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来世は月で逢いましょう  作者: 坂村すみれ


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9/12

光輝

いつものように、息子と公園で遊んでいたある日。

息子がある親子のところに駆け寄っていき、

ボール遊びをしたがっている。

慌てて追いかけて、その母親であろう女性に

声をかけた。

すみません。

目が合った。その瞬間。

今までに味わったことのない感覚と感情が

光輝の体に衝撃として走った。

この人、、、いったい、、、

光輝はその女性とは初めて出会ったはずなのに

まるで懐かしいような、自分の全てを受け入れてくれるような。安心感、そして魅力。

無性に惹かれる。


光輝は冷静を装ったが、

内心は混乱していた。しかしそれは嫌じゃなかった。

むしろ、やっと会えた。と

どこかで感じていた。


そしてその女性に無性に触れたい。

自分の気持ちに気づいて欲しい。

この感覚は俺だけ?

君はどう思っている?

そんな思いから、光輝はその女性に

こっそり触れる。そして、様子を見ている。

そして、その女性と最後に会った時は、

吸い込まれるように目と目を合わせていた。

それは間違いなく永遠だった。

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