エスカレート
次の週、明里と明里の娘はまたいつもの公園に
遊びにやって来た。そこには光輝と光輝の息子が
すでに遊んでいた。
おはようございます!
明里は屈託のない笑顔で光輝たちに挨拶をした。
おはようございます!
また会えましたね!光輝は応えた。
しばらく4人で遊んだあと、また明里と光輝は
子どもたちが2人で遊んでいる束の間にベンチで
休憩がてら話しをしていた。
光輝の仕事はスキーやスノーボードのインストラクター
だった。
だから平日に休みのことがよくあるようだ。
光輝の息子の母親とはすでに離婚しており、
光輝がひとりで息子を育てている。
色々な話しをしていても飽きがこない、
むしろずっと話していたい。話が尽きない。
そんな風に明里は感じながら光輝との会話を
楽しんでいた。
その時だった。
あ、まただ。
光輝の手が明里のお尻付近に接触している。
でもそれはまたすぐに離れた。
明里は家で夫のために夕食を作りながら
考えていた。
光輝の手が明里の体に触れることについて。
明里は不思議と不快な感情はなかった。
ただ疑問ではあった。
明里は一般的にいうと少しふくよかな体型で
年齢も光輝よりかなり上だ。
彼は間違いなく私に好意がある。
でも何故わたし?
光輝はまだ若いし、顔もいわゆるイケメンで
モテそうなタイプだ。
でも話していて分かるが、
真面目でシャイな性格なのだ。
何故私に、真面目でシャイな人が
あんな大胆なことを?
明里の頭はその事でぐるぐる回っていた。
ただ、本当にそれは嫌な感じが一切なかった。
それがまた不思議に感じる明里であった。




