7/12
時間
次の週だった。
明里たち親子は公園でいつものように
遊んでいた。
そこに例の光輝たち親子も遊びに来た。
おはようございます。
おはようございます。
2週間ぶりの再会だった。
明里は複雑な気持ちだった。
彼は今日も私に触れてくるのだろうか。
しかもそれを期待している自分がいる。
しかしその日光輝は明里に触れることはなかった。
さよなら。また会えたら遊んでください。
そう言われた明里は
はい。ぜひ。
一言応えた。
その瞬間。
明里と光輝は見つめ合っていた。
実際の時間は短かったと思う。
しかし、明里には永遠に感じた。
光輝のまっすぐな明里だけへの視線。
それは間違いなかった。
その夜、明里は夫と娘の3人で
いつもの様に寝ていた。
しかしなかなか寝つけなかった。
光輝のことを考えていた。
もう会ってはいけない気がした。




