鏡像生命学! なにそれ面白そう(ワクワク)
「鏡の中の生き物をつくる」という本がAmazonでオススメされたので、ポチりました。
今日届いたばかりでまだパラパラとめくった程度なので「こんな本を読んでいた」にはまだなっていないのだが、すっごいワクワクしている。仕事の仕込みだなんだがあってワタワタしているのだが(と言いながら半年塩漬けにしていた本エッセイを一気に投稿するあたりアレなのだけど)、時間を作って読みたい。今夜は眠れない(かも)。
「鏡の中の生き物」とは地球上の生き物とは鏡写しの(光学異性体のアミノ酸で構成された)生物である。古典的な創作物としては1971〜72年の円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ「ミラーマン」があるが、これはただの異世界人ものであった。なろうでは異世界転移、転生ものが多いが、「鏡の中の世界から来た」という作品は皆無であった。私は「異世界からの召喚勇者が原因不明の症状ですぐ死んでいく、原因は鏡を媒介に鏡像世界から召喚していたので召喚先の世界の必須アミノ酸を吸収できずに衰弱した」という作品を構想していたが、形にならないうちに2年ほど前に鏡像世界から転移した悪役令嬢ものの作品を見つけたので書くのをやめてしまった。書いても、つまらなそうだし。
「鏡像世界から召喚した勇者が、召喚先の世界の必須アミノ酸を吸収できない」、これが「鏡の中の生き物」を現実に作り出した時に起こる。外観はほぼ同じ生命、しかし内臓の配置は逆だし臓器移植には使えないけど、作業はさせることができる。何より不要になったら光学異性体の必須アミノ酸を供給停止すればオートマチックに「死なせる」ことができる。なんか倫理的にどうよ、という感じになってきたけど、柴田昌弘の「グリーンブラッド」を見かけだけマイルドにした世界観で1980年代の「花とゆめ」っぽくなってきた。
とはいえ、2024年12月のScience誌に、「人類は鏡像生命のリスクと向き合わねばならない(Confronting risks of mirror life)という意見論文が38名の研究者の連名で掲載されている(フルテキストが無料でダウンロードできるので、読めたら読みます)。どんなリスクがあるのだろう(フリーの翻訳ページにぶっ込んだが、文字数オーバーで翻訳されなかった)。
というか楽しみすぎてワクワクした感じをエッセイに残したいがために、塩漬けになっていた下書き2編をカキカキして投稿する、なんて自分でも変だと思う。
よし、これを投稿したら読もう。