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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第50話:伯爵の館

◆ 建設開始


数週間後――


グリーンヘイブン。


伯爵の館の建設が、始まった。


広大な土地。


街の中心部。


労働用ゴーレムが、働いている。


土を掘る。


石を運ぶ。


木材を組み立てる。


職人たちも、協力している。


大がかりな工事。


おっさんは、現場を見ていた。


ゴードンと一緒。


「順調だな」


ゴードンは、頷いた。


「ああ」


「ゴーレムのおかげで、早い」


「あと2ヶ月で、完成する」


おっさんは、微笑んだ。


「……楽しみだ……」



◆ 侯爵からの手紙


数日後――


フィリップ侯爵から、手紙が届いた。


おっさんが、読む。


『康太郎殿


伯爵の館、建設おめでとうございます。


ところで、セシリア殿に

行儀見習いの令嬢を預けたいという

貴族が数人おります。


クラリッサだけでなく、

他の令嬢も受け入れていただけないでしょうか?


それぞれ、ベテランのメイドも同伴します。

セシリア殿の負担にならないよう、配慮します。


よろしくお願いします。


フィリップ侯爵』


おっさんは、セシリアに見せた。


「セシリア、どう思う?」


セシリアは、少し考えた。


「……クラリッサ様一人でも、大変なのに……」


「でも、侯爵様のお願いですし……」


おっさんは、頷いた。


「……無理はしなくていい……」


セシリア「いえ」


「やってみます」


「メイドさんたちが手伝ってくれるなら」


「大丈夫だと思います」


おっさんは、セシリアの頭を撫でた。


「……ありがとう……」


「無理だと思ったら、すぐ言ってくれ……」



◆ 令嬢たちの到着


数週間後――


グリーンヘイブン。


馬車が、次々と到着した。


5台の馬車。


それぞれから、令嬢が降りてくる。


クラリッサ(侯爵令嬢、18歳)


エミリア(伯爵令嬢、17歳)


ソフィア(伯爵令嬢、16歳)


イザベラ(子爵令嬢、15歳)


シャーロット(男爵令嬢、14歳)


それぞれ、ベテランのメイドが同伴している。


合計10人以上。


セシリアが、出迎えた。


クラリッサも、一緒。


「皆様、ようこそグリーンヘイブンへ」


令嬢たちは、丁寧にお辞儀をした。


「セシリア様、よろしくお願いします」


セシリアは、微笑んだ。


「……こちらこそ……」


「一緒に、学びましょう……」



おっさんも、挨拶した。


「よく来てくれた」


「ここでは、堅苦しいことは抜きだ」


「自由に、過ごしてくれ」


令嬢たちは、驚いた顔。


(……伯爵様、優しい……)


(……噂通りだわ……)



◆ 若い男性貴族の到着


その数日後――


さらに馬車が到着した。


今度は、若い男性たち。


次男坊、三男坊。


家を継がない貴族の息子たち。


ダニエル(伯爵家次男、20歳、騎士見習い)


ヴィクター(子爵家三男、19歳、学者タイプ)


アレクサンダー(男爵家次男、18歳、騎士見習い)


ルーカス(男爵家次男、17歳、魔道具研究)


