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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第28話:新しい街づくり

◆ 開発会議


魔境を制圧した翌日――


おっさんは、主要メンバーを集めて会議を開いた。


セシリア、リーナ、ゴードン、真理、リリア、エリアス。


そして、建築担当の住民たち。


おっさんが言った。


「魔境だった場所を、開発する」


「新しい街を、作る」


住民たちが、頷く。


「はい!」


「やりましょう!」


リーナが言った。


「でも、時間がかかるわよ」


「森を切り開いて、土地を整備して」


「普通なら、何年もかかるわ」


おっさんは、頷いた。


「……その通りだ」


「でも、俺たちには魔道具がある」


ゴードンが前に出た。


「土の魔道具を使えば、土地を整備できる」


「水の魔道具で、灌漑もできる」


「風の魔道具で、大きな木も動かせる」


おっさんは、微笑んだ。


「そうだ」


「魔道具があれば、数ヶ月で開発できる」


住民たちが、驚く。


「本当ですか!?」


「数ヶ月で!?」


「ああ」


おっさんは、地図を広げた。


「ただし、計画が重要だ」


「どんな街にするか、最初に決めないと」



◆ 街のコンセプト


おっさんが、地図を指差した。


「森を全部切るのは、もったいない」


「自然を生かした街にしたい」


セシリアが、目を輝かせた。


「素敵ですね!」


「緑が多い街!」


リリアも頷く。


「はい!」


「自然があると、心が癒されます」


真理が言った。


「でも、魔物が隠れる場所になるのでは?」


おっさんは、首を振った。


「いや、むしろ逆だ」


「自然を残して、共生する」


「魔物を完全に排除するんじゃなく」


「人と魔物が、共存できる街を作る」


全員、驚く。


「共存……!?」


おっさんは、説明した。


「魔物にも、危険なやつと、そうでないやつがいる」


「危険なやつは排除する」


「でも、スライムとか、小動物みたいな魔物は」


「共存できる」


「それに、森があれば、空気が綺麗だ」


「水も綺麗になる」


「自然の恵みを、受けられる」


ゴードンが、納得した顔で言った。


「……なるほど」


「自然を破壊するんじゃなく」


「自然と調和する街か」


「ああ」


住民たちも、賛成した。


「いいですね!」


「そういう街、住みたいです!」



◆ 開発計画


おっさんは、地図に線を引いた。


「ここに、大通りを作る」


「森の中を通るように」


「木は、できるだけ残す」


「大通りの両側に、住居を配置」


「でも、密集させない」


「ゆとりを持って」


おっさんは、続けた。


「ここに、公園を作る」


「森をそのまま公園にする」


「子供たちが、遊べるように」


セシリアが、嬉しそうに言った。


「素敵です!」


「子供たちが、自然の中で遊べるんですね!」


おっさんは、頷いた。


「ああ」


「それに、ここに川がある」


おっさんは、川を指差した。


「この川を活かして、水路を作る」


「街中に、綺麗な水を流す」


ゴードンが言った。


「水の魔道具で、浄化もできるな」


「ああ」


「それに、ここに畑を作る」


「森の恵みを受けながら、農業をする」


住民たちが、感動している。


「……素晴らしい計画ですね……」


「こんな街、見たことありません……」



◆ 開発開始


数日後――


魔境跡地の開発が始まった。


まず、土地の整備。


住民たちが、土の魔道具を使う。


土が、平らになっていく。


石が、移動する。


「すごい!」


「魔道具があれば、簡単だ!」


次に、大きな木の移動。


風の魔道具を使う。


強風が、木を押す。


ゆっくりと、木が移動する。


「おお!」


「木が動いてる!」


でも、木は切らない。


移動させて、適切な場所に配置する。


自然を残しながら、開発を進める。



水路の建設。


土の魔道具で、溝を掘る。


川から水を引く。


水の魔道具で、水を浄化する。


綺麗な水が、街中を流れる。


「綺麗な水だ……」


「これなら、飲めるな……」



道路の建設。


土の魔道具で、道を固める。


石を敷く。


綺麗な道ができていく。


森の中を通る道。


