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最後の召喚  作者:
本編
13/24

12.再会の約束

太陽が地平線より頭を出すよりも早く、私達は神殿に入った。

まだ、多くの人が眠りについているのか神殿内はとても静かだった。


『召喚の儀』が行われた祭壇のある部屋は所々にある魔石で灯されている光がゆらゆらと揺らめいて幻想的な雰囲気を醸し出している。


コツコツと私達の足音だけが響く。


神官の資格を有しているエドガルドが祭壇に花と酒と果物をおいていく。

祭壇の前で跪き、祈りをささげる。

この国の神官長様はこの場にいない。

ヴィートが西国の者だけで祈りを捧げたい。と告げていたからだ。

エドガルドが神官の資格を持っているので付添は不要という申請はすんなり通った。

信頼されているのか、誰が何をしようともどうでもいい事なのか……判断に困る所だが今回は前者ということにしておこう。

ついでに神子様とトールには話していない。



祭壇に捧げた酒と果物は神様の好物で、花は乙女を意味しているらしい。

花で酒と果物を囲い、神様をもてなすという意味合いを持つらしい。

どういう基準でそうなったのか問いただしたいが、きっと誰も知らないのだろう。

古くから伝わる作法という事以外は……


「ジュリ」

低い声が部屋に木霊する。

振り返るとヴィートが小さな包みを差し出した。

「ヴィート?」

「無事、元の世界に帰ってから開けてくれ」

「?」

「俺達からの感謝の気持ちだよ」

今にも泣きそうな表情を浮かべながらも微笑むヴィート。

ヴィートの後ろにいるカルロも泣くのを我慢しているような表情だ。

ヴィートから包みを受け取り召喚された時に持っていた鞄に入れる。


部屋の中心に立ち、私を中心に四方に立つヴィート達。

彼等が私を元の世界に返してくれるという。

ヴィート達は全員上級魔導士としての資格も有しているのだと昨夜、宴の後で教えてもらった。

宴の後、私の部屋で酒盛りが朝方まで行われたのはほかの人たちには内緒だ。

今は王様稼業で手一杯で魔術研究が出来ないヴィートを横目に本来の仕事の空いている時間に少しずつだが魔術研究をしているらしい。

ヴィートがブーブー文句を言っていたが軽くスルーされていた。

今後の課題は『ジュリ(わたし)の世界へ自由に行き来できる術を探る』らしい。

すでに私が5回こちらの世界に来ていることから『道』が出来上がっているはずだというのが彼らの考えだ。



彼等が所定の位置につくと呪文を唱え始める。

私を中心に魔法陣が浮かび上がってくる。


帰還の魔法陣だ。


彼等の呪文の詠唱が終わると魔法陣はまばゆい光を解き放つ。

視界が真っ白に覆われる中、ヴィート達の声が聞こえてきた。


「さよならは言わないぞ。絶対に会いに行くからな」

アルドの声を詰まらせたような声を初めて聴いた。

どんな表情をしているんだろう。

見えないのが残念だ。


「あなたは私たちの『光』です。必ず『光』の元へ行きますから」

優しいエドガルドの声。

西国にいる時はさりげない優しさにいつも救われていた。

エドガルドの方が私にとって『光』だったのかもしれない。


「二度あることは三度ある。と言ったら怒られそうですね。でも、僕は信じていますよ。もう一度あなたに会えることを……」

カルロの真剣なだけど、どこか甘さを含んだ声。

一度決めたら成し遂げるまで何度でもくじけずに挑み続けるカルロに私は『希望』を知らず知らずのうちに貰っていたのかもしれない。


「俺は諦めが悪いんでね。(お前)の世界で待ってろ。必ず会いに行く。それまで元気でいろよ。…………ツバサ」

え?

ヴィート!?

なんで、その名前を!?

ヴィートの言葉に混乱し、いつの間にか気を失っていた。



***


次に気づいた時は真っ白な空間に立っていた。

キョロキョロとあたりを見回すと、白髪で黄金の瞳を持つ一人の青年が立っていた。

青年は私を見つめると優しい笑みを浮かべ近づいてきた。


数歩手前で止まった青年は深々と頭を下げた。

理由がわからず首を傾げると青年はにっこりと微笑むと衝撃の事実を告げた。


「『神子』のお勤めご苦労様でした」

「は?『神子』?『神子』なら……」

「あれらは『神子』ではありません」

「え?どういう……」

「彼女達の額にあった宝玉を覚えていますか?」

そういわれて、彼女達の額に各国の色の宝玉が埋め込まれているのを思い出した。

小さく頷くと

「あれは本来『神子の補佐』を意味するモノ。『神子』の印ではないのです」

「あれ?でも中央の……」

「中央にもありますよ?透明なのでわかりづらいだけです」

「でも、私は中央では何もしてないよ」

「いえ、していますよ。王がそれぞれの国と交流を持つことができた」

「え?」

「中央国はほぼ政治的に独立した国だった。多少交流があってもそれは商人の間でのこと。国と国との繋がりはほとんどなかった。だが、あなたの存在が中央国と周辺国の繋ぎとなった」

