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無メイの乖離  作者: いすた
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2-4  ハンクス英雄譚

『ランジベル』。

同じリンクス連邦内の鉱山町ロックラウンドの北に位置し。

連邦内に大きく流れるゴーネス川を挟んで広がり。

水のある所に人は集まるという定石どおり、

街の大きさは連邦内でも第7位を誇る規模を誇り。

安住の地を求めてやってきた者はここに永住し。

旅人は渇きを潤すために立ち寄り。

商人達はこの地に稼ぎに訪れ。

戦時中から今日までリンクス連邦において重要な価値がある街だ。


「ふ~ん、別名『水の都』っすか」


と、街の入り口に建てられている図書室にて、街の新聞に目を通しているのは異国の旅人、アズキ。

土砂崩れの現場から歩いて2時間ほどでこのランジベルに着いた際。

出迎えてくれた者に案内されてやってきたのはこの図書室だった。

アズキと名無しの少年の会話を聞いていたおもてなし部隊が早馬を飛ばし、

事前にランジベルに来訪とその用件を連絡してあったようで。

街の入り口で待っていたのは、かなり年齢を重ねた老婆のメイドと、

その後ろに控える数十人の年齢様々なメイド達。

老婆のメイドがまず一番最初に頭を下げ。


「ようこそおいでくださいました、無メイの乖離。

 私はランジベル領主ベイゴン様にお仕えるするメイド隊の長でございます。

 申し訳ございません。ただいまベイゴン様は領内からお出かけになっており、

 お戻りは明日の昼過ぎになる予定です。

 その間、応対は変わりに私達がさせて頂きます」


領主が不在というのはわかるが、その代役がメイドというのは珍しい。

これだけの規模の街なら、政務を執り行っているのが領主だけではないだろう。

そういう連中はどうしたんだとアズキが疑っていると。


「政務官は全員、体調を崩しておりまして。

 領主様の相談役も仰せつかっておりますこの私が急遽お相手させていただく事になりました」


アズキの思考を読んだかのように、先に理由を説明してくれる老婆のメイド長。

このおばあちゃんできる!?

政務官連中が仮病を使っても安心な理由か。

2人と1匹はメイド長に案内されて、街の入り口に作られた図書館。

通された図書室のプライベートルームには、棚から集めてきた各種資料。

周辺の地形情報や過去の災害記録などが理路整然と並べられている。


「・・・・・・・・・」


用意されたデスクの上で名無しの少年はそれらを広げ、

紙に地形を写し描きしながら、なにやら計算式のようなモノを書き込んでいる。

戦いしかできない傭兵かと思いきや、学問もかじっているようだ。

ただそれが何なのかは、黙々と作業をすすめているため良くわからない。

邪魔をするつもりもないので、一人図書室で暇を持て余すアズキは、ちなみに茶歩丸にはランジベルに入る前に先に街の偵察をしてくれるように頼んであり、後で合流する手筈だ。

名無しの少年は何かの作業中なので、アズキ一人遊んでいるのもどうかと思い。

せっかくなのでと手近にあった新聞を手にとってつらつらと読み進めているのだが、そうするとこの街の産業の大半がゴーネス川に頼りっきりで、

それ失った事の被害の大きさたるや相当なものであり。

さきほど干上がった川の跡を歩いてきた身としては、住人達の絶望が察せられるというもの。

ロックラウンドの住民を皆殺しにして住処を奪おうという発想も無茶苦茶とは思うが、同時にそう思うのも無理からぬ事かと、納得もできてしまうアズキ。


「支援物資の配給減少、それによる暴動で死傷者多数・・・っすか」


新聞を読み進めれば進むほど、この街がどれだけ危機に瀕しているのかがよくわかる。

水の都とまで呼ばれた街に、土砂崩れによる水資源の枯渇。

この街の基盤はゴーネス川で得られる恵みに依存しすぎている事にあると予ねてから不安視されていたようで。

そのための水資源の確保が古くから懸案としてあがっていたが、井戸を掘るにもこの辺りの地層は硬い岩盤が多いため難航。

また領主の方針が武闘派寄りで、この街を敵に奪われる事はリンクス連邦にとって大きな痛手になると、軍備増強に力をいれるため、多額の費用がかかる水資源の確保は常に後回しにされ続け。

そのツケが、いまこの時になって訪れたという事らしい。

敵から守るための軍に予算を注ぎ込んだ為に、平時においての対応ができなくなってしまうとはなんと皮肉な事か。

気になるのは、どうしてそこまで軍備増強に力を入れていたのか?

