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異常な回復
「……っは!」
意識が落ちそうだ。意識を落とす前にで水で体を洗い。布団のカバーを破いて包帯代わりに巻いた。後は眠るしかない。僕は目をゆっくり閉じた。そのまま永眠にならないことを祈りながら。
一日目は体中が動かなかった少しでも動いたら電流が走るような痛みがした、それに加えて体中に痒みが発生した。何とか掻かないで済んだが……起きた事を少しだけ後悔した。異常は二日目から始まった、起きたら部屋を歩けるぐらいになっていた。もちろん痛みや痒みはあるが軽いものだった。三日目はある程度は運動さえできるようになってきた体の傷も無視できるぐらいだ、そして四日目には激しく運動ができるぐらいになってきた少しだるいが傷は意識しなきゃ気づかないぐらいだ。五日目、完全復活だ。
これはもう何かされてるな、この体の回復力はおかしい。それだけじゃなく、一日目はベッドから動かず寝たきりだったが一日食べなくても感じないのだ。いや、何も感じないのは言い過ぎか空腹を感じたがせいぜい朝食を抜いたなぁぐらいだ。もしかしたら何も食べずに生きられるかもしれない。ただ、身体能力は変わってないようだ。あくまで普通の人間としての能力で戦えということだろうか? もし主催者がいるとしたらいい趣味をしている皮肉ではなくそう思った。