「…………」

「あなたにはつらい経験をさせました。申し訳ありませんでした」

再び頭を下げる青年。

「ですが、もう二度とあなたがあの世界に行くことはありません」

「え?」

「あなたの世界とこちらの世界は平行している世界。交わる事など本来ありえなかったのですが……あなたの世界を監視していたはずの私の姉達が人間世界……とくに日本で一部流行っているネット小説に嵌り、『私なら簡単に異世界に連れて行ってあげられるわよ~』と力を使ってしまったのがそもそもの原因でした」

青年の言葉に言葉が出ません。


え?なに?

つまり、私たちの世界を監視していた人(?)の遊び(ぼうそう)に巻き込まれたと?


「姉達のルール違反(あそび)に気づいて止めようとしたのですが、私が監視していた世界で異世界への扉を開き異世界の人間を誘拐しようとする力と姉達の力が結合してしまい、あなたを本来の世界から釣り上げてしまった。あなたを守る為の応急処置としてこちらの世界に移動させました。ただ、加護を与える時に姉達の力が強すぎて、あなたには魔術等の特殊な力しか与えられませんでした。本来なら言葉など不自由なく過ごせるようするはずでしたが、それらの力は偶然巻き込まれたもう一人の方に備わってしまったのです」

ああ、なるほど。

だから彼女達は言葉に不自由しなかったけど、私は言葉に苦労したのか。

「ん?ちょっと待って。巻き込まれたのは私じゃなくて彼女達の方なの?」

「ええ、そうですよ。この世界での『神子』の資質……異世界への移動が可能な魂を持ち、様々な試練を自らの力で乗り越えようとする意志を持っているのはあなた。彼女達は何の力も持たないただの見た目が可愛らしいだけの娘にすぎません。巻込んでしまったので、補助の力を込めた宝玉を与え、神子を助ける存在のポジションを与えましたが、それが逆効果を生むとは……申し訳ありませんでした」

先ほどからぺこぺこと頭を下げる青年に私は苦笑するしかなった。

「……ねえ、なんで5回も私は異世界に連れて行かれたの?」

「それはその…………私には姉が5人おりまして、その5人ともが個別に暴走した結果です」

おやまあ、なんということでしょう!

目の前の青年の姉たちの暴走に度々巻き込まれたということなのか……

やっぱり、巻き込まれ体質なんじゃないだろうか…………

「しかし!姉達は監視の役から下されました!これからは私があなたの世界とこちらの世界を監視することになりました」

「へ?それって大変なんじゃ……」

「大丈夫です。本来私たちはよっぽどのことがない限り各世界に干渉してはならないことになっているのです。本当にただ見ているだけです」

「あれ?でも『神子様方』は礼拝する時声が聞こえるって……それに彼女達より前に召喚されていたという『神子』は?」

「彼女達より前の『神子』については私の先任の者がこっそりと行っていたのですが、事件を起こしたことをきっかけに、監視役の任を解かれ、私がこの世界の監視官に就きました。私がこの世界の監視官になってからは一度も『召喚』を成功させていません。あなた以外では……。そう、やすやすと他の世界の人間を移動させることはできませんからね。彼女達が聞いていた声については姉達の仕業です。ボイスチェンジャーを使って私の世界で遊んでいたのです。まあ、国を乱すわけではなく、整える助言を与えていたので無視していましたが……それも今後はないでしょう。姉達は上司たちから徹底的に再教育されることが決まりましたので」

