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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第29話:新しい命

◆ 体調不良


数週間後――


グリーンヘイブン。


街は、順調に発展していた。


新しい住民も増えている。


みんな、幸せそう。


でも――


セシリアの様子が、おかしい。


朝、起きられない。


吐き気がする。


食欲がない。


おっさんが、心配している。


「セシリア、大丈夫か?」


「はい……ちょっと、気持ち悪いだけです……」


「医者に診てもらえ」


「でも……」


おっさんは、セシリアを抱きかかえた。


「無理するな」


「今すぐ、リリアのところに行く」


セシリア、顔を赤くする。


「……ありがとうございます……」



◆ 診療所


診療所。


リリアが、セシリアを診察している。


エリアスも、隣にいる。


おっさんは、外で待っている。


心配そうに。


ゴードンが、隣に来た。


「大丈夫か?」


「……分からない」


「セシリアは、強い女性だ」


「きっと、大丈夫だ」


おっさんは、頷いた。


「……ああ」



数分後――


リリアが、出てきた。


笑顔。


おっさん、驚く。


「どうだった?」


リリアは、嬉しそうに言った。


「おめでとうございます」


「え?」


「セシリアさん、妊娠されてます」


おっさん、固まる。


「……妊娠……?」


「はい」


「お腹に、赤ちゃんがいます」


おっさんは、涙を流した。


「……本当か……?」


「本当です」


おっさんは、診療所に駆け込んだ。


「セシリア!」


セシリアが、ベッドに座っている。


涙を流している。


幸せそうな涙。


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……セシリア……」


「コウタロウさん……」


「本当に、赤ちゃんが……?」


「はい……」


「私たちの、赤ちゃんです……」


おっさんは、大粒の涙を流した。


「……ありがとう……」


「ありがとう……」


セシリアも、泣いている。


「……私、嬉しいです……」


「コウタロウさんの赤ちゃん……」


二人は、しばらく抱き合っていた。


温かい時間。


新しい命の誕生。



◆ 報告


おっさんとセシリアは、街に戻った。


主要メンバーに報告する。


リーナ、ゴードン、真理、エリアス。


おっさんが言った。


「……セシリアが、妊娠した」


全員、目を見開く。


「本当ですか!?」


「ああ」


リーナが、セシリアに駆け寄った。


「おめでとう!!」


「ありがとうございます!」


ゴードンも、おっさんの肩を叩いた。


「おめでとう、康太郎」


「……ありがとう」


真理も、祝福する。


「おめでとうございます!」


「赤ちゃん、楽しみですね!」


エリアスも、微笑んでいる。


「良かったですね」



セシリアは、幸せそうに微笑んでいる。


お腹を撫でながら。


「……私、母親になるんですね……」


おっさんは、セシリアの肩を抱いた。


「ああ」


「お前は、素晴らしい母親になる」


セシリアは、涙を流した。


「……ありがとうございます……」



◆ 住民たちへの報告


広場。


おっさんが、住民たちに報告した。


「……セシリアが、妊娠しました」


住民たち、大歓声。


「おめでとうございます!!」


「リーダー! セシリアさん!!」


「赤ちゃん!!」


拍手が鳴り止まない。


住民たちが、次々と祝福に来る。


「おめでとうございます!」


「赤ちゃん、楽しみです!」


「元気な子を産んでくださいね!」


セシリアは、涙を流しながら微笑んでいる。


「……ありがとうございます……」


「みなさん、ありがとうございます……」



子供たちも、駆け寄ってくる。


「赤ちゃん!?」


「いつ生まれるの!?」


「遊んでくれる!?」


セシリアは、子供たちの頭を撫でた。


「もう少し待ってね」


「生まれたら、一緒に遊びましょう」


子供たちが、喜んでいる。


「やった!!」



◆ おっさんの決意


夜。


おっさんとセシリアが、部屋にいる。


セシリアは、ベッドで横になっている。


おっさんが、隣に座る。


セシリアのお腹を、優しく撫でる。


「……お前のお腹に、俺たちの子供がいるんだな」


「はい……」


セシリアは、幸せそうに微笑む。


おっさんは、セシリアの額にキスをした。


「……俺、頑張る」


「この子のために」


「お前のために」


「この街のために」


セシリアは、おっさんの手を握った。


「……一緒に、頑張りましょう」


「私たち、家族ですから」


おっさんは、涙を流した。


「……ああ」


「家族だ」



おっさんは、セシリアのお腹に話しかけた。


「聞いてるか?」


「お前の父ちゃんだ」


「まだ会えてないけど」


「父ちゃん、お前に会うのが楽しみだ」


「お前の母ちゃんは、優しくて綺麗で」


「世界一、素晴らしい女性だ」


「お前は、幸せな子だぞ」


セシリアは、涙を流していた。


「……コウタロウさん……」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……愛してる」


「コウタロウさんも、愛してます……」



◆ リリアとエリアスの関係


数日後――


リリアとエリアスは、完全にカップルになっていた。


診療所で、一緒に働いている。


手を繋ぎながら。


顔を赤くしながら。


でも、幸せそう。