4人の若者。


おっさんが、出迎えた。


「よく来た」


「俺は、康太郎だ」


若者たちは、深く頭を下げた。


「康太郎様、よろしくお願いします」


ダニエルが、前に出た。


「私は、ダニエルと申します」


「騎士見習いです」


「康太郎様の家臣として、働かせてください」


おっさんは、頷いた。


「……よろしく頼む……」


「ダリウスと一緒に、訓練してくれ……」


ダニエル「ダリウス殿と……!?」


「光栄です!」



ヴィクターも、前に出た。


「私は、ヴィクターです」


「学問が好きで、特に歴史と政治を学んでいます」


「オスカー様のもとで、領地経営を学びたいです」


おっさんは、微笑んだ。


「……いいだろう……」


「オスカーに、頼んでおく……」



アレクサンダーとルーカスも、挨拶した。


アレクサンダー「騎士を目指しています!」


ルーカス「魔道具に、興味があります!」


おっさんは、頷いた。


「……みんな、よろしく……」


「一緒に、頑張ろう……」



◆ 建物が足りない


その夜――


おっさんとゴードンが、話していた。


「ゴードン、問題がある」


ゴードン「何だ?」


おっさんは、設計図を見た。


「……部屋が、足りない……」


「令嬢が5人、メイドが5人以上」


「若者が4人」


「合計15人以上が、増えた」


「当初の計画では、足りない……」


ゴードンも、設計図を見た。


「……確かに……」


「令嬢たちには、それぞれ個室が必要だ……」


「若者たちも、部屋が必要だ……」


おっさんは、ため息をついた。


「……どうする?……」


ゴードンは、少し考えた。


そして――


「増築しよう」


「いや、最初から大規模に作り直そう」


おっさん「大規模に……?」


ゴードン「ああ」


「どうせ、これから人が増える」


「最初から、大きく作るべきだ」


「それに、離れも作ろう」


「令嬢たちの棟」


「若者たちの棟」


「分けた方が、いい」


おっさんは、頷いた。


「……確かに……」


「男女を、分けた方がいいな……」



ゴードンは、さらに提案した。


「それと、俺の邸宅も建てよう」


おっさん「お前の?」


ゴードン「ああ」


「俺は、男爵だ」


「いつまでも、お前の家にいるわけにはいかない」


「自分の邸宅が、必要だ」


おっさんは、少し寂しそうに微笑んだ。


「……そうだな……」


「お前も、家庭を持つだろうし……」


ゴードンは、顔を赤くした。


「……まあ、な……」


「真理と、結婚する予定だし……」



◆ 大規模建設計画


翌日――


ゴードンは、設計図を書き直した。


大規模な計画。


本館(伯爵の館)

- 執務室、会議室、謁見の間

- おっさん家族の居住スペース

- 客室

- 食堂、厨房


令嬢たちの棟(離れ)

- 個室×10(将来の増加に備えて)

- メイドの部屋×10

- 教室(マナー、礼儀作法)

- 休憩室


若者たちの棟(離れ)

