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怪物迷宮譚  作者: ゆうすぎ
第2階層
26/66

VS狼の群れ 2


 まず周りに落ちている石を拾って、相手に向かって投げた。出来るだけ狙ってみたがあっさり避けられた。まあ、遠いし速さが違い過ぎるから仕方ないか。姿が見えるほど近づいてきた。12……いや13匹だな。前の狼と一緒で体長1mほどで、色は茶色。一番前に周りに比べて一回り大きいリーダーのような奴がいる。相手との距離は30~~40mほど、到着まで数秒ほどだろう。多数を相手するには武器が頼りないな。出来れば鉄が欲しいな。


 そんなことを考えているともう少しで襲われる所まで来ていた。でも、狼達は突っ立っていると思っていたかもしれないが、それを待っていたんだ。僕は棒立ちの状態から飛び跳ねたように全力で突っ込んだ、狙いは一番前のリーダーだ。リーダーは慌てて避けたが体制が崩れている。そして、その隙を僕は見逃しはしない。その勢いのまま解体用の牙を手に持って体当たりをした。腹に突き刺さりそのまま腹を裂いた。全身血に濡れたが気にせず、槍を持ちなおして動揺している群れに向かって襲い掛かった。


 集団相手に受け身でいっても勝てない、常に先手を取り続けないと。最初は混乱していたのか浮足立っていたが、数匹殺されてやっと冷静になったのか。まとめて襲い掛かってきた。でも、避けて着地した瞬間を突き刺したり、リーチの差を生かし遠くから攻撃したりして渡り合った。どうしても攻撃を食らう瞬間もあったが、むしろ受けてそのままの状態の狼に向けて武器をくらわしたりしてた。部屋に戻れば回復する性質があるからの戦法だろう。自らを傷つけても相手を葬る事に怯んだのか残りは逃げていった。




 勝った。あのまま戦闘を続行してたら危ない所だったからギリギリだな。まあとにかく群れ相手に勝ったんだ。嬉しいな。もう単におびえるだけの僕はいないんだ。勝った喜びで周りへの警戒心が緩んでいたからいけなかったのか。地中から根っこが出てきて、足を掴み。さらに、今までと違って当たったらたたじゃすまないと一瞬で想像させる殺傷用とでもいうべき木の槍が僕に向かってきた。


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