11.最後の夜は……
宴の会場は王宮の中庭で行われると連絡がきた。
迎えを寄越すとも言われなかったので勝手に一人で中庭に向かった。
この国の中庭…めちゃくちゃ広いな~
うち学校のグラウンドの何倍あるんだろう…
これが中庭……なんだ。
中庭というより庭園と呼んだ方がいいのではないだろうか。
え?お茶会も中庭じゃなかったかって?
ああ、あれも中庭と言えば中庭だけど……
『来賓の為の中庭』だからこの国の王がいう中庭とは違うのよね。
紛らわしいけど。
この国の王宮には『王妃の秘密の中庭』『国王の私的な中庭』『文官の憩いの中庭』『武官の鍛錬の中庭』などよくわからない中庭が複数存在しているんだよ。
むしろなぜ『中庭』と付けるんだろう?
すべて城の内側に作られているからなんだろうけど……
今回の宴の舞台になった中庭は『舞踏の為の中庭』というらしい。
1000人くらい踊れるからそう呼ばれているらしい。
それならダンスの為の専用舞踏場をつくればいいのでは?と思わなくもない。
中庭のあちらこちらで今日の試合の話をしている。
もっぱら周辺4カ国の上級魔導士達の話題だ。
私に関する話題はほぼない。
あったとしても『野暮ったいあの魔女は化け物だよな~』というくらいだろう。
ちなみに中庭にいるのは貴族だけだ。
平民は国王の計らいで競技場でどんちゃん騒ぎらしい。
費用は国庫から出るらしい……太っ腹だな中央国の王は。
私はそっちに参加したいです。
今からそっちに行ってもいいですか~?
と思っていたけど警備の騎士様たちの視線が痛いので大人しく会場内を回ることにします。
貴族に知り合いなんていないからつまんないんだけどな~
各国の王には最初に挨拶したからもういいだろう。
彼等にも外交の仕事があるだろうし、私が居ても邪魔だろうからね。
中庭をウロウロと徘徊していると皆振り返り、驚愕の表情を浮かべる。
なにをそんなに驚いているんだろうと、キョロキョロと視線を彷徨わせるが原因不明。
何に驚いているんだろう。
「あ、シルヴィ。ねえ……」
「ジ、ジュリ!?」
シルヴィを見かけたので声を掛けたら驚愕の表情を浮かべたまま固まってしまった。
ん?どうしたんだろうか……
しばし呆然とシルヴィを眺めていると大きな声が響いた。
「あー!ジュリ姉様が前髪上げてるー!わー!後ろ髪下しているの初めて見た!かわいい~!」
シルヴィの後方からファルが顔を赤らめて駆け寄ってきた。
「へー、ジュリさんが前髪上げるなんて珍しいな。お、眼鏡も外しているじゃないか」
右手側から歩いてくるトルディアはニヤニヤしている。
「ところで、トールが迎えに行ったはずなんだが……」
「え?迎えが来るなんて聞いてないから一人で来たけど……」
「あはは、せっかくジャンケンで勝ってもトール意味な~し!」
爆笑しだしたトルディアは放っておいて……
「なに?またエスコート役をジャンケンで決めてたの?」
「うん、トールさんはジャンケン強いんだよ!僕達一度も勝った事ない」
「あー、たぶんそれ、トールの能力の一つだわ」
「「「え?」」」
首を傾げる3人。
「トールも知らないんだけど、あの人、無意識に予知能力使っているのよ。自分に都合のいい時だけ」
「えー、マジで!?ずるい。そんな便利な能力あるなら俺にも欲しい」
「僕も欲しいです!予知能力あれば嫌な仕事を他に廻せるかもしれないのに……」