木々に囲まれた、美しい道。


「……素敵だ……」


「こんな道、見たことない……」



◆ 住民たちの働き


住民たちが、一生懸命働いている。


魔道具を使いながら。


でも、無理はしていない。


休憩も、しっかり取る。


おっさんが、見回っている。


「無理するなよ」


「休む時は、ちゃんと休め」


「はい!」


セシリアとリリアが、怪我人を治療している。


「大丈夫ですか?」


「はい、ちょっと手を切っただけです」


治療の魔道具を使う。


傷が、すぐに治る。


「……ありがとうございます!」



真理も、働いている。


重い荷物を運んでいる。


力持ち。


さすが勇者。


ゴードンが、心配そうに見ている。


「真理、無理するなよ」


「大丈夫です」


「でも、休憩しないと」


ゴードンは、真理に水を渡した。


「飲め」


真理は、嬉しそうに受け取った。


「……ありがとうございます」


二人は、少し距離が近い。


セシリアが、遠くから見て微笑んでいる。


「あらあら」


「いい感じですね」



◆ 公園の整備


森の一部を、公園にする。


でも、ほとんど手を加えない。


自然のまま。


木々。


草花。


小川。


全てを残す。


ただ、ベンチを置く。


遊具を作る。


子供たちが、すでに遊んでいる。


「わーい!」


「森の中で遊べる!」


「楽しい!」


母親たちも、嬉しそう。


「こんな素敵な公園……」


「子供たちが、安全に遊べる……」



おっさんは、公園を見て微笑んだ。


セシリアが、隣に来る。


「コウタロウさん、素敵な公園ですね」


「ああ」


セシリアは、少し恥ずかしそうに言った。


「……いつか、私たちの子供も」


「ここで遊ぶんでしょうか……」


おっさん、驚く。


「……子供?」


セシリア、顔を真っ赤にする。


「あ、いえ……その……」


「まだ早いかもしれませんけど……」


おっさんは、セシリアの頭を撫でた。


「……いや、嬉しい」


「俺も、子供が欲しい」


「お前との子供が」


セシリアは、涙を流した。


「……コウタロウさん……」


二人は、抱き合った。


温かい時間。



◆ リリアとエリアスの進展


診療所。


リリアとエリアスが、患者を治療している。


休憩時間――


エリアスが、リリアに声をかけた。


「リリアさん、少しいいですか?」


「はい?」


エリアスは、少し緊張している。


「……あの、新しい街の公園」


「見に行きませんか?」


リリア、驚く。


「え?」


「一緒に……散歩を……」


エリアスは、顔を赤くしている。


リリアも、顔を赤くした。


「……は、はい!」


「行きます!」


二人は、公園へ向かった。



公園。


木々に囲まれた、美しい場所。


小川が流れている。


リリアとエリアスが、歩いている。


リリア「……綺麗ですね……」


「はい……」


エリアスは、リリアを見た。


「……リリアさん」


「はい?」


エリアスは、勇気を出して言った。


「……あの、俺……」


「リリアさんのこと……」


リリア、ドキドキしている。


「……はい……」


エリアスは、深呼吸した。


「……好きです」


リリア、目を見開く。


「……!」


エリアスは、続けた。


「リリアさんは、優しくて、美しくて」


「患者さんに、とても親切で」


「俺、リリアさんと一緒にいると」


「幸せなんです」


「だから……」


エリアスは、リリアの手を取った。


「俺と、一緒にいてくれませんか?」


リリアは、涙を流した。


「……はい!」


「私も、エリアスさんが好きです!」


「ずっと、ずっと……!」


エリアスは、リリアを抱きしめた。


「……ありがとう……」


リリアは、エリアスに抱きつく。


「……こちらこそ……」


二人は、幸せそうに抱き合った。


新しいカップルの誕生。



◆ 数ヶ月後


数ヶ月が経った――


新しい街が、完成していた。


森の中の街。


自然に囲まれた、美しい街。


大通りは、木々に囲まれている。


住居は、ゆとりを持って配置されている。


公園は、子供たちで賑わっている。


水路は、綺麗な水が流れている。


畑は、豊かに実っている。


街は、活気に溢れている。


人口も、700人を超えた。


おっさんは、街を見渡した。


(……素晴らしい街になった)