- 個室×10

- 訓練場

- 書斎、図書室


ゴードンの邸宅

- 居住スペース

- 工房

- 庭園


全てを、一気に建設する。


おっさんは、設計図を見て驚いた。


「……すごい規模だな……」


ゴードンは、頷いた。


「ああ」


「でも、必要だ」


「これから、もっと人が増える」


おっさんは、微笑んだ。


「……よし、やろう……」



◆ 建設の加速


労働用ゴーレムが、増やされた。


20体。


全てが、働く。


職人たちも、増えた。


50人以上。


みんなで、協力する。


本館、離れ、ゴードンの邸宅。


全てを、同時に建設する。


大がかりな工事。


街中が、活気づいている。


住民たちも、見学している。


「すごい!」


「こんな大きな建物!」


「さすが、康太郎様!」



数ヶ月――


建設は、順調に進んだ。


本館が、完成した。


立派な建物。


3階建て。


石造り。


美しい装飾。


でも――


派手すぎない。


実用的。


おっさんらしい。


令嬢たちの棟も、完成した。


2階建て。


個室が、たくさん。


明るい雰囲気。


若者たちの棟も、完成した。


2階建て。


訓練場が、広い。


ゴードンの邸宅も、完成した。


工房付き。


ゴードンが、喜んでいる。


「……やっと、自分の家だ……」



◆ オールド令嬢の登場


建設中のある日――


フィリップ侯爵が、一人の女性を連れてきた。


60代くらい。


上品な雰囲気。


元貴族の令嬢。


マーガレット。


侯爵が、紹介した。


「康太郎殿、セシリア殿」


「こちらは、マーガレット様です」


「元子爵令嬢で、貴族のマナーに精通しています」


マーガレットは、丁寧にお辞儀をした。


「初めまして」


「マーガレットと申します」


セシリアも、お辞儀をした。


「初めまして」


侯爵は、説明した。


「マーガレット様に、令嬢たちの指導をお願いしました」


「週に3回、訪問していただきます」


「マナー、礼儀作法、社交界の振る舞い」


「全てを、教えていただきます」


セシリアは、嬉しそうに微笑んだ。


「……ありがとうございます……」


「私も、一緒に学びたいです……」


マーガレットは、優しく微笑んだ。


「もちろんです、セシリア様」


「一緒に、学びましょう」



◆ 侯爵夫人の訪問


さらに――


フィリップ侯爵の妻、エリノア侯爵夫人も訪問することになった。


週に1回。


エリノアは、40代。


美しく、上品。


でも――


堅苦しくない。


優しい雰囲気。


初めての訪問。


セシリアが、出迎えた。


令嬢たちも、一緒。


「エリノア様、ようこそ」


エリノアは、微笑んだ。


「セシリア様、お会いできて嬉しいです」


「クラリッサから、たくさんお話を聞いています」


セシリアは、照れくさそうに笑った。


「……ありがとうございます……」


エリノアは、令嬢たちを見た。


「みんな、元気そうね」


「勉強は、順調?」


令嬢たちは、頷いた。


「はい!」


「マーガレット様に、たくさん教えていただいています!」


エリノアは、満足そうに微笑んだ。


「良かった」


「これから、私も指導に参加します」


「一緒に、頑張りましょう」



◆ 賑やかな日々


数ヶ月後――


伯爵の館が、完成した。


本館、離れ、ゴードンの邸宅。


全てが、完成。


引っ越しが、始まった。


おっさんとセシリア、希望。


本館へ。


令嬢たちとメイドたち。


令嬢の棟へ。


若者たち。


若者の棟へ。


ゴードンと真理。


ゴードンの邸宅へ。


(二人は、すでに結婚している)


全員が、引っ越した。


グリーンヘイブンは、一気に賑やかになった。



朝。


本館の食堂。


みんなで、朝食。


おっさん、セシリア、希望。


令嬢たち、メイドたち。


若者たち。


家臣たち(セバスチャン、オスカー、マリア、ダリウス、フェリックス)。


ゴードンと真理も、来ている。


大勢。


賑やか。


おっさんは、微笑んでいる。


(……こんなに、人が増えたのか……)


(……大家族だな……)