「再教育?」

「ええ、世界の監視官としての試験を一から受け直しです。一人前の監視官になるのに私たちの感覚でざっと1000年は掛かりますからね」

「ちなみに人間時間に換算すると?」

「そうですね……1億年ってところでしょうか」

うわ~、とてつもなく長い時間だな。

遠い目をしていると青年はクスリと笑った。

「それで、翼さん」

「あ、はい」

「あなたには多大な迷惑を掛けました。なにかお詫びを……と考えているのですが、その前にあなたに会いたいという人たちが……」

青年が背後を振り返ると懐かしい人たちが立っていた。



「キース?フランク?ヤン?それに、アルヴィスタ様?」

青年の後ろに立っていたのは北国で知り合った人達。

私のせいで死なせてしまった3人と私を追いかけてくれた人。

「久しぶり、ジュリ」

「元気そうだな、ジュリ」

「やっと会えたね、ジュリ」

「もう一度、お会いできて嬉しいですよ。ジュリ様」

満面の笑みを浮かべている4人に私は顔向けできなかった。

特に、キースとフランクとヤンは私が詠唱短縮の術を教えたがために殺された。

恨まれているはずだ。

本来ならまだ生きていたはずなのだから……

下を向き、両手を力強く握る。

手のひらに爪が食い込むがそんな痛み、彼等に比べれば軽いものだ。


「ジュリ様、彼等はジュリ様を恨んでなどおりませんよ」

アルヴィスタ様がそっと私の手を握り指を開かせた。

手のひらには小さな傷跡が出来て血がにじんでいた。

「そ、そんなことない!だって、私が詠唱短縮の術を教えなければ!私が教えなければ彼等はまだ生きて……」

勢いよく顔を上げると、優しい笑顔を浮かべた3人が私の前に立っていた。

アルヴィスタ様は一歩後ろに下がってにこやかに微笑んでいる……

「ジュリ、俺達はお前の事を恨んだことは一度もない」

「そうそう、むしろ俺達だけにあの術を教えてくれたことが嬉しかった」

「俺達はお前に感謝しているんだ」

次々と私の頭を撫でていく彼等。

「むしろ、俺達の『死』がお前を苦しめる原因になってしまって申し訳ない」

頭を下げる三人に私は慌てる。

「それにな、ジュリ」

「お前は周囲が止めるのも聞かずに俺達を助けようと駆けつけてくれたじゃないか」

「俺達は国を……大切な人たちを少しでも守る手伝いが出来たと思っている。もし、ジュリが詠唱短縮の術を教えてくれなければそれこそ無駄死にしていたはずだ」

三人の言葉に私の目から涙が溢れだす。

「ごめんね。ごめんね」

ただ謝るしかない私に彼等は困ったように微笑むとギュッと私を抱きしめた。

「泣くな、ジュリ」

「俺達の方こそ、お前に大きな心の傷をつくってすまない」

「無理に笑えとは言わない。だけど、泣くだけ泣いたら俺達の為に笑ってくれ」

「それが俺達の新しい『道標』になる」

「え?」

「俺達は新しい『生』を与えられることが決まった。お前の世界で」


抱きしめられていた腕が解かれると彼等の姿が徐々に薄くなっていった。

「ジュリ、俺達は絶対お前と同じ時代に生まれ変わる!」

「そして、お前を見つけ出す」

「その時は、また一緒に遊ぼうな!」

彼等は笑いながら消えていった。


「キース!フランク!ヤン!」


「彼らの願いにより、彼らをあなたの世界に送りました」

青年の声が静かに響き渡る。

「彼らは本来なら北国に転生するはずでしたがそれを拒みました。……彼らはあなたが暮らす世界を望んだのです」

「でも、私と同じ時代とは限らない」

「ええ、でも彼らの事です。きっとたどり着くでしょう」

青年のどこか楽しそうな声が私の心をなぜか軽くした。


「ジュリ様」

静かに先ほどのやりとりを見ていたアルヴィスタ様が声を掛けてきた。

「アルヴィスタ様」

「もう一度、ジュリ様にお会いでき、嬉しいです」

にっこりとほほ笑む姿は生前の姿と変わらない。

「自分はジュリ様を傷つけていたのですね」

「え?」

「彼らとのやりとりを見て生前の行動を顧みました。自分の行動はジュリ様の傷を抉る行為でしかなかったと」

俯くアルヴィスタ様に私は慌てる。

「そ、そんなことない!どんなに邪険に扱っても、他国に召喚されてからも私を追いかけてくれて嬉しかった。私という存在を知ってくれている人がいる事がどんなに嬉しかったか……」

アルヴィスタ様の手を取り、懸命にあの時の想いを告げる。

「ジュリ様……ありがとうございます」

私の手を握り直し、額に当てるアルヴィスタ様。

「ジュリ様、自分もジュリ様の世界に転生することが決まりました」

「え?」

あの三人に加えてアルヴィスタ様も!?

驚いて青年を見ると大きく頷いている。

「ジュリ様の世界でジュリ様と会える確率はほぼないと言われていますが、私も彼らのようにあなたを探します。記憶を失ってしまうこともわかっています。それでも……」

ぎゅっと握りしめられた手。

私は小さく微笑む。

「そうだね。また会えるといいね」

そう呟くとアルヴィスタ様の体が薄らいでいった。

「自分はあの若者たちのような情熱はありませんが、ジュリ様の元に必ずたどり着いて見せますからね」

消える瞬間、満面の笑みを浮かべたアルヴィスタ様に知らず知らずにまた涙がこぼれた。



「ねえ、『神様』」

「私は監視官であって『神』ではないのですが……なんですか?」

苦笑する青年だがそれ以上は否定しなかった。

「彼女達はあっちの世界で幸せなんだよね?」

「ええ、一応は」

「一応?」

「彼女達は自ら『ネット小説によくある乙女ゲームのような状況』を作り出しましたからね」

「『神様』も乙女ゲームやネット小説を知っているの?」

「姉達に散々教え込まれましたよ。ネット小説の様な悪徳令嬢を破滅に追い込むようなゲームは存在していないんですよね?婚約者がいる男性を奪うという行為は二次元とはいえ許される行為ではないはずですからね」