(みんなのおかげだ)


セシリアが、隣に来る。


「コウタロウさん、素敵な街ですね」


「ああ」


「私、この街が大好きです」


セシリアは、おっさんに抱きつく。


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……俺も、好きだ」


「この街も、お前も」


セシリアは、顔をすりすりする。


「えへへ」



リリアとエリアスも、手を繋いで歩いている。


幸せそう。


ゴードンと真理も、一緒に工房で働いている。


距離が近い。


真理が、ゴードンに笑いかける。


ゴードンも、照れながら笑っている。


リーナが、遠くから見て微笑んでいる。


「みんな、幸せそうね」



◆ 街の命名


広場。


住民たちが、集まっている。


おっさんが、前に出た。


「新しい街が、完成した」


「みんな、よく頑張ってくれた」


拍手が鳴り響く。


おっさんは、続けた。


「この街に、名前をつけたい」


「みんなで、考えよう」


住民たちが、次々と提案する。


「希望の街!」


「緑の街!」


「新生の街!」


様々な名前が出る。


おっさんは、少し考えた。


そして――


「……『森と共に生きる街』」


「『グリーンヘイブン』は、どうだ?」


住民たち、考える。


「グリーンヘイブン……」


「緑の避難所……」


「いいですね!」


「素敵な名前です!」


拍手が起こる。


おっさんは、微笑んだ。


「じゃあ、この街の名前は」


「『グリーンヘイブン』だ」


住民たちが、歓声を上げる。


「グリーンヘイブン万歳!!」



◆ 夜の祝賀会


夜――


祝賀会が開かれた。


食事。


音楽。


踊り。


みんな、笑顔。


幸せそう。


おっさんとセシリアが、踊っている。


セシリアは、幸せそうに微笑んでいる。


おっさんも、優しい顔。


リリアとエリアスも、踊っている。


手を繋いで。


顔を赤くしながら。


ゴードンと真理も、話している。


少し距離が近い。


真理が、ゴードンに何か言う。


ゴードンが、照れながら笑う。



リーナが、おっさんに声をかけた。


「コータロー、いい街になったわね」


「ああ」


「あんた、本当にすごいわ」


「みんなのおかげだ」


リーナは、微笑んだ。


「謙虚ね」


「でも、本当よ」


「あんたがいなければ、この街はなかった」


おっさんは、街を見渡した。


「……俺は、ただのおっさんだ」


「でも、みんなと一緒なら」


「こんな素晴らしい街を、作れる」


リーナは、頷いた。


「……そうね」


「みんなの力ね」



◆ 未来への希望


夜空。


星が輝いている。


おっさんとセシリアが、星を見上げている。


セシリアが、おっさんに抱きつく。


「コウタロウさん」


「ん?」


「私、幸せです」


「この街で、みんなと暮らせて」


「コウタロウさんと一緒にいられて」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……俺も、幸せだ」


セシリアは、おっさんを見上げた。


「……コウタロウさん」


「ん?」


「私……」


セシリアは、少し恥ずかしそうに言った。


「私、赤ちゃんが欲しいです……」


「いつか……」


おっさんは、セシリアの頭を撫でた。


「……ああ」


「俺も、欲しい」


「お前との子供が」


セシリアは、涙を流した。


「……ありがとうございます……」


おっさんは、セシリアにキスをした。


優しいキス。


セシリアは、幸せそうに微笑んだ。



街は、静かに眠っている。


でも、希望に満ちている。


未来への希望。


新しい命への希望。


全てが、輝いている。


グリーンヘイブンは、これからも発展していく。



(次回:第29話「新しい命」に続く)

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