準備の時間
地下二階についた僕は早速槍の材料を探しに森に行くことにした。先端部分は部屋に余ってたから後は木材だけだ。伐採用の斧を持って外に出てみると、1ヵ月前の火事の様子などない立派な森があった。むしろ前よりも大きくなったように思える。
まあ、何よりの変化は中身だが。森に近づいてみると、森が蠢き木の枝が僕を囲んでいく、空すらも覆われていき、地面も振動している……だが、もはや友達のように目を瞑っていても何してくるか分かる。周りを囲っている木の枝を斧を振りかぶって壊して脱出した。
入口にある木を伐採した、邪魔は入ったがもはや障害にはならず躱しながら木を伐採した、一回だけでは運べないから何回か往復したが一回も攻撃が当たることはなかった……とはいえ今までだったらここまで余裕を持って避けれはしなかっただろう。
ブラッディスライムの激闘のおかげで回避能力が上がっているようだ。全部の木材を部屋に運び終わると次は槍を作り始めた。ちなみに、槍を作るのに木材は大量に使うが一本伐採すれば木材は余る。なら、金属は余ってもなぜ木材が余ってないのかというと部屋を見てもらえばわかる。最初の殺風景な部屋と違って棚や小物などが色々置いてある。
この1ヵ月の間で工作をし過ぎて木材が足りなくなっていたので槍を作る材料がなかった。そのおかげで槍を作るのも早く作れるようになった。それだけじゃなく周りには様々な武器が置いてあった。今はまだ金属をうまく加工できないがいつか綺麗な刃物や防具を作る予定だ。
……こんな、地道なことをしていてブラッディスライムに勝てるのか? いや、一歩ずつ歩いて行くしかない。それに、『戦い修練する』この繰り返しで僕は格段に強くなっている。魔法に頼らず戦いの全てを味わい前に進むべきだろう。




