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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第33話:新たな挑戦

◆ 最深部への計画


数日後――


おっさんの部屋。


主要メンバーが集まっていた。


ゴードン、真理、リーナ、リリア、エリアス。


おっさんが、地図を広げる。


「下水道の最深部に、もっと高品質な魔石がある」


「そう考えている」


ゴードンが頷く。


「俺もそう思う」


「最初に見つけた魔石は、キラキラしていた」


「あれは、今回見つけた魔石より高品質だったはずだ」


リーナが言った。


「でも、最深部は危険じゃない?」


「魔物がいるかもしれないわ」


おっさんは、頷いた。


「……ああ」


「だから、しっかり準備する」


「魔道具を持っていく」


「戦闘用の魔道具もだ」


真理が言った。


「私も、一緒に行きます」


「勇者として、戦えます」


おっさんは、真理を見た。


「……頼む」



リリアが心配そうに言った。


「コウタロウさん、気をつけてくださいね」


「ああ」


「必ず、帰ってくる」


エリアスが言った。


「怪我をしたら、すぐに戻ってきてください」


「俺たちが、治療します」


おっさんは、微笑んだ。


「ありがとう」



◆ セシリアとの別れ


出発の前夜――


おっさんとセシリアが、部屋にいる。


赤ちゃん・希望が、眠っている。


セシリアが、心配そうに言った。


「コウタロウさん、本当に行くんですか……?」


「ああ」


「でも、危険なんですよね……」


おっさんは、セシリアの手を握った。


「……大丈夫だ」


「真理も一緒だ」


「魔道具もある」


「必ず、帰ってくる」


セシリアは、涙を流した。


「……約束してください……」


「必ず、帰ってくると……」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……約束する」


セシリアは、おっさんに抱きつく。


「……希望が、待ってます……」


「私も、待ってます……」


おっさんは、セシリアの頭を撫でた。


「……分かってる」



おっさんは、赤ちゃんを見た。


希望が、静かに眠っている。


おっさんは、赤ちゃんの頭を撫でた。


「……父ちゃん、すぐに帰ってくるからな」


「待っててくれよ」



◆ 出発


翌朝――


おっさん、ゴードン、真理、そして5名の調査隊メンバーが出発した。


馬車に乗る。


荷物を積む。


魔道具。


武器。


食料。


セシリアが、見送る。


赤ちゃんを抱いている。


「気をつけてください……」


おっさんは、手を振った。


「行ってくる」



リリアとエリアスも、見送る。


「無事に帰ってきてください」


おっさんは、頷いた。


「ああ」



馬車が、出発した。


南方のスラムへ。


下水道の最深部を目指す。



◆ スラムでの準備


数日後――


南方のスラム。


おっさんたちが、到着した。


住民たちが、出迎える。


「康太郎様!」


「また来てくれたんですか!」


おっさんは、微笑んだ。


「ああ」


「今回は、下水道の最深部を調査する」


住民たち、驚く。


「最深部……!?」


「危険ですよ!」


「魔物がいるかもしれません!」


おっさんは、頷いた。


「……分かってる」


「でも、やらないといけない」


「高品質な魔石が、眠っているかもしれない」


住民の一人が言った。


「……実は、最近……」


「下水道から、変な音が聞こえるんです……」


おっさん、真剣な顔になる。


「変な音?」


「はい……」


「うなり声のような……」


「何かが、いるのかもしれません……」


おっさんは、ゴードンと真理を見た。


ゴードン「……魔物か」


真理「私が、戦います」


おっさんは、頷いた。


「……行こう」



◆ 下水道への突入


下水道の入口。


暗い。


臭い。


おっさんたちは、魔道具で照らしながら降りた。


階段を下る。


深く、深く。


水の音が響く。


足音が響く。


真理が、剣を構えている。


警戒している。


ゴードンも、火の魔道具を持っている。


いつでも使えるように。


おっさんは、先頭を歩く。


慣れた足取り。


(……懐かしいな)


(最初は、ここから始まった)



奥へ、奥へ。


通路が、だんだん狭くなる。


天井が、低くなる。


腰をかがめて進む。


そして――


広い空間に出た。


地下の空洞。


天井が高い。


水が溜まっている。


壁が、光っている。


魔石。


たくさんの魔石。


様々な色。


赤、青、黄色、緑、そして――


紫。


おっさん、目を見開く。


「……!」


ゴードンも、驚いている。


「紫の魔石……!」


真理も、驚愕している。


「こんなに、たくさん……」


でも――


うなり声が聞こえた。


「グルルルル……」


おっさんたち、警戒する。


「……何だ?」


影が、動いた。


大きな影。


そして――


魔物が現れた。


巨大なトカゲのような生物。


3メートルはある。


鋭い牙。


鋭い爪。


赤い目。


おっさん、身構える。


「……魔物か……」


真理が、前に出た。


「私が、やります」


剣を構える。


魔物が、吠える。


「ギャアアアア!!」


襲いかかってくる!