青年の言葉に驚きが隠せない。

「彼女達は『ネット小説によくある乙女ゲームの世界』と思い込んでいる可能性……いえ、確実に思いこんでいますね。たまたま似たような境遇の男達が存在していましたからね」

青年に言われて彼女達のハーレムを思い出しなるほどと納得してしまった。

「彼女達は自ら望んでこちらの世界に留まっています。あなたの世界には未練もないみたいですから放っておきなさい」

「え?」

「あなたを都合の良い時だけ利用する『友人』とも呼べない人達の事など忘れてしまいなさい」

ガラリと声の高さが変わった青年に視線を向けるとにっこり微笑んでいる。

「知っていました。あなたの世界にいる時からあの娘たちはあなたを利用していたことを」

「…………」

「あなたの兄弟や兄の友人。クラスや委員会や部活であなたに惹かれた者たちをあなたの傍にいることで自分の存在を見せつけていたあの娘達。こちらの世界でも同じです。最初はあなたに興味を持ち惹かれていた者達を次々と言葉巧みにあなたを貶し、自分の方が正しいと間違った認識を植えていく様は見ていて気持ちがいいものではありませんでしたね。騙される彼等にも呆れましたよ。私は見ていることしかできない事をあれほど苦々しく思った事はありませんでした」


ふと表情を和らげて微笑む青年。


「ですが、あなたの望みである『彼女達と離れたい』はこれで叶ったでしょ?」


「!?なぜ……それを……」

「もう、姿を偽る必要もなくなります。あの娘達に気を遣いながらの生活は終わったのです。これからはあなたはあなたらしく生きていける」

「どうして?」

「あなたの心の悲鳴が私や姉達に届いていました。これからは都合の良い時だけ『友達でしょ?』といって面倒事を押し付けられる人もいなくなります」

「…………でも、佐藤さんは関係ない」

「ああ、彼女に関しては気にしなくていいですよ」

「え?」

「佐藤美咲は幼い頃から『乙女ゲームの世界へのスリップ、異世界へのスリップ』を夢見ていた子なので、今回の事はむしろ諸手を上げて喜んでいますからね。着実にハーレムを築いていましたからね」

にっこり笑顔なのに怖いと感じる。

ブルリと体を震わせると青年はふと表情を変えた。

「といっても、あなたは彼女達の事を忘れることは出来ないでしょうから、彼女達に関する記憶を封印させてもらいます」

「え?」

「彼女達の存在はすでにあなたの世界では存在しないものとされていますからその処置でもあります。それと……こちらの世界の事も封印します」

「え?」

「時々夢に見てしまうかもしれませんけどね。夢は夢ですから……」

青年の手が私の目を覆う。

「『神様』!」

「私は神ではありません。ただの監視官です。この先、あなたに『大切な人と歩む幸せ』が訪れることを祈っていますよ」


次第に薄れる意識の中で青年が無表情のまま、あちらの世界を覗き込んでいる姿が見えた(・・・)


「さて、姉達の加護を失った『神子様方』はこの先、どんな人生が待っているんだろうね。自分より格下だと嘲笑っていた子が自分たちよりも注目を浴びるほど美しい人物だったと知った時のあの娘達の驚愕した姿は見物だったな~。神官達にも私の忠告……『神子教本』を無視したことを後悔させなきゃ。私の『神子』を大変な目に合わせたのだから…………上司の許可も貰ったし…………楽しみだな~♪」


意識が完全に途切れる前に微かに聞こえてきた言葉は最後まで私の耳には届かなかった。




次に私が目を覚ました時。

私はあの世界での出来事すべて覚えていなかった。


長い夢を見ていた。

そう、思うようになっていたのだった。


そしていつもと変わらない日常へと戻った。


時々夢に見る内容を物語風にして書きとめること以外は……



作中にある『乙女ゲームの悪徳令嬢~』うんぬんは私の知る限りの情報です。

約20年前から乙女ゲーはプレイしていますが……婚約者がいる相手を攻略するというのはプレイしたことないので…σ(^_^;)アセアセ...

携帯アプリとかならあるのかな?

携帯アプリは私との相性が悪いらしく1周したら飽きて放置してます。


さて、次こそ最終回(の予定)

視点をジュリから別の人に変えて完結(予定)です。



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