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光輝
いつものように、息子と公園で遊んでいたある日。
息子がある親子のところに駆け寄っていき、
ボール遊びをしたがっている。
慌てて追いかけて、その母親であろう女性に
声をかけた。
すみません。
目が合った。その瞬間。
今までに味わったことのない感覚と感情が
光輝の体に衝撃として走った。
この人、、、いったい、、、
光輝はその女性とは初めて出会ったはずなのに
まるで懐かしいような、自分の全てを受け入れてくれるような。安心感、そして魅力。
無性に惹かれる。
光輝は冷静を装ったが、
内心は混乱していた。しかしそれは嫌じゃなかった。
むしろ、やっと会えた。と
どこかで感じていた。
そしてその女性に無性に触れたい。
自分の気持ちに気づいて欲しい。
この感覚は俺だけ?
君はどう思っている?
そんな思いから、光輝はその女性に
こっそり触れる。そして、様子を見ている。
そして、その女性と最後に会った時は、
吸い込まれるように目と目を合わせていた。
それは間違いなく永遠だった。