◆ 戦闘


真理が、剣を振るう。


魔物の攻撃を、かわす。


速い。


さすが、勇者。


真理が、反撃する。


剣が、魔物の体を切る。


「シャアアア!」


魔物が、怯む。


でも――


すぐに反撃してくる。


尻尾を振り回す。


真理が、飛び退く。


「くっ……!」


おっさんが、叫ぶ。


「ゴードン!」


「了解!」


ゴードンが、火の魔道具を起動する。


炎が、魔物に向かう。


「ギャアアア!!」


魔物が、炎に包まれる。


でも――


まだ倒れない。


真理が、再び剣を振るう。


魔物の首を狙う。


剣が、命中する。


「ギャアアアア!!」


魔物が、倒れた。


動かない。


真理が、息を整える。


「……倒しました……」


おっさんが、駆け寄る。


「大丈夫か?」


「はい」


「怪我は?」


「ありません」


おっさんは、安堵した。


「……良かった」


ゴードンも、近づく。


「さすが、勇者だな」


真理は、照れくさそうに笑った。


「……いえ……」



◆ 魔石の採掘


魔物を倒した後――


おっさんたちは、魔石を採掘し始めた。


壁から、魔石を取り出す。


赤、青、黄色、緑、そして紫。


袋に詰める。


たくさんの魔石。


おっさんが、紫の魔石を手に取る。


キラキラと輝いている。


「……これは……」


ゴードンも、紫の魔石を見る。


「……美しいな……」


「これが、最高品質かもしれない」


真理も、魔石を見る。


「すごい……」


「魔力を、感じます……」



おっさんたちは、数時間かけて魔石を採掘した。


袋がいっぱいになった。


「……これだけあれば、十分だな」


ゴードン「ああ」


「持ち帰って、調査しよう」



でも――


さらに奥に、何かがある。


光っている。


おっさんが、近づく。


そこには――


白く光る魔石があった。


透明に近い白。


キラキラと輝いている。


おっさん、息を呑む。


「……これは……」


ゴードンも、駆け寄る。


「……白い魔石……!」


「いや、透明に近い……」


おっさんは、魔石を取り出した。


手に持つ。


温かい。


でも、熱くない。


心地よい温もり。


魔力が、溢れている。


おっさんは、確信した。


「……これが、最高品質だ」


「最初に見つけた魔石と、同じだ」


ゴードン「これを持ち帰ろう」


「この魔石で、何ができるのか……」


おっさんは、頷いた。


「……ああ」



◆ 帰還


数日後――


おっさんたちは、グリーンヘイブンに戻った。


馬車から降りる。


袋を降ろす。


たくさんの魔石。


セシリアが、駆けつける。


赤ちゃんを抱いている。


「コウタロウさん!」


「おかえりなさい!!」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「ただいま」


セシリアは、涙を流している。


「無事で……良かった……」


おっさんは、セシリアの頭を撫でた。


「……心配かけたな」


セシリアは、顔をすりすりする。


「……でも、帰ってきてくれました……」


おっさんは、赤ちゃんを抱いた。


「希望、父ちゃんが帰ってきたぞ」


赤ちゃんが、笑う。


おっさんも、笑った。



リリアとエリアスも、駆けつける。


「コウタロウさん!」


「無事で良かったです!」


おっさんは、頷いた。


「ありがとう」


「魔石を、たくさん持ち帰った」



◆ 紫と白の魔石の研究


数日後――


ゴードンの工房。


ゴードンが、紫の魔石と白い魔石を調べていた。


おっさんも、一緒。


真理も、手伝っている。


まず、紫の魔石。


回路に組み込む。


火の魔道具を作る。


起動。


炎が出る。


でも――


炎が、ものすごく大きい。


赤い魔石よりも、さらに強力。


ゴードン、驚愕する。


「……!」


「すごい出力だ……」


おっさんも、驚いている。


「赤い魔石の、倍以上か……」


ゴードンは、測定する。


結果――


紫の魔石は、緑の魔石の約3倍の出力。


ゴードン「……これは、驚異的だ」


「紫の魔石は、超高品質だ」



次に、白い魔石。


同じように実験。


回路に組み込む。


火の魔道具を作る。


起動。


炎が出る。


でも――


炎が、信じられないほど大きい。


紫の魔石よりも、さらに強力。


ゴードン、言葉を失う。


「……!」


「これは……」