ぶーたれるファルとトルディアに対してシルヴィは苦笑するだけだった。
「ジュリ、ここにいたのか。探したではないか」
低い声が耳元で囁かれ、思わず耳を押さえて振り向くと西国の王が笑いながら立っていた。
その後ろにはどこかげんなりしたトールと外交官のカルロ様がいた。
慌てて膝を折ろうとしたが止められた。
「今日の主役は君だからね。膝を折る必要はないよ」
「……陛下」
にっこりと笑みを浮かべる西国の王に私も自然と笑みが浮かぶ。
「交流試合、優勝おめでとう。ジュリの魔術にはいつも驚かされるよ」
「ありがとうございます。術に関してはほとんどが思いつきなんですけどね」
「その発想が大切なんだよ」
西国の王が私の頭を優しく撫でる。
「陛下?」
「……以前のように名前では呼んでくれないのか?」
「陛下は西国の頂点に立つ方。私ごときが名を呼べるはずもありません」
視線を西国の王から逸らすとカルロ様が苦笑していた。
「ジュリ様、お久しぶりでございます」
深々と頭を下げるカルロ様に私も下げようとして西国の王に止められた。
「陛下?」
「…………」
「ヴィート。ジュリが困っている」
苦笑しながら私の頭から西国の王の手をどけるカルロ様。
「ジュリ、ヴィートの名前を呼んであげて」
「え?」
「今は西国の王としてではなく、西国で共に研究をしていた仲間として接して欲しいんだ。もちろん、僕とも……。他国の王には許可を貰っているから(苦言なんて言わせないから)、名前で呼んで」
「……王や外交官としてではなく友として?」
「そう友として。再び会えるとは僕もヴィートも夢にも思っていなかった。こうして、再び見えたのは『神のお導き』どうか、今だけは……ね?」
言葉を重ねるカルロ様から視線を西国の王に移すと微笑んで頷いている。
「わかった。ヴィート、カルロ。また会えて嬉しいよ」
西国にいた時のように話すと二人は破顔した。
それをみた周囲の令嬢が黄色い悲鳴を上げたのは幻聴ではないだろう。
「ということで、ここからは俺がジュリをエスコートする」
「ヴィート、ずるいですよ。僕だってジュリをエスコートしたいんです」
いきなり口論を始めた二人に思わず苦笑する。
私は右腕にヴィートの、左腕にカルロの腕を取る。
「両手に花!ということで二人でエスコートして!」
私の言葉に二人は一瞬だけきょとんとした表情を浮かべた後、顔を見合わせて頷き笑みを浮かべた。
「「仰せのままに、俺(僕)のお嬢様」」
会場内の徘徊をやめ、会場の隅に設置されたテーブルに移動した私たちはトールがかき集めてきた食べ物(私の好物ばかり)を囲み談話をしていた。
「ねえ、ヴィートは王として挨拶廻りしなくていいの?」
「ああ、必要な所には挨拶済みだ。あとは、カルロの部下が上手く立ち回ってくれているから大丈夫だ。それに正直にいうと他の国の上層部とは長く一緒にいたくない」
「は?」
げんなりした声で小さくつぶやくヴィートにカルロも頷く。
「僕も中央国に入ってから何人かの方とご一緒させていただきましたが……プライベートでは関わりたくない人達ですね。外交の仕事としてなら仕方なくお相手しますが……」
「今いる各国の上層部って、各国の王と神子だよね?」
「ああ」
「ええ、そうですよ」
満面の笑みで肯定されました。
うわ~、この笑み怖い!
