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怪物迷宮譚  作者: ゆうすぎ
第2階層
48/66

VS巨狼 戦闘後


「…………勝った」


 満身創痍だけど、何とかボスを倒した。ゴーレムはすり抜けただけでブラッディスライムは逃げ帰った、フォレストは燃やしただけだ。巨狼こそ初めて倒したボスだ。僕は強い充実感と達成感に包まれて少しの間惚けていた。


 その時こそを狙っていたかのように地中から根が飛び出す。




 惚けていた僕はとっさに避けれず根に拘束された、加えて絶対に逃がさないようにその上から僕をさらに包んだ。ぐっ、何重にも包まれて脱出出来ない。目は覆われてなくて周りの様子が見えるが周りは木の槍で囲まれていた。少しぞっとした、ここで絶対に殺すという執念を感じる。ここだ僕の人生は終わりか……なんて簡単にあきらめるほど軟じゃねえぞ! ギリギリまだ抗おうとし拘束は打ち破ろうとしたが、きつく締められておりすぐには破れない。蔓の拘束を破ろうとしている隙に木の槍が一斉に発射されようとしている


 そんな時、狼の遠吠えが聞こえた。遠くから土煙が見える、影が大きくになるにつれ見えてきたその正体は狼の群れだ。こんな状況で狼が来るとは。もしかして、本来は群れと一緒に戦うはボスなのかも知れない。


 なぜか、さっきまで発射されようとしていた木の槍は止まっている。理由は分からないがこれはチャンスだ。腰につけているナイフで根を切り裂く。慌てて木の槍が発射される。当たらないものは無視して、避けきれないものはナイフで弾く。


「があっ!!」


 何箇所も穴が空く。だが、動かないと死ぬ。さらに木の槍が準備されていく。そんな時、狼達が到着した。どうやら巨狼の死体を見て怒っているようだ。うん? なぜか、僕だけではなく木の槍にも狼は敵意を向けている。なぜだ? 巨狼の死体にも木の槍が刺さっている。これで誤解したのか、運が良い。これで2対1になることは避けられたが……この状態で部屋まで戻る確率は……暗い想像に顔色を悪くすると巨量が出て来た魔法陣の真ん中に階段が出来ていた。


 本能的に飛び出していた、周りの敵が襲い掛かってくるがそれも無視して全力でそこに向かっていた、狼の爪や木の槍などを受けながら階段にたどり着きその下に降りた。後ろの喧騒は気にせず下りた先にあった扉を開け門を通り抜け無我夢中でベッドに倒れこんだ。第2階層もクリアしたぞ。そんな自慢とともに意識は薄れていった。

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