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明里と光輝
あれ以来明里は公園には行っていない。
娘には申し訳ないので、児童館や他の場所で
遊ぶようにしている。
光輝にはもう会えない。
夫に申し訳ない。
だけど、ずっと、、ずっと、、
光輝のことが頭から、心から離れない。
四六時中光輝のことを考えている。
私はいったいどうしてしまったんだろう。
でもこの感情、感覚、、
言葉にするとすれば、
"愛している"
間違いなかった。
出会って間もないし、お互いの事を
それほどよく知らないのにおかしな話だ。
でも確かにその気持ちが明里の中にあって、
多分一生、いや、死んでも消えないのだ。
明里は少しずつ日常に戻っていく。
そんなある夜。
明里は光輝の夢を見た。
その瞬間明里は "やっと会えた" と思った。
ずっとこの人を待っていた。
ずっと、ずっと前から。
ありがとう。また出会ってくれて。
明里は目を覚ました。
目から涙が流れていた。
あなただったのね。




