森の探索 2
休憩部屋を出て階段を昇ったら、そこは空は雲一つない蒼空。向こうには緑の迷宮。ここに来るのも2度目だけどやっぱり爽快感がある。よし行こう。そう行って森の中に入……る前に、森の入り口で木の枝や草木を収穫した。さらに、木を狼の牙で削り時間をかけて倒した。
収穫した物を部屋に持ち込む。良く考えればもっと準備が出来るはずだ。出来る限りの事をしたから探索するか。まずは草木でロープを複数作って。前に作ったポケットを腰に着ける。そして、木を牙や骨、爪を使って加工した。出来上がった棒に牙をつけてきつくロープで巻く。これでリーチがある武器が出来た。
今度こそ森の中に入ろう。
森の中は特別に変わった事もなくただ静けさだけがあった。その静けさはどこか不吉なものを想像させた。それでも一歩一歩森の奥へ進んでいった。数分歩くと狼と戦った所まで来た。ここから先は何があるか分からない、慎重に進もう。
進んでいると、草陰に何か違和感を感じた。身体は自動的にその場から離れる。すると、さっきまでいた場所を鋭い牙が噛み砕く。どうやら、狼のようだ。歯を唸らせてこっちを見ている。
一応試してみるか。狼に向かって突きを放つ。空を切る。やっぱりこっちから狙っても無駄か。なら……。
僕はもう一度突きを放つ。タイミングを見切ったのか僕の槍を避けながらこっちに飛びかかってくる。このままなら奴の牙が僕に致命傷を負わせるだろう。しかし……フリをして戻す。そして、狼が突っ込んでくるのに合わせて槍を刺した。最後の悪足掻きも受けないように殺し切るつもりで。狼は一瞬ビクッとしてそして動かなくなった。
モンスターを一撃で倒せるようになるとは僕も成長したなと達成感を感じながら死体に向かう。そこに地中から蔓が出てくる。
まあ、予想している。逆に僕は蔓を手で掴んだ。2度も同じ手が通用するか。そして逃がさないとばかりに、蔓を地上に引っ張った。
しかし、引っ張ったが出て来たものは何もなかった。周りの植物と繋がっているだけだ。動く仕組みはないし怪物はいない。てっきり地中に化物がいるんじゃないかと思ったけど。魔力みたいなもので植物を操るモンスターでもいるのか? 狼? 狼は違うだろそのような力は見せなかったし死んでから使われたしな。でも周りを見てもそれらしいものはないんだよな。
そんな事を考えていたら、また襲い掛かってきた。避けて、引っ張って、避けて、引っ張っての繰り返しだ。何度やっても普通の根っこしか見つからないな。っと木も倒れてきた。でも遅いし予備動作は大きいしで簡単に避けれる。
でも、攻撃性能は低くていつまでたっても避けられるけど、代わりにこっちの攻撃も意味ない……最初にこれに襲われた時ずっと襲いかかってきた。つまり、これの攻撃範囲は森全てだ。そのデタラメっぷりは一度置いとく。森全てが植物を操れる範囲なら敵はどこにいるか? 中心にいるんじゃないか? このまま避けていても何も解決しないし向かうか、ハズレでも損はないだろう。
……ああでも、損は無いかもしれないけど危険はあるだろうな。それを自覚しながら奥に進んだ。