セシリアも、幸せそう。


希望を抱きながら、みんなと話している。


令嬢たちは、マナーを守って食事している。


若者たちは、元気に食べている。


家臣たちは、落ち着いて食事している。


全員が、幸せそう。



◆ 教育の日々


令嬢たちの教育が、本格的に始まった。


マーガレットが、週3回訪問。


マナー、礼儀作法を教える。


「背筋を伸ばして」


「お茶の持ち方は、こう」


「歩き方は、優雅に」


令嬢たちは、真剣に学ぶ。


セシリアも、一緒に学んでいる。


元聖女の気品があるので、覚えが早い。


エリノア侯爵夫人が、週1回訪問。


社交界の振る舞いを教える。


「会話は、相手を立てて」


「笑顔を、忘れずに」


「でも、品を保つこと」


令嬢たちは、熱心に聞いている。


クラリッサは、母の指導を受けて嬉しそう。


メイドたちも、実技を教える。


「ドレスの着方」


「髪の結い方」


「お茶の淹れ方」


全てを、丁寧に教える。


令嬢たちは、どんどん成長していく。



若者たちも、訓練している。


ダリウスが、剣術を教える。


「構えは、こうだ」


「振りは、力を抜いて」


ダニエルとアレクサンダーは、真剣に学ぶ。


オスカーが、領地経営を教える。


「税制は、公平に」


「農業は、計画的に」


ヴィクターは、熱心にメモを取る。


ゴードンが、魔道具を教える。


「魔石の組み込み方は、こうだ」


「回路の設計は、効率を考えて」


ルーカスは、目を輝かせている。


若者たちも、どんどん成長していく。



◆ 飛行船1号の完成


数週間後――


ゴードンが、工房から出てきた。


満足そうな顔。


「……やっと、完成した……」


おっさんが、駆け寄る。


「本当か!?」


ゴードンは、頷いた。


「ああ」


「正式な飛行船1号だ」


「試作じゃない、実用できる飛行船だ」


おっさんは、興奮した。


「……見せてくれ……!」


二人は、工房の奥へ。


そこには――


美しい飛行船があった。


巨大な袋。


上部。


淡い青色。


下に、立派な籠。


木製。


装飾も施されている。


魔石が、10個以上。


全てが、完璧。


おっさんは、感動した。


「……すごい……」


「これが、正式な飛行船1号か……」


ゴードンは、微笑んだ。


「ああ」


「明日、お披露目をしよう」


「発着場で」



◆ 発着場でのお披露目


翌日――


グリーンヘイブン。


新しく作られた発着場。


広い場所。


街の外れ。


多くの住民が、集まっていた。


飛行船1号のお披露目を見るために。


おっさん、セシリア、希望。


令嬢たち、若者たち、家臣たち。


フィリップ侯爵一家も来ている。


エリノア侯爵夫人、クラリッサ。


王女エリザベスも来ている。


みんなが、待っている。


そして――


飛行船1号が、運ばれてきた。


労働用ゴーレムが、運んでいる。


住民たちが、歓声を上げる。


「すごい!!」


「綺麗!!」


「飛行船だ!!」


ゴードンが、前に出た。


真理も、一緒。


ゴードンが、説明した。


「皆さん、これが正式な飛行船1号です」


「試作ではなく、実用できる飛行船です」


「今から、飛ばします」


住民たちが、拍手する。


ゴードンは、魔石を起動させた。


袋が、膨らみ始める。


熱い空気が、入っていく。


そして――


飛行船が、浮き始めた。


ゆっくりと。


美しく。


住民たちが、歓声を上げる。


「浮いた!!」


「すごい!!」


飛行船は、上昇した。


30メートル。


50メートル。


空高く。


美しい光景。


みんなが、見とれている。



◆ プロポーズ


飛行船が、降りてきた。


無事に、着地した。


住民たちが、拍手する。


大成功。


その時――


ゴードンが、真理の前に跪いた。


突然。


真理、驚く。


「……ゴードンさん……?」


ゴードンは、真剣な顔で言った。


「真理」


「俺は、飛行船を完成させた」


「ずっと、この日を目指してきた」


「そして、今日」


「お前に、言いたいことがある」


真理は、涙を流し始めた。


「……ゴードンさん……」


ゴードンは、続けた。


「真理、俺と結婚してくれ」


「お前と、一生一緒にいたい」


「お前を、幸せにしたい」


「どうか、俺の妻になってくれ」


真理は、泣きながら頷いた。


「……はい……」


「はい……!」


「ゴードンさんと、結婚します……!」


ゴードンは、立ち上がった。


真理を、抱きしめた。


住民たちが、歓声を上げる。


「おめでとう!!」


「ゴードン様!!」


「真理様!!」


拍手が、鳴り響く。


盛大な拍手。


おっさんも、拍手している。


涙を流しながら。


「……良かったな、ゴードン……」


セシリアも、泣いている。


「……素敵です……」


令嬢たちも、喜んでいる。


「綺麗……!」


「ロマンチック……!」


若者たちも、拍手している。


「おめでとうございます!!」


フィリップ侯爵も、笑っている。


「はっはっは!」