思わずブルリと体が震えたわ。
ファルとトルディアとシルヴィとトールはいつの間にか御令嬢方に拉致されていったのでこの場にはいない。
ここにいるのは私とヴィートとカルロの3人のみ。
少し離れたところにヴィートの護衛騎士2名がにこやかに微笑みながら警護している。
護衛騎士のアルドとエドガルドは私もよく知る二人だ。
ヴィート、カルロ、アルド、エドガルドは幼馴染でアルドとエドガルドはヴィートの乳兄弟でもある。
アルドとエドガルドは顔立ちは似ていないけど双子なんだって。
まあ、どちらも美形ではあるけどね。
「ねえ、ジュリ」
「ん?」
ジュースをストローで飲んでいたらカルロが私の髪を触りながら顔を覗き込んできた。
「今日はどうして素顔を晒しているの?いつもは前髪で覆って、さらに分厚い眼鏡を掛けてその素顔を見せることなんてなかったのに……それに可愛らしい髪形までして……」
前髪を左右に流して、後ろ髪を豪華な髪飾りを使ってハーフアップにして、毛先をカールさせてある髪をいじるカルロ。
この髪型が一番シンプルだったのだ。
支度をしている時、いろいろと盛られ頭が重いと侍女さんに訴えてなんとかこの髪型にしてもらったんだ。
侍女さんたちは不満だったらしいが何とか納得してくれたからよかったよ。
使っている髪飾りの金額は聞きたくないほどの豪華なモノなんだよね。
なんでも中央国の国王夫妻からの交流試合優勝の副賞だとか……
壊さない様に気を付けなきゃ……
「そうだぞ。お前が美しい素顔を晒しているからみんな驚いて遠巻きに見ているじゃないか」
ヴィートも反対側の髪を一房取り口づけている。
いや、遠巻きに見ているのは貴方達の行動のせいです。
とは正直に言わない。
「あー、侍女さんたちにやられました」
部屋でのやり取りを大まかに話すと二人は爆笑した。
ええ、爆笑ですよ。
微笑むじゃなくて爆笑!
どこに爆笑する要素があるのだろうか……
あ、話が聞こえたのかアルドとエドガルドも笑いを堪えている!
「お前の部屋の侍女は最高だな!あとからお礼を言っておくか。滅多にみることが出来ない美しいジュリを拝めたからな」
「それなら僕が言っておきますよ。ヴィートが直接言うと色々と問題が生じそうだから…………」
「そうだな。ここは外交官殿に任せた方が無難だな。ついでにあの交渉も頼む」
「了解です。外交官の名に恥じぬようしっかり交渉しますよ」
クスリと笑うヴィートとカルロに首を傾げているとアルドとエドガルドが近づいてきた。
「どうしたの?二人とも。何かあったの?」
「中央国の王がジュリ様とお話しされたいと……」
アルドの声に慌てて立ち上がり膝を折り、中央国の王を出迎える。
アルドとエドガルドはヴィートの後ろに立ち敬礼している。
カルロはヴィートの斜め後ろに立ち頭を下げた状態だ。
「楽にしてください。敬語も不要です。今からしばらくは中央の王としてではなくただの魔術に興味がある『ダミアン・セルラ・デリウス』として話に来たのですから」
中央国の王の声に私たちは姿勢を正し、彼の要求を受け入れた。
いや、受け入れないとにこにこと微笑みながら承諾するまで言い続けそうな雰囲気だったから。
ある意味、北国の王といい勝負する人だよ……この国の王の笑顔攻撃は……
「ジュリ殿、改めて、今日は優勝おめでとう。今日の試合はともて素晴らしかった」
「ありがとうございます」
深々と頭を下げると中央国の王は顔を上げる様、私の肩を叩き、椅子に座る様に促された。
テーブルを挟んで私の前の席には中央国の王が。
私の隣の席にはヴィートが座った。
カルロはヴィートの斜め後ろに立っている。
アルドとエドガルドは中央国の王の護衛騎士と共に少し離れた場所にでも会話は聞こえる位置で警護。
中央国の王から今回の交流試合の事で謝罪された。
これほどまで大規模な大会にするつもりはなかったが、神子たちが推し進めたこともあり大規模になってしまったと……
「やはり、神子たちの仕業か」
中央国の王の話を聞いたヴィートは呆れたように呟いた。
「西国の王は気づいておられたのですか?」
「中央の王から送られてきた招待状の文面を読めば裏で神子たちが動いているだろうと予測はついた」
ムスッとした表情をするヴィートに首を傾げる。
「招待状?護衛騎士からの話を聞いて各国の王が来たがっているって聞いたけど」
「いえ、4カ国の神子に言われて私が各国の王に招待状を送りました。周囲にはなぜか我が国から招待したのではなく、各国の王が交流試合を見たいがために来国したがっているという話になっていましたが……」