おっさんも、呆然としている。


「……すごい……」


ゴードンは、測定する。


結果――


白い魔石は、緑の魔石の約5倍の出力。


ゴードン「……5倍……」


「信じられない……」


「これが、最高品質だ……」


おっさんは、白い魔石を見つめた。


「……最初に見つけた魔石も、これと同じだったんだな」


ゴードン「ああ」


「お前は、最初から最高品質の魔石を使っていたんだ」


おっさんは、少し笑った。


「……運が良かったな」


ゴードン「運じゃない」


「お前が、最深部まで潜ったからだ」


「危険を冒したからだ」



真理が言った。


「これで、もっと強力な魔道具が作れますね」


ゴードン「ああ」


「治療、浄化、戦闘……」


「全てが、飛躍的に向上する」


おっさんは、目を輝かせた。


「……これで、もっと多くの人を救える」



◆ まとめ


ゴードンは、魔石の品質ランクをまとめた。


「緑:1倍(普通品質)」


「黄色:1.3倍(やや高品質)」


「青:1.5倍(高品質)」


「赤:1.8倍(かなりの高品質)」


「紫:3倍(超高品質)」


「白(透明):5倍(最高品質)」


おっさんは、頷いた。


「……白い魔石は、希少だな」


「最深部にしかない」


ゴードン「ああ」


「でも、今回たくさん採掘した」


「当分は、困らない」


おっさんは、微笑んだ。


「……よし」


「これで、各地のスラムに、もっと強力な魔道具を配れる」


「もっと多くの人を、救える」



◆ 調査隊の拡大


数日後――


広場。


おっさんが、住民たちに報告した。


「最深部で、紫と白の魔石を見つけた」


「非常に高品質だ」


「これで、もっと強力な魔道具が作れる」


住民たち、歓声を上げる。


「すごい!!」


「リーダー!!」


おっさんは、続けた。


「調査隊を、さらに拡大する」


「各地の下水道の最深部を、調査する」


「高品質な魔石を、探す」


「そして、全てのスラムを救う」


住民たちが、次々と志願する。


「俺も行きます!」


「私も!」


「行かせてください!」


20人以上が、手を挙げた。


おっさんは、微笑んだ。


「……ありがとう」


「みんな、ありがとう」



◆ 街の発展


グリーンヘイブンは、さらに発展していた。


人口、1200人を超えた。


新しい住居。


新しい学校。


新しい病院。


全てが、順調。


魔道具も、さらに進化していた。


白い魔石を使った治療の魔道具。


重病も、治せるようになった。


リリアとエリアスが、喜んでいる。


「これなら、もっと多くの人を救えます!」



水の魔道具も、さらに強力に。


汚れた水も、一瞬で浄化できる。


火の魔道具も、さらに強力に。


寒い冬も、暖かく過ごせる。



住民たちは、幸せそうだった。


笑顔で暮らしている。


子供たちも、元気に遊んでいる。


希望が、溢れている。



◆ 夜の語らい


夜。


おっさんとセシリアが、部屋にいる。


赤ちゃん・希望が、眠っている。


おっさんが、窓の外を見ている。


星空。


美しい星空。


セシリアが、おっさんに抱きつく。


「コウタロウさん」


「ん?」


「私、本当に幸せです」


「この街で、みんなと暮らせて」


「コウタロウさんと一緒にいられて」


「希望がいて」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……俺も、幸せだ」


セシリアは、おっさんを見上げた。


「これからも、ずっと一緒ですよね……」


おっさんは、セシリアにキスをした。


「……ああ」


「ずっと、一緒だ」


セシリアは、幸せそうに微笑んだ。



おっさんは、空を見上げた。


(……妻よ、息子よ、娘よ)


(見ているか?)


(俺は、幸せだ)


(新しい家族と、仲間と)


(たくさんの人を、救えている)


(でも、お前たちのことは忘れない)


(ずっと、心の中にいる)



星が、輝いている。


まるで、答えるように。


おっさんは、微笑んだ。


「……ありがとう」



グリーンヘイブン。


静かな夜。


でも、温かい。


希望が、輝いている。


調査隊が、活躍している。


魔道具が、進化している。


全てが、良い方向に進んでいる。


おっさんの物語は、まだまだ続く。



(次回:第34話「新たな脅威」に続く)

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