「素晴らしい!!」


王女エリザベスも、微笑んでいる。


「……おめでとう、ゴードン、真理……」



◆ その場で結婚式


おっさんが、前に出た。


「みんな、聞いてくれ!」


「せっかくだから、今日、結婚式をやろう!」


「ここで!」


住民たちが、歓声を上げる。


「賛成!!」


「結婚式だ!!」


ゴードンと真理は、驚いた。


「今日……?」


おっさんは、微笑んだ。


「ああ」


「みんな、集まってる」


「最高の日だ」


「今日、やろう」


ゴードンと真理は、顔を見合わせた。


そして――


頷いた。


「……お願いします……」



住民たちが、準備を始めた。


花を集める。


装飾を作る。


祭壇を設置する。


あっという間に、結婚式の準備が整った。


エリアス(司祭)が、前に出た。


「私が、式を執り行います」


ゴードンと真理が、祭壇の前に立つ。


エリアスが、祈りを捧げる。


「神よ、この二人を祝福したまえ」


「ゴードンと真理」


「二人の愛を、永遠のものとしたまえ」


そして――


「ゴードン、真理を妻とすることを誓いますか?」


ゴードンは、真剣な顔で答えた。


「誓います」


「真理、ゴードンを夫とすることを誓いますか?」


真理は、涙を流しながら答えた。


「誓います」


エリアスは、微笑んだ。


「では、二人は夫婦です」


「キスをしてください」


ゴードンと真理は、キスをした。


優しいキス。


住民たちが、歓声を上げる。


「おめでとう!!」


「万歳!!」


「ゴードン様、真理様、万歳!!」


拍手が、鳴り響く。


盛大な拍手。


花吹雪が、舞う。


住民たちが、花びらを投げている。


美しい光景。


ゴードンと真理は、抱き合っている。


幸せそうに。


おっさんは、涙を流していた。


セシリアも、泣いている。


「……良かったですね……」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


「本当に、良かった……」



その後――


盛大な祝宴が開かれた。


発着場で。


テーブルが、並べられた。


料理が、運ばれてくる。


酒が、振る舞われる。


音楽が、流れる。


みんなで、祝福する。


ゴードンと真理は、主賓席に座っている。


幸せそう。


おっさんが、乾杯の音頭を取った。


「ゴードン、真理」


「おめでとう」


「二人の幸せを、祈ってる」


「乾杯!」


全員が、グラスを上げる。


「乾杯!!」


祝宴は、夜まで続いた。


みんなが、楽しんでいる。


歌い、踊り、笑う。


幸せな一日。



◆ セシリアの妊娠確定


数日後――


セシリアが、おっさんに言った。


「……コウタロウさん……」


「お医者様に、診てもらいました……」


おっさん、緊張する。


「……それで……?」


セシリアは、涙を流しながら微笑んだ。


「……赤ちゃんが、できました……」


「2人目です……」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……本当か……!」


「良かった……!」


セシリアは、泣きながら抱きつく。


「……はい……」


「希望に、弟か妹ができます……」


おっさんは、涙を流した。


「……ありがとう、セシリア……」


「大切にするからな……」


セシリアは、頷いた。


「……はい……」



希望を見た。


まだ、赤ちゃん。


1歳になった。


おっさんは、希望を抱き上げた。


「希望、お前に弟か妹ができるぞ」


希望は、笑っている。


まだ、分かっていない。


でも――


幸せそう。


おっさんは、微笑んだ。


(……家族が、増える……)


(……幸せだ……)



◆ 賑やかな夜


夜。


本館の広間。


みんなで、夕食。


おっさんが、発表した。


「みんな、聞いてくれ」


「セシリアに、2人目の子供ができた」


全員が、歓声を上げる。


「おめでとうございます!!」


「セシリア様!!」


「康太郎様!!」


セシリアは、顔を赤くしている。


でも――


嬉しそう。


令嬢たちが、駆け寄ってくる。


「セシリア様、おめでとうございます!」


「お手伝いします!」


「何でも、言ってください!」


セシリアは、涙を流した。


「……ありがとう、みんな……」


若者たちも、祝福する。


「おめでとうございます!」


「康太郎様の家族が、増えますね!」


家臣たちも、喜んでいる。


セバスチャン「おめでとうございます」


オスカー「素晴らしいですね」


マリア「お手伝いします」


ゴードンと真理も、祝福する。


「康太郎、おめでとう」


「セシリアさん、おめでとうございます」


おっさんは、微笑んだ。


「……ありがとう、みんな……」



グリーンヘイブン。


伯爵の館。


賑やかな日々。


幸せな日々。


新しい命も、宿った。


おっさんの物語は、続く。



(次回:第51話「成長する若者たち」に続く)

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