の整理がを追いつかないティオは、龍桜を止め詰め寄る。


 「龍桜寝る前に話をだな」


 「明日説明するから今日は、少し休ませてくれ、俺も今頭の整理が追い付かない状態なんだ、三人も俺が呼ぶまでこの中にいてくれ」


 「承知しました」


 三人は、息ぴったりに返事をして宝石の中へ戻る。

 龍桜は、大きなため息をつき歩き始める、餡子が横で少し浮かない顔しているのを龍桜は、見逃さなかった。

 龍桜は、前でティオが話してるのを無視して餡子に近づく。


 「餡子のおかげで助かったよ、これからも俺のそばにいて俺を助けてくれ、この世界で一番頼りにしてるよ」

 

 餡子は、無言で顔を下に向け頬を赤くする。

餡子は、そのまま少し早歩きになり先頭に出て道案内を始める。


 「この先を少し行けばすぐに戻れますよ」


 数分歩くと周りが明るくなりエルフの里に帰ってきた。

宿の前まで戻ると宴会後の広場でローズと武装を整えた数名が集まっていた。


 

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