この国が今、改革派と保守派に分裂して争っている事はそこに起因しているはずだ。

改革派と保守派は仲が悪いらしいというのは、実は街の入り口でも目の当りにしている。

これまで2人と1匹に着いて来たリンクス連邦政府からの使者団は改革派の所属のため、

保守派に所属するこのランジベルにいれてすらもらえなかったのだから。

それを調べるため歴史の本でも探してくるかと、席を立とうとしたアズキだったが。

彼女が少しイスをずらしただけで、室内のメイド達数十人が、一斉にビクリと反応する。

一番近くにした、短く揃えた髪が良く似合う若いメイドは震える声で。


「ど、どうっか致しまひたか!?」


イントネーションがおかしいうえに噛みすぎな所に、相当な緊張が伺える。

自分達が少しでも応対を間違えればランジベルは滅ぶという責任感だろうか。

特に先ほど無メイの乖離と恐れられる少年の手伝いをさせてもらえなかった事の反動か。

とにかく連れ合いのアズキの世話だけは絶対にしなければと表情が強張っている。


「ちょっと歴史の本でも探そうと思ってっすね」

「そ、それでしたら! 私達がお持ちいたしますわ!

 どうかごゆっくりとおくつろぎ下さいませ!

 では、少々お待ちをっ!」

「あ、いや自分で―」


取りに行く、と言い終わる前に全力でダッシュするメイド達。

しかし高度な訓練の賜物か、足音が最小限に抑えられているあたり忍びに通じるものがある。

などとどうでもいい所に感心してるアズキに、老婆のメイド長が近づき。


「失礼いたします。歴史について、なにかお調べでしょうか?」

「あたしはこの国に来たばかりでよくわかってないところも多いっすから。

 特にこの国の成り立ちなんかを知りたいっす」

「でしたら、もしよろしければ私がお話いたしましょうか?」


確かに歴史本を開くよりも、人から聞いたほうが早い場合は多い。

だが口伝は思想や感情に染まりやすく、どちらか一方に偏った物になりやすい。

とくに見た目60は超えていそうな老婆で領主のメイド長ともなれば、やわらかい思考には期待できそうにないが。

正しい歴史は後でいくらでも読めるが、人の感情は人と接しなければわからない。

ここはリンクス連邦の基盤となってる思想を確認しておこう。


「お願いするっす」

「ありがとうございます、では―」


あえて頼んだアズキに、メイド長は喉を整えてから語り始めた。


「戦争の始まりは、この国リンクス連邦の建国の物語でもあります。

 いまから100年以上前の事です。

 この周辺一帯は他に比べて人が住まう地としては理想的とも呼べる場所です。

 険しい自然環境で暮らしてきた者達が噂を聞きつけてこの地を目指し。

 入植し、家を作り、畑を耕し、様々な村、町が造られていきました。

 原住民もそれらを快く受け入れ、いつしか広大な大地には何百という集落が生まれ。

 皆がそれぞれ助け合い、平和に暮らしていたのです」

(何か、童話の読み聞かせっすねぇ)


孫が居ても不思議ではない年齢のメイド長だ。

そういう語り方になってもおかしくはないし、ある意味わかりやすいからいいかなと考えつつ、続きに耳を傾けるアズキ。


「しかしある日、平和の暮らす人々を、侵略者が襲いにきたのです!

 ただただ穏やかに暮らしていたいだけだった人々には為す術もなく。

 侵略者達は罪もない人々を次々と殺め、奪っていったのです!」


語りに身振り手ぶりが加わりはじめ、目尻に涙が浮かびはじめている。

いやおもしろいなどと見世物を楽しむような気持ちになってきたアズキ。


「人々が侵略者に悲しみと絶望を抱く中、ある一人の若者が立ち上がりました。

 彼の名は『ハンクス』。自ら侵略者達に立ち向かい、恐怖に怯える人々を奮い立たせ。

 ハンクス様の活躍に人々は一人、また一人と侵略者達へ立ち向かう勇気を得。

 反抗の狼煙が各地であがり、彼らはハンクス自警団を結成。

 そうしてこの地の人々の心を一つにし、大勢の人々を救ったのです!!」


話が続くに連れて身振り手ぶりが大きくなり。

最後には号泣までするオチがつくメイド長。

おそらく孫への読み聞かせはいつもこんな感じで、想像のその子の困惑する顔が目に浮かぶ。

ここまでではないが、たまに母が自分に物語を読み聞かせてくれる時も、

いろいろ工夫してくれていた覚えがある。

それを懐かしく感じながらアズキは。


「つまり、英雄ハンクスが中心となって点在してた村や町が協力をしはじめ。

 ”連邦国家”になったって事っすね」

「ええ、ハンクス様の功績を讃え、連邦国家はリンクスと名づけられました。

 ハンクス様は初代大統領となり建国を宣言。

 侵略してきた隣国に対して毅然な態度で挑み。

 それが80年前の大戦争の始まりと言われております。

 我らリンクス連邦は、侵略者達とは一丸となって戦います。

 それがハンクス様の意志、いえ、このリンクス連邦のあり方なのです」


それから80年、リンクス連邦は領民一丸となって各国と戦い続けた。

たしかに図書館を見渡せば、英雄ハンクスに関する書籍を集めたコーナーだけで巨大な本棚を10以上も埋め尽くしている。

人々が一つとなって困難に立ち向かう。

それは素晴らしい物語で、リンクスの人々の心に根付き。

精神、教育の根幹となっているのだろう。


(幼い頃からそれが理想と聞かされれば、戦力を放棄する軍縮なんてありえないと思える・・・か)


