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怪物迷宮譚  作者: ゆうすぎ
第2階層
34/66

VSゴブリン2

 

 ……槍で突き刺す。1ヶ月の修練によってそれは静かで正確に。だが、敵は持っている武器で防ぎ切った。体格差から防ぐのは難しかったはずだが、ゴブリンはうまくそらして僕の攻撃を防いだ。だが、僕の一撃を防ぐのに必死で姿勢が崩れている。


 立て直すより引いて突く方が速いから次で終わりのはずだがそんな甘くない。仲間の隙を補うように周りから攻撃が来た。


 仕方ないから追撃をするのをやめ、周りを払った。体格が違うし武器のリーチが違う、相手の攻撃は僕には届かない。一対一なら僕の圧勝だろう。しかし相手は群れだそれもただの群れじゃない軍として機能している。加えて、敵はただ向かってくるだけじゃなくて、こっちに矢を放ってくる。……だが、1ヶ月で重点的に鍛えたのは攻撃ではなくて防御だ。僕は矢の雨が終わった後僕にかすり傷一つ負っていなかった。


 


 数分経った。今のところ、ゴブリンの攻撃も当たっていないが、ゴブリンに近づくことも出来ていない。それでも、焦らず近づくチャンスを待ち続ける。僕は攻め手がない状況でも集中力を高め続けている。


 いつまでたっても当たらない僕に焦ったのか、ゴブリンが少し前のめりな攻撃をする……チャンスだ。長い間戦った。僕には矢をどうすれば避けれるかそのルートが見えている。行けるはずだ。ただ避けるだけではなく……僕は矢に当たらないまま前に進む。ゴブリンの動揺の気配を感じる。


 さすがに動揺し続ける程ゴブリンは甘くない。すぐに冷静さを取り戻し僕の攻撃を受けようとする。しかし、先程の動揺は致命的だ。そんな簡単に受けれるほど僕の槍は甘くない。


 最初の攻撃は正確さや静かさを重要視したが、今回のは違う全力パワーの突きだ、よく武道では無駄に力を入れてはいけないというがそれは一体一の時だ。それがいい場合もあるだろう。その結果が目の前にある。先程までの秩序だったゴブリンの隊列は崩れ、混沌に沈んだ。 こうなると矢を打てない。さあ、僕のターンだ。

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