中央国の王の言葉にヴィートは小さく頷いた。
「神子たちがそのように誘導したのだろう。そういう事だけに関しては優秀だからな。そもそも俺は神子の護衛騎士たちに『ジュリが快く承諾したら』という注釈をつけたんだ。だけど、それをまるっと無視されていた。この国に来てから問いただしたら白状したよ。だから、きっと神子たちが強引に推し進めたんだろうと推測しただけだ。どの国も『神子様』には逆らえないからな」
ガシガシときれいに整えてあった髪をぐしゃぐしゃにするヴィート。
カルロが後ろからものすごく睨んでいるけど気づいていないだろうな。
きっと後から説教があるんだろうな~。
「うーん、確かに私の意見も全部スルーされたからそんな気はしていたよ」
「は?」
「え?」
「だって、時間無制限のデスマッチって効率悪いじゃない。陛下たちのスケジュールもあるのだからせめて時間制限を設けるべきだと進言したけど、キレ~イに無視されたからね」
「だから予選では全て『瞬殺』していたのか?」
どこか納得したような表情を浮かべるヴィート。
「うーん、チンタラと試合を長引かせると精神的にも肉体的にも疲れるからね。私がいたグループの出場者はその事に気付いたらしくってね、さっさと勝敗決めちゃおうぜーって控え室で盛り上がっていたの。仕舞いには賭けまで始まってたわね。誰が何分で勝敗を決めるかって。だから私のいたグループは1試合毎の試合時間は短かったでしょ?」
「確かに、ジュリがいたグループは勝敗が決まるのが他のグループより早かったな」
「まぁ、私の試合は『瞬殺』だったから賭け的にも観客的にも面白くなかったでしょうけど……早々と勝敗を決めていたグループのそばで、他のグループがチンタラと進める試合を見たらどう思う?最初の数組は対戦を楽しむかも知れないけど、時間が経てば経つほど『さっさと決着つけろよっ』て騒ぎ出す人が出てくると思うのよ。それこそ競技場に侵入して妨害しようとする人も出てくるかもしれない。…………最初から時間制限があれば避けられる事だけどね」
「なるほど~……」
感心した様にうんうん頷いている中央国の王。
「まあ、本当の事を言えば95%くらいは鬱憤晴らしかな?」
「あはは!ジュリらしい。相当ストレスが溜まっていたんだね」
ヴィートは私の頭を撫でながらうんうん頷いている。
「ところで、中央国の王よ。一つ頼みがあるのだが……」
「頼みですか?」
「明日の朝、神子たちが拝礼をする前に神殿を使わせて欲しい」
「それは神官長の許可を……ああ、ちょうどいい。あそこにいる神官長だけを呼んできてくれ」
中央国の王の視線の先には中央国の神官長が5人の神子様方と親睦を深めていた。
神官長美形だもんね~彼女達にとっては最高のエモノだわ。
中央国の護衛騎士は小さく頷くと、神官長を連れてきた。
私は立ち上がって迎えようとしたが二人の王に肩を抑えられて立ち上がれなかった。
え?なんで?
この場合、私は立って出迎えなきゃいけないんじゃ……
ヴィートに視線を向けるとただにっこりと微笑むばかりだった。
中央国の王も……
なんで!?
神官長は一瞬だけ両肩を抑えられている私を見た後、中央国の王に話しかけた。
中央国の王は先ほどのヴィートからの願いを伝えると神官長は満面の笑みを浮かべて了承した。
了承の許可を出した後、神官長はさっさと元の場所……神子様方の所に戻っていった。
神子様方から甘い声で呼ばれたらしい。
神子様方……あんたたちすでに既婚者だろうが!(中央は除く)
神官長が私たちの声が届かない場所まで移動するのを見届けた後、中央国の王が口を開いた。
「西国の王はジュリ殿を明日の朝、元の世界に戻すおつもりですね」
「ああ、明日はちょうど満月。神の力が一番満ち、異界の扉を開けやすい日だからな」
言われた言葉の意味を理解するまでに数秒を要した。
「え?ちょっとまって……まだ水晶が戻ってきてない……」
「ジュリ、神殿で行う『帰還の術』には水晶は不要だよ」
「え?」
「神殿以外で『帰還の術』を行う場合は大量の魔力を補うために、4大元素…地・水・火・風の魔力を込めた魔石を使うことはあるけどね。一応ジュリが持っていた水晶には4大元素の魔力がなぜか込められていたから代わりにはなるだろうけど……前例はないね」
くすりと笑うヴィートに中央国の王も笑みを浮かべている。
「『帰還の術』はあまり使われたことがないからどこかで間違った情報が流れたのかもしれませんね」
「ああ、俺も神殿の最奥に仕舞われていた書物を読むまで知らなかったからな」
なんてこったい!