ただの昔話、けれどこういう伝承は人格の形成に大きな影響を与える。

そういえばアズキの故郷でもいくつかの御伽噺があり。

その中でも最も有名な桃から生まれた少年の童話では。

鬼と呼ばれる異種族を、餌付けした家来を従えて蹴散らす話だった。

あの国の人々が他国の人とあまり干渉したがらず、むしろ排除しようとする思考が多いのはそんな原点があるからなのかも知れない。

ましてやそれが建国物語となれば、国そのもの基盤と言えよう。

今この国の大統領の座を巡って争うのは、

軍縮を目指す改革派と、軍備増強を志す保守派の2つ。

保守派の軍人達がどれほどの誇りを胸に兵士を続けているのか。

それは、ダンッ! と殴りつけるように開いた扉が答えだった。

図書室に鳴り響いた音に、アズキとメイド達がびっくりしてそちらに向くと。

仕官の軍服を着た、青年が、怒りの形相で立ち、室内を見回して、書籍の山に囲まれている名無しの少年を発見し。


「無メイの乖離ぃ!」


不機嫌丸出しの足音を立て、向かっていく青年。

途中でアズキとすれ違ったがこちらには興味は無いようだが、あの褐色肌と薄紫の髪には見覚えがあった。


「あれは・・・、ランジベル軍を指揮してた人っすね」


ロックラウンドの教会前で戦っていた際、途中で現れて部隊の指揮をとっていた青年だ。

メイド長の話では無メイの乖離の来訪は軍関係者と上位階級の者にしか知らされておらず。

特に一度交戦した軍関係者は、末端の兵士に至るまで一切の接触を禁止されていたはずだ。

だというのにどうして、明らかな軍人がこんなところに?

彼は机の前に立ち、叩きつけて大きな音で恫喝しながら。


「貴様、よくもノコノコとこの街にこれたな? 何をしに来た?」


今まで怯えながら接した来た者達とは違う。

威圧する態度で恐れも無く言い放つ青年に、少年は。


「・・・・・・・・・」

「ふん、噂どおりの無口な男か。

 だがどんな目的だろうと関係ない。

 貴様がこの街に危害を加えようというのなら、この俺、ローレンス・ミックホルンが許しはせん!」


ハッキリと敵対の意志を剥き出しにして宣告する青年、ローレンス。

室内のメイド達の顔面が真っ青になり。

失いそうになる意識を辛うじて保ったメイド長は。


「ローレンス殿!なんと無礼な!!

 申し訳ございません無メイの乖離!

 この者はランジベルの仕官でございますが、何分まだ若く、血気盛んなところがございまして、

 領主ベイゴン様も頭を悩まされており―」

「なっ!? メイドがこの俺に―」

「私はベイゴン様の代行してこの場におります!

 例え貴公がランジベル軍の将であったとしても、無メイの乖離への無礼な態度、断じて許すわけには参りません!」


メイド長としての貫禄と、領主代行として無メイの乖離をもてなす指名。

命をかけてそれを全うせんとする老婆の意志は硬い。


「我らランジベル軍にも、街を守る義務がある!

 この者は危険だ! 野放しになどできん!!」


それに反発するローレンスは、かなり直情的な性格のようだ。

退く事を知らぬ猪侍。アズキの故郷にもこんな人が居たな。

なんてその横で思いつつ、このままでは2人の会話は平行線を辿りそうだと。


「あ~、はいはい、一応図書館では静かにっすよ」

「何者だ女!?」

「ん~、そこのそいつの助手ってとこっすかね」


でまかせの役職だが、そういう事にしておいたほうが説明の面倒がなく都合がいいだろう。

土砂崩れの現場でも手伝ったのだし、問題があれば名無しの少年が首を振るはずだ。


「助手だと!? そうか、どこかで見た顔だと思ったら、ロックラウンドで無メイの乖離と共に戦っていた女か。

 ならば聞かせろ、何の目的で来た?」

「それは機密事項っす」


機密も何もまったく知らないのだが、その返答でローレンスの意識は完全にアズキに向いた。


「どこの指示だ!?」

「諜報員が依頼主を明かさないのはこの国でも常識じゃないっすか?」

「諜報員だと!?」


アズキの一言一句にいちいち過剰に反応するローレンス。

もちろんわざと焚きつけるセリフを選んでいるのだが。

ローレンスの問い詰めを受け流しながら、アズキは横目でちらりと名無しの少年を見る。

少し目があって。


(邪魔されたくないでしょ?)