休憩時間――


エリアスが、リリアに言った。


「リリアさん、セシリアさんを見てると」


「羨ましくなりますね」


リリア「え?」


「赤ちゃん……」


「いつか、俺たちにも……」


リリア、顔を真っ赤にする。


「え、エリアスさん!?」


「まだ早いかもしれませんけど!」


エリアスは、リリアの手を握った。


「……でも、いつか」


「リリアさんと、家族になりたいです」


リリアは、涙を流した。


「……私も……」


「エリアスさんと、家族になりたいです……」


二人は、抱き合った。


温かい時間。



◆ ゴードンと真理の進展


工房。


ゴードンと真理が、魔道具を作っている。


最近、二人の距離がさらに近くなっていた。


真理が、ゴードンに話しかける。


「ゴードンさん、セシリアさんの赤ちゃん」


「楽しみですね」


「ああ」


「赤ちゃん……」


ゴードンは、少し照れながら言った。


「……俺も、いつか……」


「家族が欲しいな……」


真理、ドキッとする。


「……!」


ゴードンは、真理を見た。


「真理は、どう思う?」


「家族……」


真理は、顔を赤くした。


「……私も……」


「欲しいです……」


「いつか……」


ゴードンは、真理の手を取った。


「……真理」


「はい……」


ゴードンは、勇気を出して言った。


「俺と……」


「一緒にいてくれないか?」


真理、目を見開く。


「……!」


ゴードンは、続けた。


「俺、お前のことが好きだ」


「最初に会った時から」


「お前は、強くて、優しくて、美しい」


「お前と一緒にいると、幸せなんだ」


「だから……」


ゴードンは、真理を見つめた。


「俺の妻に、なってくれないか?」


真理は、大粒の涙を流した。


「……はい!」


「私も、ゴードンさんが好きです!」


「ずっと、ずっと……!」


ゴードンは、真理を抱きしめた。


「……ありがとう……」


真理は、ゴードンに抱きつく。


「……こちらこそ……」


二人は、長い間抱き合っていた。


新しいカップルの誕生。



◆ 報告


夜――


ゴードンと真理が、おっさんとセシリアに報告した。


「俺たち、結婚することにした」


おっさん、驚く。


「本当か!?」


「ああ」


セシリアが、嬉しそうに言った。


「おめでとうございます!!」


「ゴードンさんも、真理さんも!!」


真理は、顔を赤くしながら微笑んでいる。


「ありがとうございます」


おっさんは、ゴードンの肩を叩いた。


「おめでとう」


「お前も、幸せになれるんだな」


ゴードンは、微笑んだ。


「……ああ」


「お前のおかげだよ」



セシリアが言った。


「じゃあ、また結婚式ですね!」


「楽しみです!」


真理も頷く。


「はい!」


「みなさんと一緒に、お祝いしたいです!」


おっさんは、微笑んだ。


「いい街になったな」


「みんな、幸せそうだ」


セシリアは、おっさんに抱きつく。


「コウタロウさんのおかげです」


おっさんは、首を振った。


「いや、みんなのおかげだ」



◆ 数週間後


グリーンヘイブン。


街は、さらに発展していた。


人口800人。


新しい建物。


新しい畑。


新しい工房。


全てが、順調。


そして――


ゴードンと真理の結婚式が行われた。


広場。


たくさんの住民が集まっている。


ゴードンと真理が、前に立つ。


リーナが、司式を務める。


「ゴードンと真理」


「二人は、ここに集まったみんなの前で」


「夫婦になることを誓います」


ゴードンと真理、頷く。


「ゴードン、真理を妻として」


「一生、大切にすることを誓いますか?」


ゴードン「誓います」


「真理、ゴードンを夫として」


「一生、支えることを誓いますか?」


真理「誓います」


リーナは、微笑んだ。


「では、誓いのキスを」


ゴードンと真理が、キスをする。


住民たちが、拍手する。


「おめでとうございます!!」


「ゴードンさん! 真理さん!!」


拍手が鳴り止まない。



おっさんとセシリアも、拍手している。


セシリアは、お腹が少し膨らんでいる。


幸せそうに微笑んでいる。


おっさんが、セシリアの肩を抱く。


「みんな、幸せだな」


「はい」


セシリアは、おっさんを見上げた。


「私たちも、幸せです」


おっさんは、セシリアのお腹を撫でた。


「ああ」


「この子が生まれたら」


「もっと、幸せになる」


セシリアは、涙を流した。


「……はい……」



◆ 夜の星空


夜。


グリーンヘイブン。


星空が、美しい。


おっさんとセシリアが、星を見上げている。


セシリアが、おっさんに抱きつく。


「コウタロウさん」


「ん?」


「私、幸せです」


「この街で、みんなと暮らせて」


「コウタロウさんと一緒にいられて」


「赤ちゃんがお腹にいて」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……俺も、幸せだ」


セシリアは、おっさんを見上げた。


「……コウタロウさん」


「大好きです」


おっさんは、セシリアにキスをした。


優しいキス。


セシリアは、幸せそうに微笑んだ。



街は、静かに眠っている。


でも、希望に満ちている。


新しい命。


新しいカップル。


新しい未来。


全てが、輝いている。


グリーンヘイブンは、これからも発展していく。


みんなが、幸せになっていく。



(次回:第30話「広がる希望」に続く)


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