神殿でやればあっさりと帰れたのか~!
じゃあ、ファル達との対決なんて必要なかったじゃないか~!
あ、でも神殿は限られた人しか入れないから私だけでは無理か。
「ジュリ殿にとってこの宴で良い思い出ができることを願っているよ」
中央国の王はそう言い残して他の場所に移動していった。
「ということで、ジュリ」
「え?」
目の前に差し出されたヴィートの手。
「明日、日が昇る前にお前を元の世界に戻す。それまでの時間を俺とカルロ達にくれないか」
「あー!ヴィートずるい!ジュリ、俺と踊ろう!」
離れた場所で護衛をしていたはずのアルドからも手を差し伸べられた。
「アルド、まずはヴィートに譲ってあげなよ。ジュリさんと踊りたいが為に嫌々ながらもダンスのレッスンを受けていたんだから」
エドガルドが苦笑しながらアルドの手を引っ込めた。
「な?!エド!」
「事実でしょうが。即位式の後の舞踏会では叶いませんでしたけどね」
意地の悪い笑みを浮かべるカルロとエドガルド。
「ほら、踊るぞ!ジュリ」
強引に私の腕を掴むとヴィートはダンスが繰り広げられている場所まで私を引っ張っていった。
私とヴィートの登場に他の人たちが驚きの表情を浮かべ私たちを凝視している。
楽団が緩やかなワルツを奏ではじめた。
「ねえ、ヴィート。私、ワルツは……」
「俺がリードするから心配するな」
一応、ダンスのレッスンは神子様方に巻き込まれて受けたことあるけど……
「大丈夫だ。ジュリならすぐに慣れる」
曲に合わせてゆったりと踊り出すヴィート。
最初はぎこちなかった私もヴィートのリードで戸惑うことなく踊り出していた。
「へぇ~、ヴィートもジュリさんも様になっているね」
「ヴィートのあの嬉しそうな顔……ヴィートの好意にジュリは一生気づかないだろうけどね」
「ヴィートにとっても最初で最後の思い出の夜ってことか」
「さて、ヴィートの後は僕が誘いますね」
「はぁ!?カルロずるいぞ!ここはジャンケンだ!」
「アルドは今まで僕とエドにジャンケンで勝った事ないけど、ジャンケンで決めていいの?」
「……ぐっ」
「まあまあ、そろそろ曲が終わりますよ。さっさと順番を決めちゃいましょう」
結局カルロ、アルド、エドガルドとは一曲ずつ踊り、私たちがダンスの輪に入っていることに気付いた中央国の王とも一曲踊った。
それ以外はヴィートとずっと踊っていた気がする。
そして気づいた時は宴の終了を告げられていた。
あ、そういえば宴の間、一度も神子様方と話していなかったな。
う~ん、まあいいか。
ほぼ会話文で埋まってしまった……orz
そして、ここにきて初めてジュリの容姿の一部が……
キャラの容姿を描写するの苦手なんだよね(^_^;)
あ、上級魔導士の4人はジュリの素顔を知っています。
前髪と眼鏡が彼女の鎧であることも……
常に前髪上げれいればいいのに~と言って魔術攻撃を受けたことがあるのでそれ以降は容姿についてはスルースキルが発動するようです。
最後のダンスのシーン。
本来はジュリが魔術を披露する予定だったけどヴィートの強引さに負けまあいいかな~とダンスのシーンに変更になりました。
ジュリが踊っている時、ファル達上級魔導士4人は大勢の令嬢に囲まれて身動きできずに、ジュリにダンスが申し込めず悔しい思いをすることでしょう。
あと1話では終わらないのであと2話くらいかな~(完了詐欺にならない様に気を付けなきゃ……)