通じはしないだろうが、そんなアイコンタクトを送ってみる。

彼の手元の紙には土砂崩れの全体図と、地質情報などがこと細かく描きこまれている。

いったい何を意味するのかわからないが、一部に出力を40%に抑えるなどの謎の注意事項が記載されており。

見る限り、そろそろここに来た目的も終わりそうな雰囲気だ。


「おい、聞いているのか貴様は―」

「あ~はいはい聞いてるっすよ」


ローレンスの相手を続けてほどなく、名無しの少年は開いていた本を閉じ、それぞれ種類毎に並べなおしていく。

何を? いや、おそらく。


「もう終わったから、片付けるっすか?」

「・・・(黙って頷く)」


使った物を元に戻す、案外几帳面な性格らしい。

そういえば最初に会った時も、川の仕掛けを丁寧に崩していた。


「そのような事をわざわざ! こちらでさせていただきますわ!

 どうぞ、お気になさらずに!」


彼の手を煩わせるわけにはいかないと、メイド長が慌てて申し出ると。


「・・・頼みます」

「そ、そのような勿体無いお言葉・・・!!」


ご年配への言葉使いは丁寧にと、いまいちつかみどころがない彼。

書いた紙を懐にしまい、立ち上がる。


「さて、次はどうするっすか?」

「街を見て回る」

「了解っす。あ~っと、

 チャポがそろそろ戻ってくるっすから、それまで待っててもらえるっすか?」

「・・・(頷く)」


言葉のキャッチボールができると随分と楽だ。

メイド達に本を片付けるように命じてから、メイド長は名無しの少年ではなく、アズキのほうへと向き。


「そろそろ日暮れが近くなっております。

 街の散策は明日になさって、今晩は領主様の館へお越しになるのはいかがでしょうか?

 明日には領主様もお帰りになるでしょうし」


これは予定されていた提案だろう。

領主不在の状態で、メイド長は独自の判断ながら最優の選択肢をとれる人だ。

さらに軍人のローレンスにも一切臆する事のない芯の強さ。

ランジベルの政務官達が仮病を使って逃れ、

彼女に無メイの乖離の応接を任せたのも今なら納得できる。

将来はこんな出来る女になりたいものだと考えつつ、

アズキは名無しの少年のほうを見ると。


「・・・(首を横に振る)」

「こっちで宿を探すから大丈夫っすよ」

「・・・かしこまりました、ご存知かとは思いますが、物資の不足で住民は疲弊しており、治安は悪くなっております。

 くれぐれもお気をつけ下さいませ」


一瞬だけもう一度願い出ようとして止めたメイド長。

お世話になりましたと挨拶をして、去ろうとしたアズキの前に。

立ち塞がる影があった。


「言った筈だ。野放しにはせんと」


さきほどから静観していたローレンスは、まだ話は終わっていないと仁王立ち。


「あ、まだ居たんっすか」

「ま・・・くっ・・・、ええい!」


ぞんざいな言い方に怒鳴りたくなるのをグッと堪え。


「街を見て回ると言うのなら、俺が案内しよう。

 丁度貴様に、この街が今どうなっているのか見せ付けてやろうと思っていたからな」


監視もかねてついてくるつもりのようだ。

若者の暴走にどうしたものかと頭を抱えているメイド長。

どうしようかと悩むアズキ。


「あたしは別にかまわないっすけど」


主賓はどうだろうと目を向けると。

何も言わないが、首は横に振っていない。

これはOKの意思表示だとなんとなくわかってきた。


「いいそうっすよ」


ではこの3人で、いや丁度街の偵察に行っていた茶歩丸が帰ってきた。


「へいただいまっと。・・・ん? そっちのは?」

「ランジベル軍の風雲児、ローレンスさんだそうっすよ」


アズキの雑な紹介に、そういう扱いの男かと察する茶歩丸。

街の地形は頭にいれてきたが、地元の案内人がいるに越した事はないか。

と、その本人は茶歩丸に驚いた様子で


「た・・・狸がしゃべっているのか!?」

「・・・そうだよな、それが普通の反応だよな」


思えばこのリンクス連邦に来て、普通の反応をした相手は初めてだ。

名無しの少年に、おもてなし部隊の連中のほうがおかしいのである。

このローレンスという青年に、なぜか親近感を覚える茶歩丸だった。

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